「氷艶2024」感想、ここだけの話 (original) (raw)
こんばんは。『氷艶-十字星のキセキ-』を見て以来、
エリアンナさんの歌う「奇々怪界」が、頭の中でグルグル回ってます。
元々、ゆずの歌の中では、異色なテイストで印象に残っていたのですが、
物語の中で聴くと、まったく違う曲のような新鮮さで、脳内リピされてます。
それにしても、改めて公式パンフレットを読んで、
「もう一回、見せてくれ~」な心境です。
私は、生粋の高橋大輔フォーエバーチームのみなさんとは、少し違う立ち位置なので、
私なりに感じたあれこれを、つらつらと書きたいと思います。
まず、物語の最初の部分、カケル(大ちゃん)とトキオ(拓郎さん)、ユキ(哉中ちゃん)の3人が、一緒に夢を追いかけようと約束してから、ユキが亡くなるまで。
物語の核となる部分ですが、お時間の都合で駆け足だったので、一度見ただけでは理解度が浅く、途中、「トキオさん、『3人で』『3人で』って、そんなに怒らなくてもえぇのでは…」と思いました😅
スイッチが入ったのは、それまでフツーの衣装(リアルクローズ?)で演じていた大ちゃんが、
「今年最も期待される10人」授賞式のパーティに、タキシード姿で現れたシーン。
うぉー、かっこいぃぃぃ。
オーラが凄過ぎて、なんでこんなにタキシードとスポットライトが似合うのか謎😆全日本選手権での“レット・バトラー”を思い出しました。
いや、まじて、いきなり自然発光して輝きだしたんですよ。
そして、今回、驚いたのが、高橋大輔、友野一希、島田高志郎お三方の演技でした。
高橋大輔氏は、大野拓朗氏と二人での芝居が多かったのですが、
拓朗さんは、さすがのプロの芝居。
対する大輔氏は、ものすごくリアルでナチュラルな芝居。
よく、「舞台とテレビの芝居は違う」と言われますが、例えるなら、拓朗さんは舞台、大輔さんは、テレビかな。
大ちゃんは、日常生活で自然に話している感じなのに、声がよく通るし、内容も伝わってくる。もしかして、めちゃめちゃ芝居が上手い??
私の席の位置は、大ちゃんが頻繁に向かってきてくれる方角だったのですが、
ユキが亡くなったとき、背中を丸め、本当に涙を流し、声にならない号泣をしているのに驚きました。
拓朗さんも、泣く場面では、本当に鼻が赤くなって泣いていたので、びっくり。
今まで見たミュージカルや歌劇、演劇で、役者が本当に涙を流して泣いているのを見たのは、初めてじゃないかと思います。
不勉強なだけかもしれませんが、声や表情が泣いていても、本当に泣いている人は、見たことがなかった。
だけど、大ちゃんは泣いているし、友野くんも泣いているし、拓朗さんも泣いて鼻が赤くなっていて、つられて泣いちゃう。
千秋楽のムードも一因だったのかな?
「表現力のあるスケーターは、感受性、役への入り込み方が、すごいんだな」と思いました。
友野くん、ホームドラマに出られそうだけど。「渡る世間は鬼ばかり」タイプのドラマ、いけるんちゃう?
高志郎くんは、ワンピース・オン・アイスに続き、作品に確実に爪痕残すよねー。
9頭身だか10頭身だか知らないが、まさに“映える肉体”。
ステファンが、高志郎くんのことを「一言で表現するなら“アクター”」と言っていましたが、さすがに、よくわかっているな、と。
ただし、僭越ながら申し上げますと、ステファンの振付を持ってしても、高志郎くんの“アクター”を100%引き出せていないと思う。
もっとエグイ振付や、キャラの立った、おどろおどろしいプログラムが見たいっす!
『氷艶2024』を見なかった高志郎くんファンは、絶対、後悔しますゼ(もう遅いけど)。
荒川さんの演技も、本物の役者よりすごかった。
おどろおどろしい表情やしぐさが、脳裏に焼き付いています。
大輔氏は、前回の氷艶で、歌が上手いことは知っていましたが、
今回は、さらにうまくなっていて、驚きました。
ここだけの話をすると、ミュージカルスターの拓朗さんは、圧倒的な歌唱力じゃないですか。
だから、リンクに拓朗さんと大ちゃんだけが残され、
曲のイントロが流れると、私は、めちゃめちゃ緊張しました。
「え、大ちゃん、拓朗さんとデュエットしちゃうの?それはヤバくない?力量に差が出てしまうのでは?」って。
しかし、たいていは、拓朗さんが一人で歌い、大ちゃんが周囲を滑る、という安心設計でした。
が!! 終盤、カケルがトキオに別れを告げるシーンで、
カケル(大ちゃん)が、「かける」を独唱します。
出だしのアカペラ「♪一人じゃなーい」が響いた瞬間、
ものすごい声量と情感に、鳥肌が立ちました。
うますぎー
こうなると、「拓朗さんとハモってくれ~」と期待したけど、それはなかった(と思う)。
次回は、ぜひ、デュエットをお願いしたい。
そして、拓朗さんが、ふつ~~に、氷の上を滑って移動したり、歌ったりセリフを言ったりしているのが、よくよく考えると“異常”でした。
私がもし、三週間前にスケートを始めたとしたら、歌っている途中で転ぶし、リンクから上がったり、リンクに入るときは、手すりが必要です😑(間違いない)
ここだけの話、拓朗さんが出ずっぱりなのは、一度リンクに降りたら、ひんぱんに出たり入ったりできないからではないか…という推理も…
拓朗さんの顔が巨大スクリーンに映し出されるラスト、
あまりのイケメンぶりに引いたけど、経歴を拝見すると、
「ミスター立教」だったのね。
それでミュージカルスターでスケートも3週間でマスターして、スケートファンで人柄もいいって、よくそんな人がタイミングよく現れましたよね。
拓朗さんに限らず、キャストに、フィギュアスケートを観戦していた人が多くて、そこにもご縁を感じました。見えない磁力が働くんでしょうか。
友野くんの歌と芝居も、すばらしかったです。
家族を震災から救った「青年の想い」のお芝居、思いっきり刺さって号泣しました。
繰り返しますけど、「渡る世間は鬼ばかり」タイプのドラマ、いけるんちゃう?
大ちゃんと歌っているシーンも、上手かったなぁ。
カラオケ、下手って聞いてたけど。
今回、高橋大輔&友野一希の歌唱、
高橋大輔&島田高志郎のアイスダンス(笑)があり、
スケートファンには、予想を超える高橋大輔と二人の“コラボ”だったと思います。
そのうえ、長谷川開さんとか、エリアンナさんとか、声量ありすぎて、歌が安定しすぎていて、わたしゃあ、録音じゃないかといぶかったくらいでした。
さらにさらに、佐々木晴也とか𠮷野晃平とか櫛田一樹とか大島光翔とか(敬称略)、見るべき人ばかりなので、目が追いかけきれませんでした。
入れ代わり立ち代わり、一人で複数の役をやるし、そのたびにみんな楽しそうに演じているので、見なくていい空間がなくて、気が抜けなかったです。
もう1回見て、いろいろ確認したい。
そういえば、スピードスケート出身の松橋さんが、「鳥捕り」の役をやっていて、
私は、「銀河鉄道の夜」の中で「鳥捕り」の話が好きなので、「きたー」と思いました。
鳥捕りの男が、夜、川に飛来してくる鳥を捕まえて、脚を持ってヒョイヒョイと袋の中に放り込むの。すると、鳥が紙みたいにペチャンコになるので、それを束ねて売りに行く話。本当に、そんな職業があるのだろうかと、調べてみたことがありました。(ありませんでした!)
もう一度、読みたくなったな、「銀河鉄道の夜」。
そして、最後は、ゆずの二人が登場して、ミニステージに乗って、コンサートが始まります。本来なら唐突なはずなのに、なぜか合う👍
めっちゃ、楽しかったです。5曲は歌ってくれたかな?(カウント怪しい)
『虹』も歌ってくれて、日本生命のCMの浅田真央ちゃんを思い出しました。
バンクーバーオリンピックの時だから、胸がチクリとしました。
あ、ここだけの話、舞台の位置がリンクのやや中央に置かれていたから、
最前列なのに、後ろ姿しか見えない人もいたのでは?
そこは、ちょっと気になりました。
ショートサイドのお立ち台に来たときは、大ちゃんと北川さんが肩を組んで歌っていて、私としては、眼福でした。
あとは、前のブログに“大ちゃんかわいい人たらし”って書いたけど、
千秋楽の挨拶とか聞いていて、「これは、大ちゃん、愛されるよねー」と思いました。
全方位のスタッフに感謝の言葉を述べて(福士さんは抜かしかけたけど😆)、
みんなに気を使って、集合写真撮影のときは、「ちっちゃい子たち、前に」って子どもたちを並ばせて、「あ、友野くんは?」って。
友野くんを“ちっちゃい子”にカウントしていたのか、単純に友野くんがいるか確認していたのか不明。
そういえば、フィナーレで、友野くんが4回転(?)を跳ぼうとして3回転で転倒したんだけど、そのあとに登場した大ちゃんも3回転ジャンプを跳んで転倒。
久々に3回転を跳ぶのもすごいけど、あれは、転倒した友野くんに合わせてあげた優しさではないか、と思いました。
転倒したときに腕をこすったのか、血が出てましたけど、本人、まったく気にしていなかったみたい。
でね。
挨拶を終えた大ちゃんが、両手を広げて、
「みんな、大好きだよー」て言ったの。
ふんわりとした声のトーンや、幸せそうな笑顔を見て、思いましたよ。
「あ~こりゃあ、大ちゃんファンが、20年間推し続けるのがわかるよ」って。
同時に、「宇野昌磨さんが絶対に言わない語録」にメモしておこうと思いました😂
昌磨が、「みんなー、大好きだよー」って言ったら、驚くな。
ルフィになり切ってるときなら、言うかな。
「みんなー、またなぁ」はあるよね。
そういうわけで、まだ書いていないことがたくさんありそうだけど、
文字数が多くなったので、これにて終了~