シャルル・イタンジュとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

シャルル・イタンジュ
コンヤスポルでのイタンジュ（2013年）
名前
本名	シャルル＝ユベール・イタンジュCharles-Hubert Itandje
ラテン文字	Charles Itandje
基本情報
国籍	フランス カメルーン
生年月日	(1982-11-02) 1982年11月2日（42歳）
出身地	ボビニー
身長	193cm
体重	90kg
選手情報
ポジション	GK
利き足	右足
ユース
1997-2000	レッドスター
クラブ1
年	クラブ	出場	(得点)
2000-2001	レッドスター	9	(0)
2001-2007	ランス	171	(0)
2007-2010	リヴァプール	0	(0)
2009-2010	→ カヴァラ	19	(0)
2010-2013	アトロミトス	57	(0)
2013-2015	PAOK	35	(0)
2013-2014	→ コンヤスポル	33	(0)
2015-2016	チャイクル・リゼスポル	33	(0)
2016-2017	ガズィアンテプスポル	5	(0)
2017	アダナスポル	12	(0)
2018-2019	ヴェルサイユ	9	(0)
通算		383	(0)
代表歴2
2002-2003	フランス U-21	6	(0)
2013-2014	カメルーン	12	(0)
1. 国内リーグ戦に限る。2019年5月5日現在。2. 2014年6月24日現在。■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

シャルル＝ユベール・イタンジュ（Charles-Hubert Itandje, 1982年11月2日 - ）は、フランスのセーヌ＝サン＝ドニ県ボビニー出身のカメルーン代表の元サッカー選手。ポジションはゴールキーパー。

来歴

クラブ

フランス

カメルーン人の家系に生まれたイタンジュは、1997年から2001年にかけてレッドスターFC93の下部組織及びトップチームに在籍し、2001年にRCランスでプロデビュー（当時のレッドスターはフランスアマチュア選手権2所属）以降レギュラーとして活躍し、リーグ戦170試合・欧州カップ戦に21試合出場した。

リヴァプール

2007年夏にペペ・レイナの控えを務めていたスコット・カーソンがアストン・ヴィラFCへ長期ローンで移籍したため、その後釜としてリヴァプールFCに移籍した[1][2]。その際にイタンジュは「リヴァプールに素晴らしいGKがいて、自分が第2GKなのははっきりしている。だが、シーズンは60試合もあり、そのことでフットボールリーグカップとFAカップで出番があるだろう」と語った[3]。同年9月25日のリーグカップ・レディングFC戦（4-2）でデビューを果たし[4]、最終的にこのシーズンはリーグカップに3試合, FAカップに4試合出場した。

2008年夏にガラタサライSKからのオファーを断った[5]ものの、程なくしてジエゴ・カバリエリが加入したことで第3GKに序列が下がり出場がない日々が続いたため、2009年1月に退団を望み新たなクラブを探していた[6]。

追悼式典での事件

2009年4月、ヒルズボロの悲劇の20周年目となる追悼式の最中にチームメイトにジョークを言っている姿がテレビカメラに放送された[7]。これに対し14日間の謹慎処分が下され、イタンジュは遺族やサポーターに謝罪した[8]。その後、リヴァプールでの出場は1度もなく退団することが決定し、アトロミトスFCへ移籍する際に"すみません。すみません。すみません。何千回でも謝りたい、すみません。クラブ、ファン、特に犠牲者の家族に深く謝罪します"と再び謝罪をした[9]。

カヴァラ

2009年8月29日にシーズン終了までAOカヴァラへ貸し出され[10]、ジェリコ・カラッツと正GK争いを繰り広げながら19試合に出場し、9試合を無失点に抑えた。

リヴァプール復帰

2010年6月30日にリヴァプールに復帰。契約は2011年1月まで残っていたものの、レイナ、ブラッド・ジョーンズのみならず、リザーブチームのペーテル・グラーチ、マルティン・ハンセンに次ぐ5番手の立場となったため、次のクラブを模索し始めた。

ギリシャ、トルコ

2010年12月8日にリヴァプールと契約解除し退団することが発表され、2011年1月1日に自由移籍でギリシャのアトロミトスFCに加入[9]。OAKAで行われたギリシャカップ（英語版）のAEKアテネ戦（0-3）でデビューした。

2013年1月29日にPAOKテッサロニキへ2年契約で移籍[11]。半年前にアトロミトスからPAOK去ったギオルゴス・ドニス（英語版）監督の後を追う形となった。

2013年、コンヤスポルにレンタル移籍し、2015年にチャイクル・リゼスポルに移籍したことを皮切りに2016年にはガズィアンテプスポル、2017年からはアダナスポルに移籍するなど、トルコのクラブでプレーを続けた。

引退

2018年、フランス全国選手権3（5部）のFCヴェルサイユ78に移籍。1シーズンプレーした後に現役を引退した。

代表

U-21フランス代表に出場したイタンジュは、2006年夏にクラブで安定したパフォーマンスを披露していたことからA代表の合宿に招集された[12]。

2010年10月にカメルーン代表でプレーすることをFIFAから許可され[13]、2013年3月の2014 FIFAワールドカップ・アフリカ予選・トーゴ戦（2-1）でデビューした。

個人成績

代表歴

出場大会

• カメルーン代表
  • 2014 FIFAワールドカップ

試合数

• 国際Aマッチ 12試合 0得点（2013年-2014年）[14]

脚注

1. ^ "Itandje agrees Reds move"
2. ^ "Villa close in on keeper Carson"
3. ^ "Itandje wants Reds start"
4. ^ "Reading 2-4 Liverpool"
5. ^ "Reds keeper rejects move"
6. ^ "Itandje desperate to quit"
7. ^ "Liverpool to offload Charles Itandje after his Hillsborough service antics"
8. ^ "Memorial service player 'sorry'"
9. ^ a b "Keeper Charles Itandje quits Liverpool for Atromitos"
10. ^ "Liverpool release Itandje on loan"
11. ^ "Itandje rejoint le PAOK"
12. ^ "Itandje eyes France chance"
13. ^ "FIFA Authorise Liverpool Goalkeeper Charles Itandje’s Switch To Play For Cameroon"
14. ^ シャルル・イタンジュ - National-Football-Teams.com

関連項目

• リヴァプールFCの選手一覧

外部リンク