【衆議院選挙】自民党、非公認候補支部に政党交付金 森山裕幹事長が認める - 日本経済新聞 (original) (raw)
自民、非公認候補支部に政党交付金 森山幹事長が認める
2024年10月23日 12:19 (2024年10月23日 18:44更新)
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自民党の森山裕幹事長は23日、派閥の政治資金問題を巡り衆院選(27日投開票)で非公認とした候補の党支部に政党交付金2000万円を振り込んだことを認めた。「政党支部に党勢拡大のための活動をしてもらう趣旨で支給した。候補者に支給したものではない」と説明した。
自民党は9日、政治資金収支報告書の不記載があった議員のうち12人を公認しないと発表していた。このうち9人が無所属で出馬した。
立憲民主党の野田佳彦代表は福岡市で記者団に「事実上、公認と同じだ。国民を欺いている」と問題視した。日本維新の会の藤田文武幹事長は「事実であればあり得ない」と批判した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は自身のX(旧ツイッター)で「自民には反省の姿勢が見えない」と強調した。自民党内からも「致命傷になりかねない。接戦となっている選挙区の情勢に影響が出る」との声が漏れる。
共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は23日、自民党が公認料を出していない候補の党支部に政党交付金2000万円を振り込んでいたと報じた。「党勢拡大のための活動費」として衆院選の公示直後に振り込まれていたと指摘した。
青木一彦官房副長官は23日の記者会見で「自民党の政治活動に関することであり、政府としてコメントすることは差し控える」と述べるにとどめた。
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