「アノテーション」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

アノテーション: annotation)とは、あるデータに対して関連する情報(メタデータ)を注釈として付与すること。XML等の記述形式を用いてメタデータをタグ付けする場合が多い。付与したメタデータやタグを指してアノテーションという場合もある。

Javaにおけるアノテーション

Javaのアノテーションクラスインタフェースメソッドフィールドパッケージなどに対してメタデータとして付加情報を記入する機能で、Java SE 5 で追加された。アノテーションは[java.lang.annotation.Annotation](//www.weblio.jp/redirect?url=https%3A%2F%2Fdocs.oracle.com%2Fjavase%2Fjp%2F9%2Fdocs%2Fapi%2Fjava%2Flang%2Fannotation%2FAnnotation.html&etd=2c6ba277892dd3e9)インタフェースを実装することで自作することもできる。

Visual C++のSAL注釈

Microsoft Visual C++は、SAL注釈 (SAL annotation) と呼ばれる独自のソースコード注釈言語をサポートする[1]。SAL注釈は関数引数戻り値構造体やクラスのメンバー変数(フィールド)といったC言語/C++の構文要素を修飾し、振る舞いや仕様を規定することで、これらを利用するコード上の誤りをコンパイラによって指摘することができるようになる。また、SAL注釈によって仕様が明確になり、公開されたヘッダーファイルそのものがAPIドキュメントとして利用できるようになる。Visual C++がサポートするコード分析機能(/analyze)はSAL注釈に対応しており[2]、通常のコンパイラ警告よりも詳細なヒントやアドバイスを出力することができる。

脚注

  1. ^ Using SAL Annotations to Reduce C/C++ Code Defects - Visual Studio | Microsoft Docs
  2. ^ Code Analysis for C/C++ Overview - Visual Studio | Microsoft Docs

関連項目