イタリア・ジェノバ 新しい橋が完成 43人死亡の崩落事故から2年 (original) (raw)

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2020年8月4日 13時50分

再建され、3日、イタリア国旗の色に彩られた同国北部ジェノバの橋=ロイター・共同

再建され、3日、イタリア国旗の色に彩られた同国北部ジェノバの橋=ロイター・共同

【パリ=竹田佳彦】イタリア北部ジェノバで2018年8月14日に高速道路の高架橋が崩落し43人が死亡した事故から2年を前に、新橋の完成式典が3日に開かれた。

新橋は街の象徴ともいえる聖人の名前にちなみ「ジェノバ・サンジョルジョ橋」と名付けられた。全長1067メートル、高さ45メートル。今年4月に完成後、強度検査などを経て、開通式が開かれた。設計者は、地元出身の世界的な建築家レンゾ・ピアノ氏。

式典に先立ち、遺族と面会したマッタレッラ大統領は「傷はまだ癒えず、痛みも消えない」と述べ、寄り添う姿勢を示した。遺族の大半は式典は「お祭り騒ぎだ」として出席を拒否したが、最終的に故人の名前を読み上げることには賛成した。

司法当局は重大な管理不足が崩落原因となったとみて、高速道路運営会社の幹部らを捜査中。10月中には捜査を終え、年明けにも裁判が始まる見込みだ。

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