【イベントレポート】10月14日(月祝)『静岡市×エスパルス 三保松原保全イベント supported by故紙センタートヨタ』開催、郡司璃来選手・高木践選手・猪越優惟選手が参加 (original) (raw)

エスパルスは静岡市(三保松原文化創造センター みほしるべ)と連携し、三保松原の保全啓発活動を継続的に実施しています。10月14日(月祝)に三保松原 羽衣の松周辺にて、株式会社故紙センタートヨタ様にご協力いただき、三保松原保全イベントを開催し、秋晴れの中、300名近い参加者の皆様にお集まりいただきました。

開会式では、静岡市三保松原文化創造センター 鈴木孝久所長より、松原の役割や保全活動の必要性、年間7500名を超える方にボランティアに参加いただいていることをお話いただきました。そして、(株)故紙センタートヨタ 代表取締役 髙野将史様より「三保は松原が世界文化遺産 富士山の構成資産であることに加え、エスパルストップ・アカデミー選手の練習場のある聖地でもあり、エスパルスを未来に繋ぐ場所です。今日は皆さん様々な想いをのせて活動いただき、愛する三保、エスパルスを未来に繋げていきましょう。想いは形になります、本日のイベントが選手の力になるよう思いっきり活動しましょう。」とご挨拶をいただきました。

今回のイベントには郡司璃来選手・高木践選手・猪越優惟選手も参加し、参加者の皆さんと共に保全活動を行いました。楽しく会話しながら熊手を使って松葉をかき集めたり、集めた松葉を袋に詰めて運んだり、「いつも応援しているよ!」「頑張ってね!」などと参加者の皆さんにお声がけいただき楽しく交流しながら活動を行いました。

約30分間の松葉かきはあっという間で、約500袋が集まりました。参加者からは「クラブが地域を大切にしてくれることは嬉しく、その分チームを応援したいという気持ちも高まり、クラブ、ファン・サポーター双方にとって良いイベントだと思います。」「今まであまりここに来たことはなかったのですが、思っていたよりもたくさん松葉が落ちていたのでまた来たいと思います。」「三保松原を守るには人の手が必要だと分かりました。」といった感想をいただきました。

美しい松原を未来に繋ぐためには、多くのボランティアの皆様の力が必要です。今回作業を行ったエリアも、地元のボランティアさんが日々活動をしてくれています。エスパルスでもキャンペーンを実施しているので、ぜひ練習見学や三保観光と一緒に継続的にボランティアへの参加をお願いします。エスパルスファミリーの力で美しい世界遺産の風景を守っていきましょう!

本イベントにご参加いただきました皆様、故紙センタートヨタ様、静岡市の皆様、ありがとうございました。

参加選手コメント

高木践選手

天気にも恵まれ参加者の皆さんと楽しく清掃できました。三保松原の歴史をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。三保は自分たちが練習している地域で、また静岡の一つの歴史の場所でもあるので、今回は清掃活動という形で少しでも地域貢献ができて良かったです。本日一緒に参加いただいた皆さんに「応援しています」とたくさん声をかけていただいた分、試合で恩返しをしていきたいと思います。

郡司璃来選手

楽しくファン・サポーターの皆さんと関りながら松原清掃ができたと思います。たくさんの人が「応援しているよ」「頑張ってね」と声をかけてくれて、多くの人が応援してくれていることを改めて感じることができました。清水は熱い気持ちを持ったファン・サポーターの皆さんが多いので、しっかり結果を残して想いに応えていきたいと思います。

猪越優惟選手

ファン・サポーターの皆さんに温かく迎えていただき、とても楽しく内容の濃い時間を過ごせました。クラブと地域の繋がりはもともと感じていましたが、改めてエスパルスのファン・サポーターの皆さんは温かい人が多く、「頑張って」「応援しているよ」という声を直接かけてもらえて自分としても大きな力になりましたし、その期待に応えていきたいと改めて思いました。このような活動に参加することももちろん大切ですが、ピッチでのプレー、勝利を見てもらえるようこれからも頑張っていきたいです。

松葉かきの必要性

マツは栄養の少ない土地で育つことができる木です。しかし、松葉がたまって土地が豊かになってくると今度は他の木の森林に移り変わってしまいます。マツから別の木に移り変わらないようにするために松葉かきが必要となります。

また、マツ材線虫病から守ること、マツの世代交代を促すことも大切なポイントです。

エスパルスと三保松原

エスパルスの練習場やクラブハウスは、世界文化遺産 富士山の構成資産 三保松原の‘構成資産バッファゾーン’に位置します。これまで松原保全活動に選手、スタッフが参加したり、過去にオフィシャルユニフォームに「三保松原から見える富士山柄」を採用したり、プロモーション素材を三保松原で撮影したりと、とても深いつながりがあります。マスコットのパルちゃんやピカルちゃんの耳も現代版羽衣をイメージしています。また、宮本航汰選手は三保出身の選手です。

エスパルス三保松原保全キャンペーン

松葉かきボランティアに参加するとオリジナルの参加賞がもらえる『三保松原保全キャンペーン』も年間を通じて実施しています。みほしるべでは毎日ボランティアを受け付けており、また定期的に各保全団体のイベントも開催されています