「アイエムイーアイ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記：アイエムイーアイ
「imei」とは、国際移動体装置識別番号のことを意味する表現である。
「imei」とは・「imei」の意味
「imei」は、携帯電話や衛星電話に割り振られている番号のことである。正式名称は国際移動体装置識別番号であるが、端末識別番号と呼ばれることもある。imeiが何桁の番号かというと、15桁である。そして、端末ごとに異なる番号が割り振られている。そのため、同じimeiを持った端末は存在しない。
imeiは、製造番号であるシリアル番号と混同される場合がある。どちらも端末ごとに割り振られている番号だが、異なるものとして扱う。代表的なimeiとシリアル番号 違いは、対象となる携帯電話の数である。imeiはほぼ全ての携帯電話を対象に割り振られているが、シリアル番号はメーカーが独自に割り振っているため、他のメーカー製品には与えられていない。Apple社がiPhoneに割り振っているシリアル番号が、andROIdの携帯電話に書かれるということはあり得ない。
ただ、imeiを構成する15桁の数字の中には、シリアル番号が含まれている。基本的には、imeiは前6桁がメーカーや機種を示すもの、その次の2桁が製造国、その後の6桁がシリアル番号であり、最後に確認用のチェックディジットが付け足されている形となっている。そのため、携帯電話会社によっては、imeiとシリアル番号が同様のものとして扱われることもある。
imeiを構成する15桁の数字は、様々な情報が紐付けられている。そして、その情報は、imeiの確認サイトから把握することが可能だ。サイトにimeiを入力すると、機種やネットワーク制限の有無などが表示される。ソフトバンクやドコモなどのキャリアから購入した端末であれば、そのキャリア名もわかる。
imeiの確認方法は複数あり、バッテリーの取り外しができる端末であれば、取り外した裏面に記載してある。バッテリーの取り外しができないスマホは、設定画面から確認することが望ましい。また、電話アプリを開いて、「#06#」と入力するという確認方法もある。もし、端末の電源が入らないのであれば、箱や製造シールなどで確認する必要がある。
「imei」の読み方
「imei」の読み方は、「アイエムイーアイ」である。それぞれのアルファベットを読む形だ。
「imei」の熟語・言い回し
imei番号とは
「imei番号」は、imeiとほぼ同義の言葉である。imeiだけでも番号を指すことができるが、伝わりやすさを重視してimei番号という表現を使用する場合が多い。imei番号をいつ使うかというと、手元にある携帯電話を売却する時が多い。
一般人がimei番号を使用して何がわかるかというと、端末の機種やバージョン、ネットワーク制限の有無などである。携帯電話の売買は、フリーマーケットサイトやオークションサイトを使用して手軽に行える。ただ、中には販売する携帯電話とは異なる端末の情報をサイトに提示したり、制限がかかっている携帯電話を売却したりする悪質な人がいる。そして、代金を支払ったにもかかわらず、希望とは異なる端末や、まともに使用できない携帯電話を送られ、泣き寝入りすることになった例は数多くある。
そのため、中古の携帯電話を購入する場合は、事前にimei番号を提示させ、サイトの情報が正しいかどうか、ネットワーク制限がかかっていないかどうかなどを確かめることが基本となっている。自らがインターネット上で携帯電話を売却する場合も、imei番号は教える必要がある。フリーマーケットサイトやオークションサイトの説明欄で、あらかじめimei番号を記載している人も少なくない。imei番号はあくまでも、端末と紐付いているだけの番号である。そのため、SNSなどで個人情報と共にimei番号をアップするようなことをしていない限り、住所やSIMカードの電話番号などは知られはしない。
imei番号は、端末の情報を確認するだけでなく、SIMロックを解除する際にも必要となる。また、メーカーによっては、問い合わせの際にimei番号が求められることがある。よって、端末が故障して電源が入らなくなり、問い合わせが必要になった時のために、imei番号は書き留めておくことが望ましい。