地元、岩手の食材への愛が伝わる厨房酒場。 | NORMEL TIMES (original) (raw)

『厨房酒場 カモメセラー』内観

銀座にある『厨房酒場 カモメセラー』はお腹を空かせて行くべきだ。店主、佐々木徹勝さんの出身地、岩手の食材を使った料理からカツサンドやナポリタンといった懐かしい一皿まで、とにかくメニューが豊富だから。

『モンドバー』で21年経験を積み、2010年に独立した佐々木さんは、“バーテンダーが作る食中酒と食が味わえるバー”をコンセプトに、銀座で腕を振るい続けている。つぶ貝、うに、海藻など三陸の海の幸、きのこ、鴨、豚といった岩手の豊かな自然が育んだ食材の数々を多彩な調理法で提供してくれる。たとえばカキひとつでも、フライ、アヒージョ、蒸し、レモンバター焼き、グラタン、焼きめし……など、レストランも驚くほどのメニューが並ぶ。店名とロゴに描かれたカモメは、大船渡市のシンボル。店のあちこちから、佐々木さんの地元への深い愛情が感じられる。

すぐにでも足を運びたくなるが、初回は来店経験のある人と訪れるというルールがある。「洋食の定番料理は揃えていますし、BGMはジャズが中心で、ジュークボックスからは昭和歌謡が流れる。特に50代以上の男性が好きなお店だと思うんです。もちろん若い人も大歓迎ですが、まずは方針を理解してくれている方と来てもらえたら」と佐々木さん。まずは『カモメセラー』好きの先輩や友人に連れて行ってもらおう。初めての敷居は少しだけ高いが、一度足を運べば心をつかまれ、すぐにまた訪れたくなるバーなのだ。