センシティブの意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

英語:sensitive

センシティブとは、感受性が高い、敏感であることを表す言葉である。主に人の性格や感覚関連して使用されることが多く繊細な心の持ち主であることや、周囲の状況他人感情に対して敏感に反応することを意味するまた、物事対す感受性が鋭いことから、芸術創作活動においてもセンシティブな人物は独自の視点感性持ち作品表現することができる。

センシティブな人は、他人気持ちニュアンス察知する能力が高いため、コミュニケーションにおいては相手感情共感しやすく、対話の中で適切な言葉を選ぶことができる。しかし、その敏感さゆえに、些細なことで心が傷つきやすく、ストレス感じことがある。そのため、センシティブな人は自己管理ストレス対処法を身につけることが大切である。

また、センシティブという言葉は、技術機器においても使用されることがある例えば、センサー検出器などの感度が高いことを指す場合や、データ信号変化に対して素早く反応するシステムを表す場合などである。このような場合には、センシティブな機器システムは高い性能発揮するが、同時に誤動作ノイズ影響を受けやすいという特徴も持つ。

2023年6月14日更新

読み方:sensitive

「センシティブ」とは、写実的な暴力描写成人向け強姦及び性的暴行・グロテスク・ヘイト表現を伴う画像コンテンツなど取り扱い細心の注意要する繊細なトピックのことを意味する表現例えば、Twitterタイムライン上では「この画像/動画センシティブな内容含んでいる可能性あります。」などのメッセージ表示されTwitter設定変更しない閲覧できないよになっている

一般的にはセンシティブな問題」や「センシティブな内容(を含むコンテンツ)」といった表現用いられる

「センシティブ」は英語の形容詞sensitive」をカタカナ表記した語である。英語のsensitive は、sense感覚)の派生語であり、「外部刺激反応しやすい」という意味が根本にある。そして「敏感」「鋭敏」「過敏」「繊細」といった意味・ニュアンスの語として用いられている。

日本語の「センシティブ」と同様、英語の sensitive にも「雑に扱えない話題問題」という意味・用法がある。

「センシティブ」と似た味の表現として「デリケート」という言い方挙げられる日本語では同義語のように扱われる場合も多いが、英語ではデリケートdelicate)は主に「優美な繊細さ」を形容する語であり、根本ニュアンス異なる。なお日本語では「ナイーブ」もセンシティブおよびデリケート同義語のような位置づけといえるが、英語ではnaiveは「世間知らず純真さ」という意味を中心とする語であって根本ニュアンスはやはり異なる。これらと比べると「センシティブ」は原語ニュアンス近く意味の乖離少な語彙といえる

いわゆる機密情報や、個人情報のうち個人心身利害直結する種類情報などは、取り扱いに特に注意要するという意味で「センシティブ情報」と呼ばれる金融分野においては金融庁公表したガイドラインにおいて「機微(センシティブ)情報」と呼ばれている。典型的には「本人人種信条社会的身分病歴犯罪経歴」などがセンシティブ情報該当する

2023年3月28日更新

別表記:センシティブ

「sensitive」とは、過敏な繊細な気配りのあるということ意味する英語表現である。

「sensitive」とは・「sensitive」の意味

「sensitive」とは英語の形容詞で、基本的に過敏な」「神経質な」「繊細な」「過敏な」「傷つきやすい」「気配りのある」「親切な」「高感度の」「機密の」といった意味を表す。「sensitive」の覚え方として、「感覚」「気持ち」といった意味の名詞「sense」と、「~の性質」「~の傾向」といった意味の形容詞作る接頭辞「tive」が組み合わさって出来た単語覚える。「sensitive」と同じ語源を持つ派生語として、名詞sensitivity」「sensitiveness」、副詞「sensitively」が挙げられる

「sensitive」の発音・読み方

「sensitive」の発音記号は、「sénsətiv」と表記される。「sensitive」の読み方は、カタカナで「センスィティヴ」と表記される。「センスィティヴ」の「セ」にアクセント付けて発音する

「sensitive」の語源・由来

「sensitive」の語源は、「感覚的な」「感知できる」といった意味の古フランス語形容詞「sensitif」から来ている。また「感知できる」を意味する中世ラテン語形容詞「sensitivus」が由来ともされている。「sensitivus」は「感じる」を意味するラテン語の動詞「sentire」から来ている。「sensitif」「sensitivus」から後期中英語形容詞「sensitive」となり、現代英語の「sensitive」へと至る。「過敏な」「神経質な」といった意味を持つようになったのは19世紀初頭からである。

「sensitive」の対義語

過敏な」「神経質な」「傷つきやすい」といった意味の「sensitive」の対義語として、以下の単語挙げられる
toughタフな
insensitive鈍感な
callous無神経な
hardened頑固な

気配りのある」「親切な」といった意味の「sensitive」の対義語として、以下の単語挙げられる
・uncaring(無関心な
・unfeeling(無感情な)
・unkind(不親切な

「sensitive」の類語

過敏な」「神経質な」「傷つきやすい」といった意味の「sensitive」の類語として、以下の単語挙げられる
delicateデリケートな
fragile壊れやすい)
painful痛みを伴う)
touchy敏感な
defensive防衛的な
paranoid妄想的な)

気配りのある」「親切な」といった意味の「sensitive」の類語として、以下の単語挙げられる
tender(優しい)
・thoughtful(思慮深い
kind親切な

「sensitive」を含む英熟語・英語表現

「sensitive to」とは

「(to以下に対して敏感である」「過敏である」といった意味の英語表現である。

「be sensible to」とは

to」の後に動詞原型用いられ、「(to下することは)賢明である」を意味する

「time-sensitive」とは

期間限定の」「有効期限がある」といった意味を表す。

「get sensitive」とは

敏感な状態である」「神経質である」といった意味を指す。

「sensitive」に関連する用語の解説

「sensitively」とは

英語の副詞で、「敏感に」「繊細に」「きめ細かく」といった意味を持つ。

「Insensitive」とは

英語の形容詞で、「鈍感な」「感受性のない」「無神経な」「配慮のない」といった意味を指す。

「sensitivity analysis」とは

日本語で「感度分析」と訳される。「感度分析」とは、複数要素パラメーターにより結果生じ場合、その数値変更して結果にどう影響するかを定量的分析する手法である。「感度分析」は臨床試験金融世界などで行われている。

「case sensitive」とは

日本語で「ケース・センシティブ」と訳される。「ケース・センシティブ」とは、コンピューター上で大文字・小文字区別することを意味する逆に大文字・小文字区別しないことを「case insensitiveケース・インセンシティブ)」と言う

「sensitivity」とは

英語の名詞で、「感受性」「感度」「気配り」「思いやり」「過敏症」といった意味を指す。

「sensitiveness」とは

英語の名詞で、「過敏性」「感受性」といった意味を持つ。

「sensitive」の使い方・例文

「sensitive」を使用した例文以下の通りである。

・Her divorce is a very sensitive matter.(彼女の離婚は非常に繊細な問題だ)
Like a cook, he is sensitive to taste.(彼は料理人のように味に敏感である)
・My mother is a sensitive woman.(私の母親気配りのある女性です)
・Sensitive company documents must not be taken outside.(会社機密文書は、外部持ち出してはいけない)

2023年3月16日更新

英語:sensitive

「センシティブ」とは、敏感感覚繊細のことを意味する表現

「センシティブ」の基本的な意味

「センシティブ」とは敏感感覚繊細などを意味する言葉で、「センシティブな人」「センシティブな問題」のように、「センシティブな〇〇」といった形で使われることが多い。また、暴力ヘイト表現など、「取り扱い細心の注意を払うもの」に対して「センシティブ」という表現用いられる

「センシティブ」の語源・由来

「センシティブ」は、英語の「sensitive」に由来するカタカナ語である。「sensitive」はラテン語の「sentio(感じる)」と「ivus(性質を持つ)」を語源とした言葉だ。

「センシティブ」の類語

「センシティブ」と同じような意味を持つ言葉として、「デリケート」がある。日本カタカナ語としては同義語として用いられることが多く、意味はそれほど変わらない。ただし、英語の「delicateデリケート)」は「優美な繊細さ」という意味があるため、ポジティブ表現として使われることがあるまた、「脆い」「壊れやすい」といった意味があり、人ではなくに対して使われることも多い。例えば、カタカナ語で「この人デリケートだ」と表現した場合繊細な心を持った人」と捉えられるケースが多いが、英語では脆く怪我しやすい人だ」という意味合い強くなる

ナイーブ」も「センシティブ」の類語一つである。カタカナ語の「ナイーブ」は、「繊細な」という意味で使われることが多いため、「センシティブ」と同じよう使い方をされる。しかし、英語の「naiveナイーブ)」には、「無知」「世間知らず」といった意味があるため、ネガティブ言葉として捉えられることが多い。

センシブル」という言葉あるが、「センシティブ」と似ているということ混同しやすい。「センシブル」は「理解している」「分別がある」などポジティブな意味を持つ言葉のため、「センシティブ」とは使い方異なる。響き似ているため、同じ意味を持つ言葉として捉えている人も多いが、使う場面間違えると相手誤解与えてしまう可能性があるため、注意したほうがよい。

「センシティブ」を含む熟語・言い回し

センシティブな問題とは

センシティブな問題」とは、「取り扱い細心の注意を払わなければならない問題」のことである。例えば、外部漏れてしまうと企業信用大きく関わるような問題が、社内起こった場合などに「センシティブな問題起こった」と表現するまた、議題にするには難し問題」「多くの人に影響与えるような問題」なども、「センシティブな問題と言える

センシティブな人とは

周り影響を受けやすい人、疲れやすい人、感受性の高い人などを「センシティブな人」と表現する視覚聴覚などの感覚敏感簡単な問題にも様々な思考巡らせる相手感情影響を受けやすい、このような特徴持った人を「HSPハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ぶ、心理学的概念もある。

「センシティブな内容」とは

センシティブな内容」とは、成人向けコンテンツ暴力描写ヘイト表現などを指す言葉である。主にtwitter上で使われる言葉で、成人向けコンテンツなどをつぶやいた時に、「センシティブな内容」という注意表示されるtwitterには、「センシティブな内容」が表示されないようにする設定がある。これは、子供成人向けコンテンツが苦手な人が、「センシティブな内容」を含むツイート閲覧しないようにするためのものだ。twitter上の設定画面から、「センシティブな内容」を含むツイート表示するようにも設定できる設定反映にはラグ生じるため、解除できない場合暫く時間置いてみるとよい。

「センシティブ(歯磨き粉)」とは

「センシティブ(歯磨き粉)」とは、「ライオン歯科株式会社」が販売している商品である。知覚過敏歯周病予防する効果期待できる、ソフトペーストタイプの歯磨き粉だ。

「センシティブ」の使い方・例文

「センシティブ」は、日本において「繊細な」という意味で使われることが多いカタカナ語である。例文としては、「彼はセンシティブな心の持ち主だ。」「センシティブな問題には、あまり触れないようにしている。」などが挙げられる

「センシティブ」の英訳

「センシティブ」を英訳すると、「sensitive」となる。「傷つきやすい」「微妙な」といったネガティブな意味だけではなく、「感受性豊かな」「思いやりがある」などポジティブな意味も持つ言葉だ。

2022年12月23日更新