整理収納にハマった家!亡き母の呪縛が今も辛い主婦「ウチ断捨離」感想 (original) (raw)
収納ボックスにきっちりモノが詰まっている
2022/08/11更新しました
BS朝日「ウチ、断捨離しました」3月18日放送分は、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ50代の奥様が、登場しました。
一見すると片づいていますが、たくさんの収納グッズにモノがぎっしり詰まっているお宅です。
収納上手はモノを減らせなくなる。整理収納のワナを感じた番組だったので、感想をお伝えします。
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体裁を整えるための収納
モノを減らせばゆとりが生まれる
ブログ内の画像は、すべてわが家の実情を撮影したものであることを、最初にお断りいたします。
今回の奥様はご主人が単身赴任中、成人された息子さんと娘さんとのマンション住まい。
整理収納アドバイザーの資格をお持ちなだけに、とても片づいて見えるお宅です。
暮らしぶりにゆとりがあるご家庭で、奥様は女子大卒。
小さいときから親に頼りにされるほどの、しっかり者の長女でした。
4年前に80代で亡くなったお母さんは、手作り創作に熱意のあるバイタリティあふれる方。
しかし、モノを捨てられず、実家は片づいていなかったそうです。
娘さんは、汚部屋っぽい実家がコンプレックス。
整理収納アドバイザーの資格を取ったのも、「片づけられる自分」になりたい。
その一心だったとのこと。
『ウチ、断捨離しました』を見ていると、さまざまなご家庭が世の中にあって、悲喜こもごものドラマがあることに気づかされます。
そして、案外と多く見受けられることが。
- 母と娘の感情の行き違い
- 母からの過干渉に悩んだ娘時代の記憶を引きずってしまうこと。
断捨離はモノへの執着を手放すことだけでなく、感情をどう処理して、次の段階へ進むかをテーマにしているのでしょう。
モノが詰まった家
「一見、きれいに 片づいて見えるけれど、扉を開けるとモノがぎっしりですね。
体裁を整えているだけではないですか?」
やましたひでこさんは、そのように指摘されました。
すると、50代主婦はタンスに仕舞われた母とおそろいの着物を取り出します。
母とおそろいの着物は、訪問着で色違い?!
娘さんがピンク色、お母さんはグレーの地色です。
絹の光沢がある、綸子(りんず)のようでした。
しかも、むりやりお母さんから押しつけられて、ピンクの着物の支払いをさせられたというじゃないですか!
娘の好みを聞かずに、いきなり高額な着物を作ってしまう母親は、独善的な香りがプンプンとします。
「母との思い出がある着物をどうしたらいいの?」
袖を通すことなく、30年も経てしまった着物に、「これは断捨離のなかでも難しい部類になります。まずは収納グッズに収められたモノから始めましょう」と、やましたさん。
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家じまい
実家を片づけて、母から責められる
50代主婦は、母親に責められた記憶を持っていました。
母は4年前に亡くなったのに、今も心に引っかかる。
どうすればよかったのかと、今も苦しい。
それは実家を処分したことに起因しています。
そう、家じまい。
「業者さんに依頼したため、家にあるものをほとんど処分したのです。
そうしたら母が『思い入れのある食器をなぜ持って来てくれなかったの?』と。
時間がなかったことを説明しても、納得してくれず……」
そんな50代主婦に、「辛い思いをお母さんにさせたことを、自分に許そう」と、やましたひでこさんが声を掛けました。
娘を悩ませる母の呪縛は、自分自身を許せない気持ちにあることを看破したのでしょうね。
本当に必要な量とは
本当に使いたいモノだけ残す
さて、ご家族がいるため、洗面所にはドライヤーや息子さんや娘さんの者を含めたスキンケア用品がたくさん。
収納グッズから中身を取り出すと、ムダにしまっているモノに気づきます。
結局、番組ではたくさんの収納グッズを処分しました。
無印やセリアにも、収納グッズがたくさん売られていますね。
私もつい欲しくなり、買ってしまうのですが、収納も厳選したほうが生活しやすくなります。
客用カップやグラスが多いのも悩みの種です。
減らすポイント
- 自分の気持ちを基準にする
- 使いたくないものは処分
「高いモノだから 」とか、「いただき物だから」とか捨てられない言い訳をせずに、手放したほうが、気持ちの整理がつくに違いありません。
断捨離と心の変化
母の呪縛と着物
たくさんの資格をお持ちの奥様。
心理カウンセラーの資格もあるが、取ったことも忘れていたそうです。
- 箔をつけたい
- 人から認められたい
断捨離によって、ご自分の気持ちに気づくことができました。
素の自分を表現することができたら、人との和やかな関係を築きやすくなります。
物置部屋だった防音室を片づけて家族の趣味部屋にし、リビングの目につく場所から母の遺影を移動。
「お母さんが中心になっていた」ことに気づいたのです。
ここで、やましたひでこさんのアドバイスが、視聴者の私の心にも響きました。
「自分が勝手に母の呪縛を作っていた可能性がある。
着物を着てみると良いですよ。
モノとの新たな関係性ができますから」
さらに空間にゆとりを持たせるため、リビングのソファの位置を変えたり、テレビを移動させたり。
母の手作りのティシュボックスは、残されました。
棚の奥から50年前の絵日記が出てきたのは、びっくりです。
「母さんが前髪を切ってくれた。ガタガタになってしまいました」
最後は、重荷となっていた過去を、笑い飛ばせるようになった奥様です。
心と断捨離について、今回も勉強になりました。
まとめ
モノを減らして気持ちの整理も
母の呪縛は、心の幻想か。
そんな感想を持った今回の番組です。
私にはふたりの娘たちがいますが、もしかしたら過干渉で口うるさい母親だったかも(~_~;)
いや、そうに違いない。
私が亡き後に、娘が苦しんだり恨んだりしないように、気をつけたいと感じました。
さて、きょうも身の回りを片づけて、自分らしく過ごしたいですね。
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