「アイウォンチュ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:アイウォントユー、アイウォンチュ
「I want you」とは、「あなたがほしい」「あなたに〜してほしい」という意味を持つ言葉で自分の想いを相手に伝えたいときに用いられる英語表現である。
「I want you」とは・「I want you」の意味
「I want you」を直訳すると、「あなたがほしい」と言う意味となる。アメリカの恋愛ドラマや映画などでよく耳にする言葉であるため、「I love you」と同じく相手への愛情を伝えるときの言葉だと認識している人が多い言葉である。注意したいのは、「I want you」は「あなたともっと愛し合いたい、関係を深めたい」というニュアンスを持った言葉として使用されることである。「性的な関係になりたい」という意味が隠されている言葉のため、女友達やこれから口説いていきたいと考えている女性にうっかり使用すると身体目的と勘違いされてしまうため注意が必要である。相手から「あなたと性的な関係になりたい」という意味で「I want you」と伝えられたときの返し方は、状況と相手への気持ちによって様々であるが、相手の気持ちに応じて良いのであれば「Sure, you can have me.(あなたとの関係を深めてもいいわ)」、嫌なら「Don't be ridiculous. Cut it out !(やめてよ!)」などがある。
恋愛以外のシーンでは、「I want you to〜」で「あなたに〜してほしい」という相手への要求を表すときの言葉として使われることもある。注意したいのは、自分が相手にしてほしいと思っていることをストレートに相手に伝えるときに使用される表現なので、相手の感情への配慮が含まれないことである。上から目線で命令されているようなキツイ印象で伝わってしまうことがあるため、「Would you~」を使用した疑問文で穏やかな表現で使用されることが一般的である。
また、SNSやメッセージアプリでは「I want you」のことを「iwu」と短縮スラングで表現することがある。「You」は、頭文字ではなく音で「u」となっているが、発音も意味も「I want you」と同じである。
「I want you(アンクルサム)」とは
アンクル・サムとは、自由の女神像とともに新聞の政治風刺漫画などに登場するアメリカ合衆国を擬人化したキャラクターのこと。ビシッと指をさしたアンクル・サムと共に「I WANT YOU」のキャッチコピーが描かれているポスターは、第二次世界大戦時、アメリカ軍が兵士の招集のために作られたものとして世界的に有名である。
「I want you(ビートルズ)」とは
世界的に有名なイギリスのバンド、ビートルズが1969年9月に発売されたオリジナル・アルバム「アビイ・ロード」の中に収録されている楽曲である。「I want you」は、ビートルズの4人が揃ってレコーディングを行った最後の楽曲としても知られている。「I want you」はジョン・レノンがオノ・ヨーコに捧げるために作曲されたもので7分44秒という長尺であるにも関わらず、15種類の単語しか使われていない。曲中に「I want you」という単語が繰り返し登場するとても印象的な構成が話題となった。
「I want you」の語源
「I want you」の「I」の語源は中期英語の「ih(私は)」であり、「want」の語源は古ノルド語「vanta(欠いている)」が1200年頃に「wante(n) 」として英語圏に伝わったことが由来とされている。「you」の語源は、古英語の「iow(あなた)」であると言われている。「I want you」の語源は、これら3つの単語の意味を合わせると「私にはあなたが欠けている」となるため、このことから「私に足りないものを欲する」という意味で使われるようになったという説が有力である。
「I want you」の発音・読み方
「I want you」の読み方は、「アウォンチュ」となる。子音と「y」の形で単語が並んだ場合は、リンキングによって発音するときの音が変化することが大きなポイントである。「I want you」の場合は、「want」の「t」と「you」が連結した形に変化するため、「chu(チュ)」という発音となる。
「I want you」の使い方・例文
・I want you back.(君と復縁したい)
「I want you」を「君との関係がほしい」という意味で使用した例文である。「back」には元の状態に戻ってという意味となるため、「復縁したい」「よりを戻したい」という意味で使われている。恋愛ドラマなどでよく耳にする表現である。
・I want you to know, that it’s important thing.(私が大切に思っていることをわかってほしい)
「I want you to〜」を「あなたに〜してほしい」という意味で使用している例文である。相手との考え方に相違があったときなどの話し合いの場で使える表現である。
・ I want you to come home right after company today.(今日は仕事が終わったらすぐに帰ってきてほしい)
「I want you to〜」を「あなたに〜してほしい」という相手に要求している意味で使用している例文である。相手への要望を直球で伝える表現となるため、「帰ってきてくれる?」という柔らかな表現とではなく、「帰ってきて!」という相手への命令のニュアンスが含まれた表現である。