古賀連合会長が10月退任、後任に神津氏ら浮上 野党再編支援が課題 (1/2ページ) (original) (raw)

民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)の古賀伸明会長は3日、盛岡市で開いた中央委員会で「連合本部での勤務が10年となる10月に退任させていただく」と述べ、秋の連合定期大会で実施される会長選に立候補しない考えを表明した。会長職は最大2期4年が通例だが、3期目を務めていた。

古賀氏は表明後、後任人事について「労働運動を再構築しないといけない。変革に挑戦する人がなると良い」と記者団に語った。

古賀氏は福岡県出身で、宮崎大卒業後、松下電器産業(現パナソニック)に入社。同社労組委員長、電機連合委員長を経て平成17年から連合の事務局長、21年から会長を務めている。

古賀氏は26年の春闘で、連合として5年ぶりにベースアップ(ベア)を要求。今年の春闘でもベアを求めるなど賃上げ交渉を主導した。安倍晋三政権下では政府、経済界、労働団体の代表による「政労使会議」への参加も決断した。