SOXLを卒業しようと思う。 (original) (raw)

こんにちは、masaです。

2022年5月から2024年11月現在に至るまでトレードを続けてきたSOXLを卒業しようと思ったので、経緯・記録・感想などありとあらゆることを自分のブログに残しておきたいと思った。

知識と経験と体験と資産をありがとう。全銘柄で一番稼がせてもらったし、一番思い入れのある銘柄でした。卒業します。

※ SOXLは、アメリカの半導体指数に3倍のレバレッジが掛かった商品です。構成銘柄にはNVDA、AVGO、AMDなどがあります。

※ レバレッジ商品を保有する際はサイズと取得単価にお気をつけ下さい。

1.戦績と所感

2.所感細かく、見出した戦法

SOXLの月足のチャートです。

僕がエントリーし始めたのが2022年5月、2022年10月の6ドルが底値で、2024年7月11日の70ドルを天井として、現在26ドルで下落途中という形です。

月足のチャートだとピンと来ないかも知れませんが、直上の一文でボラティリティの高さが理解できると思います。

2022年10月から2024年7月まではガチホしようが、スイングトレードしようが絶好の相場でしたが、ここから先はちょっと怖いなと思い、損切した次第です。

SOXLの特徴はやはりボラティリティの高さで、ボラティリティの高さで混乱する日々が続きました。それなりの含み益になったと思ったらマイ転して、含み損に持ってかれて「なんで売らなかったんだろう、、、」と後悔する日が続いたり、

この経験があるからこそ、多少の含み益があると含み損に引き連られる恐怖があるので「なら利確しよう」となります。

利確したら利確したで、利確した金額をはるかに跳ね上がっていき、

「持つのが正しいのか、売るのが正しいのか、完全に分からなくなります。」

最終的に辿りついたのが、マーチンゲールナンピンと部分利確降りです。

2-1.マーチンゲールナンピンとは

マーチンゲールナンピンとは僕が勝手に名乗っているだけで語源があるものではありませんが、マーチンゲール法はバカラの必勝法のことです。

バカラというゲームは2択を賭けて勝ったら2倍、負けたら0というシンプルなゲームです。

と「勝つまで倍のロットを張れれば負けない」というものです。これを株式投資に応用しました。

細かい説明は省きますが、75日移動平均線を下抜けし始めてから少しずつポジションを取り、底値に向かって予定金額を段階的に投下していきます。

当然ですが、底値の予想の精度が非常に重要です。過去のチャートから鑑みて乖離率を一旦30%と仮定して、乖離するほど枚数を増やしていきました。

乖離率30%になるとロジック的には予定金額が底を付きますが、乖離率が50%になる可能性も10%くらいあると最初から織り込み、その他で建てていたポジションを決済して、もう100%の予定金額を準備しに行きます。

淡々と文章化していますが、底値の読みが外れたとき、株価の反発がなかったときは危険でしかありません。ただ、半導体を信じて勇気を持って資本を投下していました。

僕のSOXLのリスク許容は元本200万円までと自分で理解しています。 元本100万円がざっくり30%の含み損になったときにもう100万円を足し込みにいって取得単価を下げるイメージです。 自分のSOXLのリスク許容を理解するのが非常に肝要だと思います。人それぞれに耐えられるラインがあるので、ご自身のリスク許容度をよく考えてください。

結局のところ底値に比べて15%割高の取得単価になります。
このポジションを取れたら、取れたので僕は幸いにも負けることはありませんでした。

マーチンゲールナンピンは以上です。続いて売りです。

2-2.部分利確降りとは

書いてその通りですけど、段階的に分割して利確するというものです。

ポジションが大きいと当然リスクリターンも大きくなります。大勝ちする可能性もありますが、大負けする可能性もあります。

また、ポジションが大きいと取得単価はもうどうにもならないので、仮に下落相場に巻き込まれたら極めて危険です。

僕は勝つことよりも爆損回避を前提にしていて、「自分が取りたい分を取ったら降りる」を徹底しました。なんせ相手はSOXLという魔物なので。

といった感じです。途中で押し目を拾ったりしますけど。

降りるときの肝もやっぱり75日移動平均線との乖離です。何事もそうですが、平均値に戻ってきます。上がったら下がるし、下がったら上がる。

上昇トレンドが進行して、移動平均との乖離が見られて過熱感を感じたら全ポジ決済です。

それで、降りたあとは75日移動平均線を破られるまで近づかない。

2-3.負けなければ自ずと勝ちとなる

「降りたあとは75日移動平均線を破られるまで近づかない」

売買の最後ですが、むしろこれが一番大事かも知れません。

降りたあとに上昇トレンドが続いて押し目ができると摘みたくなりますが、そこで摘まんで下落トレンドに向かったとき、落ち幅凄いですから。

3.感想と総評

底値の読み、ポジションの入れ方、抜き方、メンタル、経験値、運、相場の良さ、全てが必要ですが、僕はざっくりこんな感じで勝てました。

跳ね返ってくる銘柄なら全てに応用できると思います。跳ね返ってくるならね。

SOXLはシリコンサイクル、減価、中位以下の銘柄の弱さから僕はもう近づきません。

SOXLの元指数になっているSMHは11/15に三角保合いを明確に下抜けしました。

▽SMHの三角保合い

このトレンドラインは相場参加者全員が見ています。見ているからトレンドラインの下限を破られるとヤバいと考えました。

損切りなんてしたくなかったけど、決めていたラインなので仕方ありません。

上の希望的楽観していて本当に大丈夫かなと思っています。上も下もトレンドラインを破られると一方向に動くことを何度も見ています。

最後の最後はSOXLの大幅な下落に耐えられずに卒業する形となりました。

----------+200万円の成績を残して卒業するSOXLに対する素直の感想です。----------

含み損に耐えきれなくなりそうな時もあった、気絶投資していたことももちろんある、おはぎゃーは何回乗り越えたことか、売っときゃ良かった、買っときゃ良かったなんて無限にあった。

後悔、葛藤、苦しみ、恐怖、ティルト、負の感情ばっかりの記憶だった。

株怖い。

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勝ち逃げしてこの感想ですよ?

今現在ホルダーの9割が含み損で苦しんでいます。上げ相場だけ見て安易にエントリーするのは本当に辞めたほうがいい。

最短で2026年までSOXLに近づくことはしません。爆損回避が一番重要です。

「負けなければ自ずと勝ちになる」本当にそう思います。ディフェンスの方が重要です。

SOXLを通して経験値と資産を手に入れることができました。経験値の方が大きい気がします。SOXLには感謝しかありません。

4.余談

一方で、SOXLのリーダー銘柄のNVDA(エヌビディア)は保有し続けたいと思います。正規の大天才・ジェンセンファンが創造するAI相場には乗るべきでしょう。

その他の主要指数、高成長銘柄が年初来高値を記録している一方でSOXLは年初来安値を記録しようとしている。ちょっともう無理かなと思います。

以上です。異常でした。