『家事か地獄か』稲垣えみ子著・持たずに生きる極意#シンプルライフ (original) (raw)
シンプルな食事でOK
稲垣えみ子さんといえば、電気の使用量を極力控え、洗濯は手洗い、冷蔵庫は持たず、土鍋でご飯を炊く究極のシンプリストです。
「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」を読んだので、感想をお伝えします。
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9割の服を手放して
新聞社を早期退職
朝日新聞に勤務し、論説委員として活躍した稲垣えみ子さんです。
50代で退職して、それまでのマンションから引越しを決意。
家賃の安い狭いお部屋に暮すため、たくさんの服や食器、雑貨を手放しました。
何と9割の服を処分したとか。
夏でも電気代が200円。
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ミニマムに暮らす
冷蔵庫を持たないから野菜を干して料理に使う
自宅ではエアコンを使わず、もちろんテレビもなし。
『家事か地獄か」の本には、なぜそういうライフスタイルになったかを、丁寧に書いています。
退職金はあったでしょうが、給料が振り込まれないリタイア生活なので、コンパクトな生活のために、大幅にモノを減らしたそうです。
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母の認知症
完璧な主婦だった母
本の中で稲垣さんは、お母さんが認知症となり、料理ができなくなったことを記しています。
手作りのご馳走をテーブルいっぱいに並べて、お客さんをもてなすのが好きだったお母さん。
ですが、認知症を発症すると手順がわからなくなり、冷蔵庫の扉を開けて、首をかしげる日々。
そのことがきっかけになり、ラク家事で最低限の1汁1菜を推奨されています。
家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択 [ 稲垣えみ子 ]
読書の秋におススメの1冊。
稲垣さんはエリートだった男性が定年後に妻を亡くして、あっという間に生活を立て直せなくなったケースを見た体験から、男性の家事参加を呼び掛けています。
50歳で早期リタイア。
講演活動はコロナ禍で中止。
それでも胸は晴れやか。
「狭く古い家」にしたら手に入った「驚くべきもの」 住めば住むほどにジーンと幸せを噛み締める | 買わない生活 | 東洋経済オンライン
服を捨てて、買わない生活をして、ミニマムライフを発信。
私も見習えるところを取り入れていきたいです。
コメや飲料水・トイレットペーパーなど重たい買い物は、楽天が便利ですね。
まとめ
冷蔵庫はないけれど、近くの中華料理屋やカフェを利用して、地域に経済を回している稲垣さんです。
この本のテーマは、家事と人生のしまい方。
ムダを排して、シンプルに徹底すると、終活に対しても達観することができそうです。
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