「サス」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
さす
焼き畑のこと。武蔵国に多くある「指谷(さすがや)」という地名はこれに基づくといわれる。
「さす」に似た言葉
さす
[助動][させ|させ|さす|さする|さすれ|させよ]上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変動詞の未然形に付く。
1 使役の意を表す。せる。させる。
「これはいさめる馬なりとて、鞍を置きかへさせけり」〈徒然・一八五〉
2 動作を他に任せておいて、結果的にそうなることを表す。…に任せる。→させる →しむ →しめる →す →せる
3 (多くあとに「たまふ」など尊敬の意を表す語を伴って)尊敬の意を強める。…なさる。
4 (謙譲語「聞こゆ」に付いて)謙譲の意を強める。お…申し上げる。→聞こえさす
[補説] 「さす」は上代から近世まで広く用いられたが、1の用法が原義。近世以降は四段型にも活用する。2は中世の軍記物語の類に多くみられる武者言葉の一用法。3・4は中古以降の用法で、3の「させたまふ」「させおはします」「させらる」などは高い敬意を表す。
さ・す
[動サ五(四)]動詞「させる」に同じ。「母にせめてぜいたくを—・してやりたい」
「さ・す」に似た言葉
サス【SAS】
読み方:さす
《Special Air Services》⇒エス‐エー‐エス(SAS)
サス【SAS】
読み方:さす
《sleep apnea syndrome》⇒睡眠時無呼吸症候群
サス【SAS】
読み方:さす
《small astronomical satellite》NASAの小型天文衛星。銀河系やそれより遠い天体のX線源の強度を測定する。1970年第1号打ち上げ。
サス【SAS】
読み方:さす
《serial attached SCSI》⇒エス‐エー‐エス(SAS)
さ・す【刺す】
読み方:さす
1
㋐先の鋭くとがったものを中に突き入れる。突き立てる。突き通す。「指にとげを—・す」「短刀で胸を—・す」「魚をくしに—・す」
㋑(「螫す」とも書く)毒虫などが針を皮膚に突き入れる。「ハチに—・される」
2 厚いものに針を突き入れて縫う。また、針で結びつづる。「ぞうきんを—・す」「網を—・す」
4 (「差す」とも書く)舟を進めるためにさおを水底に突き立てる。「さおを—・す」
5 野球で、走者にボールをタッチしてアウトにする。「本塁で—・される」
6
㋐目・鼻・舌などの感覚器官を鋭く刺激する。「異臭が鼻を—・す」「舌を—・す味」
㋑心に強い痛みを感じさせる。ショックを与える。「その一言が私の胸を—・した」
[可能] させる
[用法] さす・つく——「針で肌を刺す(突く)」のように、先の鋭い物を押し付ける意では、相通じて用いられる。◇「刺す」はその動作の結果として、対象の内部に入り、あるいはつらぬく意が中心となる。「肉をくしに刺す」「とげを刺す」◇「突く」は物の先端を一つ所に強く当てる動作に意味の中心がある。「相手の胸を突いて倒す」「釣鐘をつく」◇「銛(もり)で魚を突く」「槍(やり)で突く」など、「突く」は刺し通すことにも言うが、この場合も、物の先を勢いよく目標に当てるという動作が主になる。◇「鼻を刺す(突く)臭気」「胸を刺す(突く)言葉」などでも両語とも使われるが、「刺す」は刺激や痛みの鋭さに、「突く」は衝撃の強さにそれぞれ重点がある。
[下接句] 釘(くぎ)を刺す・鹿(しか)の角を蜂(はち)が刺す・寸鉄人を刺す・止(とど)めを刺す・寝鳥を刺す・骨を刺す
「刺す」に似た言葉
さ‐す【×叉▽手】
読み方:さす
「さしゅ(叉手)1」に同じ。
さ・す【差す/▽注す/▽点す】
読み方:さす
[動サ五(四)]
1 酒をすすめる。「杯を—・す」
2 ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。「目薬を—・す」「ギヤに油を—・す」
3 液体をほかの液体や容器の中へ少し、または少しずつ加え入れる。「花瓶に水を—・す」「吹きこぼれないように冷水を—・す」
7 火をともす。
「まづ紙燭(しそく)—・して来(こ)」〈竹取〉
[可能] させる
「差す」に似た言葉
さ・す【差す/指す】
読み方:さす
[動サ五(四)]
1 (差す)
㋐(「射す」とも書く)まっすぐに光が照り入る。光が当たる。「西日が—・す」
㋑潮が満ちてくる。また、水が増して入り込む。しみ込む。「潮が—・す」「氾濫した川の水が床下まで—・してきた」「井戸に廃水が—・す」
㋒何かのしるし・気配などが自然と外に現れる。「ほおに血の気が—・す」「景気にかげりが—・す」
㋓ある種の気分・気持ちが生じる。きざしてくる。「眠けが—・す」「魔が—・す」「気が—・す(=気がとがめる)」
2 (指す・差す)
㋐指などで目標とする物や場所・方向を示す。指さす。「指で—・して教える」「後ろ指を—・される」「時計の針が七時を—・している」
㋑人や物をそれと決めて示す。指名する。また、密告する。「文中のそれは何を—・しますか」「生徒を—・して答えさせる」「犯人を警察に—・す」
㋕将棋で、駒を動かす。また、対局する。「将棋を—・す」「一局—・す」
㋗傘などをかざす。
㋘肩に担ぐ。になう。「駕籠(かご)を—・す」
㋛競馬などで、ゴールの直前で先行するものを追い抜く。「—・して首の差で勝つ」
3
㋐雲などが、立ちのぼる。
「八雲—・す出雲の児らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ」〈万・四三〇〉
㋑さしつかえる。
[可能] させる
[補説] 「指す」「差す」「射す」「刺す」「注す」「点す」「挿す」「鎖す」などと、いろいろに漢字が当てられるが、本来は同一の語。
[下接句] 嫌気が差す・影が射す・気が差す・図星を指す・掌(たなごころ)を指す・鳥影(とりかげ)が射す・魔が差す・指一本も差させない・指を差す
さ‐す【×扠▽首】
読み方:さす
切妻屋根の両端に、それぞれ棟木(むなぎ)を受けるために合掌形に組む材。古くは上部を交差させて組んだ丸太。
さ・す【挿す】
読み方:さす
1 細長い物を、他の物の中に突き入れる。「花瓶にバラを—・す」「かんざしを—・す」
3 (「差す」とも書く)刀などを帯の間を通して挟み入れる。「腰に大小を—・す」
[可能] させる
「挿す」に似た言葉
さ・す【▽止す】
読み方:さす
1 しかけていた動作を中途でやめる意を表す。…しかける。「言い—・す」「飲み—・す」
2 していた動作が中途でやんだままの状態であることを表す。…しかかる。
「止す」に似た言葉
さ‐す【砂州/砂×洲】
読み方:さす
海岸線をやや離れて、海側に細長く砂礫(されき)が堆積(たいせき)してできた地形。
さ・す【▽鎖す】
読み方:さす
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》門や戸などを閉める。錠をおろす。閉ざす。また、容器の栓をぴったり閉じる。「戸を—・す」
[可能] させる
「鎖す」に似た言葉