「にしゃたくいつ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
読み方:にしゃたくいつ
二者択一とは、二者択一の意味
二者択一とは、ふたつの選択肢からどちらか一方を選ぶ、ということを意味する語。略して「二択」。「者」は人物のことではなく(「前者」「後者」のように)「物事」を指す意味で用いられている字。
二者択一の語の由来・語源
二者択一という言葉の語源は特定しがたいが、現代中国語でも「二者択一(二者择一)」という。ちなみに「両者選一(两者选一)」のような表現も同じ意味で用いられる。 「二者择一」の語は、宋代の「蘇軾集(苏轼集)」などに見出すことができる。
二者択一の語の使い方(用法)、例文
二者択一は、ふたつの選択肢から一つを選ばなくてはならないという状況において「二者択一を迫られる」といった言い回しで用いられることが多い。「どちらにするか決めかねる」「やむなくひとつに絞る」「選択したら後には引けない」といった苦慮のニュアンスを込めて用いられることも多い。二者択一の省略表現といえる「二択」には、そうした深刻な選択のニュアンスは伴いにくい。
二者択一の類語と使い分け
二者択一の類義語として「取捨選択」「二つに一つ」「苦渋の決断」などが挙げられる。それぞれ「二者択一」の言い換え表現として使えるかどうかは、文脈によって変わる。
「二つに一つ」は、端的に「ふたつの選択肢のうちひとつだけを選ぶ」ことであり、ほぼ「二者択一」の同義語といえる。どちらかといえば深刻なニュアンスを伴いやすい点も同様といえる。
「苦渋の決断」は、とりわけ選択に苦慮する意味合いが表現できる。 選択肢の数は問わないので、苦渋の決断が必ずしも二者択一の選択とは限らないが、「苦慮の末に思い切って二者択一の選択を決めた」という状況は「苦渋の決断(をした)」といえる。
「取捨選択」は必ずしも深刻な(苦慮の)ニュアンスを伴うわけではなく、また、選択肢の数も問わない。切り捨てる数も選び取る数も問わない。それだけに、対象ひとつひとつを吟味して可否を判断するというニュアンスが強い。
二者択一の英語
二者択一は英語では「choose between」や「choose between tow things」のような言い方で表現できる。「AかBかの二者択一」という意味なら「choose between A or B 」と表現できる。