産後間もない私と新生児を自宅に残しモラ元夫がハワイに上陸 帰国後にもたらされた二次被害 (original) (raw)

これはモラハラ元夫(以下モラ元夫)がまだ無職になる前、一応会社員をしていた頃の話。

とある年、会社内で社員旅行(ハワイ)がありました。もちろんモラ元夫には「行かない」という選択肢はありませんでした。

モラ元夫は社員旅行にを楽しみにしていた

モラハラ元夫は社員旅行の行き先が決まると、子どものようにはしゃぎました。

など、普段であれば面倒がるようなことでも、この時ばかりは準備がスムーズでした。

もちろん、スーツケースへの衣類等の詰め込み作業は私でした。そしてモラ元夫は、遠足前日の子どものようにワクワクソワソワ…。

時折、

「ハワイってごはんがおいしくないけど…」 「観光ヘリには必ず乗りたい」 「キラウエア火山は絶対見る」

など聞いてもいないことを延々と話していました。

普通の人が相手であれば「ワクワクするな!!」とは言いませんが、相手は私の天敵のモラ元夫。ワクワクしている姿を見るだけでもイラッとしていたのは事実でした。

モラ元夫が社員旅行を楽しみにしていたことがイラッとした理由

当時私は、一般の販売・製造業を主とする地元企業に籍を置いていました。私の勤めていた会社にも社員旅行・親睦会など定期的に催されていましたが、モラ元夫と結婚後は、社員旅行はおろか、親睦会すら出席させてもらったことがなかったのです。

一度は会社の上司から「親睦会くらいは(社員同士の交流のためにも)来た方がいいよ。」とまで言われてしまい、そのことをモラ元夫に伝えるも、

「そんなことを会社が強制することの方がおかしい。」

と取り合ってもらえなかったこともありました。

でも、元夫は社員旅行に当たり前のように行きます。

当然私に「社員旅行に行っても良いか」の確認もなしでしたし、そのくせ荷物をまとめる準備は私に丸投げです。

自分は行きたいところには行くけれど、嫁である私にはどこへも行かせないこの矛盾した考えが、私には理解できませんでした。

そしてもうひとつ、当時生まれて間もない長女がいたのです。

幸い私は「育児休暇中」でしたので、「仕事」がない分、育児にも専念できる環境ではありました。ワンオペ育児自体は、普段と変わらないため抵抗はありませんでしたが、生後間もない乳児と産後間もない嫁(女子供)を1週間近くほったらかしして旅行に行ける神経に驚きでした。そしてモラ元夫は、自分の留守中のことを心配するそぶりもありませんでした(笑)

でも、旅行の準備で妙に浮かれるモラハラ元夫に対しては多少イラッとすることもありましたが、私にとってはモラハラ元夫が何日か家を空けるという事実、「私の自由な1週間がやってくる」という嬉しさの方が上回り、結果的には「どうぞ行ってきてください!!」と両手を振って快く送り出したのです。

モラハラ元夫はいない1週間はごく普通の生活

モラハラ元夫がハワイへ旅立ってからの約1週間、それはそれは平和な日々を送ることができました。

当たり前のようだけれど、当たり前にさせてもらえなかったことが1週間限定でできました。しかしたったの1週間…モラハラ元夫は、元気に帰宅してしまいました。

そして、モラハラ元夫が帰宅後、一気にどん底に落とされることになったのです。

モラハラ元夫が購入してきたお土産に苛立つ

まずはワンピース。

私と、娘(当時0歳)に普段着にはできないようなワンピースを購入。もちろんそれを着て出かけるにも肌の露出が多くて無理💦0歳児の娘の分に関しても、「体が冷えそう」という理由から着せることがないだろうと思われるデザインのもの。

当時から「パンツ派」だった私は、正直「いらない」と思うものの、そんなこと言った日にはお決まりのお説教コース行きになるため、心にもない「うれしい!!!」を何度か言ってあげました。

そしてモラハラ元夫が得意げに話す土産話を聞くために、私は時間を割くのです。

モラハラ元夫はお金の使い方がおかしい

モラハラ元夫は、結婚前から金銭感覚が私とは異なっていました。自分の欲しいものややりたいことを我慢することができなく、「借金してでも手に入れる」タイプの人でした。当然貯金もあるはずがなく、共働きであるにもかかわらず生活費の負担割合は私の方が大きなものとなっていました。

そんなモラハラ元夫が「私名義のクレジットカード」を持ってハワイ旅行に行ったのです。

そしてモラハラ元夫が帰宅した時、私の「いやな予感」は見事的中したのです。(私には未来が見える能力があるのではないかと思うほどでした)

私のカードを持ってハワイへ上陸したモラハラ元夫は、早速「お金を使うこと」をします。

せっかくのハワイですから、ヘリで観光とお土産までは良しとします。

ですが、リムジンいる?パブに行く必要ってある?

どう考えてもただの見栄だよね~(# ゚Д゚)

一体いくらしたのか…怖い!!

そして私たちへの(着ないで終わった)ワンピースも私のカードから購入されたものでした。

このカードは旅行前にモラハラ元夫から、

「使うために持っていくわけではなく、万一の予備として持っていくだけだから」

と言われて、この段階で「ああ、すべてをカード決済にする気満々だな…」と分かったのですが、モラハラの逆鱗に触れることを恐れていた私がしぶしぶ渡してしまったのです。(モラハラ人は自分の思い通りにならないことで暴言暴力をおこないます。)

カードには私のサインもしてありましたし、一目で女性ものだとわかるはずなのですが、当時の店舗側のずさんなチェックも手伝って、まんまと私のカードですべてのものを決裁していたモラ元夫。その金額はなんと10万を超えていました…。

私名義のカードであるため、最終的には私のもとへ請求が来るのですが、モラ元夫は1度も支払いをすることは無く、私がモラ元夫の旅行で楽しんできた金額の支払いをしなくてはならなくなったのです。

でもモラ元夫といえば、「土産を買ってきてやった」とドヤ顔です。

意味不明です!!自分のお金でもないくせに…私が自分自身でハワイのお土産を買っているようなものですから。さっさとその土産を返してこいや~!こう叫びたくなったのは事実です。

さいごに

モラハラ人は基本的には「自分の欲望を押さえること」ができません。自分の欲しいものはたとえ借金をしてでも購入しますし、その借金自体も「無計画」であるため、返済のことに関してはどこか他人事です。もしかしたら借金=自分の財産(負のではない)くらいに思っているのかもしれません。

それならばモラハラ人自身の名義で借金をしてもらえばよいのでは?とも思うのですが、私の元夫を含むモラハラ人の多くは「すでに借金ができない人」が多いのではないかと思っています。

元々お金にだらしない人です。これらの人は共通して、

または、

場合が多いのです。そしてモラハラ人特有の考え方で、

「自分の名義がダメなら、家族名義でお金を借りればOK!!」

というとんでもない考えに至るのです。

ここで言う家族は主に配偶者を指しますが、子どもがいる場合は子どもが社会人になったとたんに対象者となります。

今回はモラ元夫が「社員旅行」というイベントを経て、

の2つが浮き彫りになった話を書きました。

今思い返せば、モラ元夫が社員旅行に行っている間に別居してしまうという手もあったかもしれません。が、この時はまだそこまで「離婚」を強く願っていなかったこともあって、婚姻後最大のチャンスであったこの「モラ元夫の不在期間」を「ゆっくりできてうれしい期間」くらいにしか思っていませんでした。(のちに後悔することになったのですが…)

結果的には別居を経て離婚までたどり着くことができましたが、モラハラ人相手に離婚するのも一苦労でだったのです。