「に於いて(において)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

読み方:において

連語]《「におきて」の音変化

動作作用行われる時・場所・場合を表す。「パリ外相会議開かれる

「この事天下—殊(こと)なる勝事(しょうし)なれば、公卿僉議(くぎゃうせんぎ)あり」〈平家・一〉

事物人物について、それと関連する意を表す。…に関して。…について。「規模の大きさひけをとらない

多くは下に「は」を伴って上の人物・事柄を強く指示する意を表す。…こそ。

妹尾(せのを)—は又いけどりに仕(つかまつ)り候はん」〈平家・八〉

(下に「は」を伴って仮定条件を示す。もし…場合には。

一方欠けん—は、いかでかその歎きなからんや」〈平家・四〉

[補説] 平安時代以降漢文の「於」を「おきて」と訓読したもの和文にも広がったもの。中世軍記物などに多くみられる現代語では文語表現用いられる