「おんそく」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
読み方:おんそく
音速(おんそく)とは、音が物質を伝わる速さのこと。一般的には「空気中を音が伝わる速さ」を指し、おおむね毎秒340メートルである。音速の単位はマッハ(Mach)である。
音速の定義の詳細
ふつう「音速」といえば空気中を音(=音波)が伝わる速度を指すが、音波は気体に限らず固体や液体を媒介して伝わる性質もあり、そのような速度も「音速」に該当する。水は空気の約5倍、氷は空気の約10倍の速さで音が伝わる。
音速は条件により変動する
空気中の音速は、0℃(摂氏0度)かつ1気圧の場合、毎秒331.5メートルである。ただし、空気中の音速は気温の影響を受ける。気温が上がると音速はわずかに速くなる。摂氏1度上がるごとに毎秒0.6メートルずつ増す。
音速の単位は「マッハ」
マッハは音速の倍数を表す単位である。「マッハ1」と「音速」が同義であり、「マッハ2」は「音速の2倍」であることを意味する。摂氏20度の時のマッハ1は秒速340m前後、時速1,225km前後。
「超音速」
音速(=マッハ1;秒速約340m)を超えると「超音速」と言われる。
「音速の壁」とは
音速の壁(もしくは音の壁)とは、航空機の速度が音速を超えようとする(超音速の域に達する)際に、飛行継続を困難にする抵抗・揚力などの物理的障害のことを指す。音速を超える場合にこの障害を突破する必要があることから、「壁」という表現が使われている。