ゲーリーじいさんのチェスとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
ゲーリーじいさんのチェス | |
---|---|
Geri's Game | |
監督 | ヤン・ピンカヴァ(英語版) |
脚本 | ヤン・ピンカヴァ |
出演者 | ボブ・ピーターソン |
製作会社 | ピクサー・アニメーション・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 5分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
前作 | ニックナック |
次作 | フォー・ザ・バーズ |
テンプレートを表示 |
『ゲーリーじいさんのチェス』(英: _Geri's Game_)は、1997年製作のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション映画。アメリカ合衆国では1998年11月25日、日本では1999年3月13日に公開された。同時上映は『バグズ・ライフ』。
監督・脚本はヤン・ピンカヴァ(英語版)が務めた。
ストーリー
![]() |
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年6月)(使い方) |
---|
秋の公園で、老人のゲーリーが1人きりでチェスを指している。チェスボードの両サイドを行き来してチェスを指しており、黒を指すゲーリーと白を指すゲーリーとではペルソナが変わり、まるで別人のよう。
黒のゲーリーは次々に白の駒を取っていき、ついには白はキングを残すのみとなる。窮地に追い込まれた白のゲーリーが心臓を押さえて倒れてしまう。黒が慌てて、気を逸らしたすきに白はボードの向きをくるっと回す。
製作
ピクサーでは「第二世代の短編映画」と呼ばれるようになった最初の作品である[1]。また、1989年に公開された『ニックナック』以来8年ぶりである。台詞は無く、主人公であるゲーリーじいさんがチェスの駒を置く際に発する気合いのような発声や笑い声のみである[1]。この声はボブ・ピーターソンが務めている。
本作を製作するにあたって、監督のヤン・ピンカヴァが事前に出した要件に「人間を登場させること」があった。これは、人間の顔や手の表面の不規則さ、衣服のレンダリングといった分野の技術を進歩させる必要があったためである[1]。本作が製作される時点では、人間の肌や髪の毛を満足にレンダリングすることが出来なかったため、ピクサー作品では人間は脇役でしか登場していない[1]。
トリビア
- 『トイ・ストーリー2』では、ゲーリーがおもちゃの修理屋として登場する。
- 一人でチェスを指していると言う設定であるが、途中で明らかに二人いる状況の描写がある。
賞歴
- 1997年 第70回アカデミー賞アカデミー短編アニメ賞受賞
- 1998年 アニー賞短編アニメ映画賞受賞
出典・脚注
- ^ a b c d Catmull, Ed 著、石原薫 訳『ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法』ダイヤモンド社、日本、2014年10月3日(原著2014年4月8日)。ISBN 978-4478016381。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- Geri's Game - IMDb(英語)
- Geri's Game - TCM Movie Database(英語)
- Geri's Game - The Big Cartoon DataBase(英語)
- ゲーリーじいさんのチェス - allcinema
表話編歴アカデミー短編アニメ賞 | |
---|---|
1932–1950 | 花と木(1932) 三匹の子ぶた(1933) うさぎとかめ(1934) 三匹の親なし子ねこ(英語版)(1935) 田舎のネズミ(1936) 風車小屋のシンフォニー(1937) 牡牛のフェルディナンド(1938) みにくいあひるの子(1939) ネコたちの風船旅行(英語版)(1940) プルートの悩み(1941) 総統の顔(1942) 勝利は我に(1943) ネズミ取り必勝法(1944) ただいまお昼寝中(1945) ピアノ・コンサート(1946) 部屋の中で大バトル(英語版)(1947) 台所戦争(1948) スカンクの恋(英語版)(1949) _Gerald McBoing-Boing_(1950) |
1951–1975 | パーティ荒し(1951) ワルツの王様(1952) プカドン交響楽(1953) _When Magoo Flew_(1954) チーズはいただき(1955) _Magoo's Puddle Jumper_(1956) 鳥中毒撲滅協会(1957) 歌う剣を取り戻せ(1958) _Moonbird_(1959) _Munro_(1960) _Ersatz (The Substitute)_(1961) _The Hole_(1962) _The Critic_(1963) ピンク騒動(1964) 点と線(英語版)(1965) _A Herb Alpert and the Tijuana Brass Double Feature_(1966) _The Box_(1967) プーさんと大あらし(英語版)(1968) トリはタフなり(1969) _Is It Always Right to Be Right?_(1970) _The Crunch Bird_(1971) _A Christmas Carol_(1972) フランク・フィルム(英語版)(1973) 月曜休館(英語版)(1974) _Great_(1975) |
1976–2000 | _Leisure_(1976) 砂の城(英語版)(1977) 特別な配達(英語版)(1978) _Every Child_(1979) ハエ(英語版)(1980) クラック!(英語版)(1981) タンゴ(英語版)(1982) _Sundae in New York_(1983) _Charade_(1984) _Anna & Bella_(1985) _A Greek Tragedy_(1986) 木を植えた男(1987) ティン・トイ(1988) バランス(英語版)(1989) 快適な生活〜ぼくらはみんないきている〜(1990) _Manipulation_(1991) _Mona Lisa Descending a Staircase_(1992) ペンギンに気をつけろ!(1993) ボブの誕生日(英語版)(1994) ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995) クエスト(英語版)(1996) ゲーリーじいさんのチェス(1997) バニー(英語版)(1998) 老人と海(英語版)(1999) 岸辺のふたり(2000) |
2001–2020 | フォー・ザ・バーズ(2001) チャブチャブズ(英語版)(2002) ハーヴィー・クランペット(英語版)(2003) RYAN [ライアン](英語版)(2004) _The Moon and the Son: An Imagined Conversation_(2005) デンマークの詩人(英語版)(2006) ピーターと狼(英語版)(2007) つみきのいえ(2008) Logorama(2009) 落としもの(英語版)(2010) モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本(英語版)(2011) 紙ひこうき(2012) ミスター・ウブロ(2013) 愛犬とごちそう(2014) ベア・ストーリー(2015) ひな鳥の冒険(2016) 親愛なるバスケットボール(2017) Bao(2018) ヘアー・ラブ(2019) 愛してるって言っておくね(2020) |
2021–現在 | _The Windshield Wiper_(2021) ぼく モグラ キツネ 馬(2022) _War Is Over! Inspired by the Music of John and Yoko_(2023) |