「optimistic」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:オプティミスティック
「optimistic」とは、楽天的な・楽天主義の・楽観主義のを意味する英語表現である。
「optimistic」とは・「optimistic」の意味
「optimistic」は、「楽天的な」や「楽天主義の」、「楽観主義の」、「(見通しなどが)明るい」と言う意味を表す形容詞である。「甘い」や「過大評価の」といったように、物事の先行きをよい方に考えて心配しない様を表す表現として用いられる。副詞形は「optimistically」である。
「optimistic」に関連する語として、「optimistic」な性格を持つ、あるいはそのような考えを自身の方針や態度とする人物を「optimist」と表現する。日本語で表記すると「楽天主義者」や「楽観主義者」となる。「オプティミスト」とカタカナで表記されることもある。
また、数学分野において「与えられた条件の下で目的関数を最大または最小にすること」、情報分野において「最適化」という意味を表す「optimization」も関連する語として挙げられる。「optimization」は「最善の状態にする」や「最大限に活用する」を意味する動詞である「optimize」の名詞形である。「optimize」には、「optimistic」と同じ「物事をよい方向に考える」や「物事をよい方向に改善する」という意味合いを持つ。
「optimistic」の発音・読み方
「optimistic」の発音記号は「ὰptəmístɪk」である。カタカナで表記する場合は、「オプティミスティック」となることが多い。実際に発音する場合は、「アプタミスティック」のように、頭の「o」の部分は「ア」の発音に近く、「ti」の部分は短く「タ」と発音する。
「optimistic」の語源・由来
「optimistic」の語源は、「最高の」や「最善の」という意味を表すラテン語の「optimus」である。「optimus」は、「よい」という意味を表す形容詞である「bonus」の最上級表現であり、そこから、「今が最もよい状態である」とする現在の「楽天的な」や「楽天主義の」という意味合いで用いられるようになった。
「optimistic」の覚え方
「optimistic」は、頭の「opt-」にかけて、「選択肢(option)がある状態」=「よい状態である」という具合に意味を連想すると、語のイメージが掴みやすい。また、後述の通り「optimistic」は対義語である「pessimistic(悲観的な・厭世的な)」と併せて言及されることが多いため、「pessimistic」を比較対象としながら意味の違いを比べることもイメージの把握につながる。
「optimistic」の類語
「楽天的な」や「楽観的な」と類似した意味合いを持つ「easygoing(のんきな)」や「careless(自然な・気楽な)」、「happy-go-lucky(能天気な)」が類語として挙げられる。
また、「rose(バラ)」の形容詞表現である「rosy」は「バラ色の」という意味合いを持つが、「(人生・頭の中などが)バラ色の」、つまり「楽天的な」という意味を指す場合もある。
「optimistic」の対義語
「optimistic」の対義語として挙げられるのは「悲観的な」や「厭世的な」という意味を表す「pessimistic」である。両者は対照的な表現として、併せて言及されることが多い。たとえば哲学の分野においては、ライプニッツに端を発するとされる「この世は存在しうる世界の中で最良のものである」という立場を取る哲学的な「楽天主義」と、ショーペンハウアーを典型とする「この世は不幸に満ちている」という態度を取る哲学的な「厭世主義」の対立構造が取り上げられる。
「optimistic」を含む英熟語・英語表現
「be optimistic that」とは
「(that以下であると)楽天的に考える・楽観視する」という意味を表す。「(〜について)楽天的に考える・楽観視する」という意味を表す場合は、主に「be optimistic about」の形で表す。
「optimistic」の使い方・例文
「optimistic」は、「楽天的な」という意味で使用することが多い。例文にすると、「The doctors are optimistic that he will recover(医師たちは彼が回復するだろうと楽観視している)」のように、「be optimistic that」の形を取る表現、あるいは「He is optimistic about the future(彼は将来に関して楽天的だ)」のように「be optimistic about」の形を取る表現になる。
また、一見すると矛盾しているようだが、「慎重な」という意味を表す副詞の「cautiously」とともに用いることも多い。例文としては「Our students are cautiously optimistic about the future(学生たちは未来について慎重ながら楽観的である)」という表現になる。