「ゼア」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:ゼア
「their」の意味
「their」は英語の所有格代名詞であり、複数の人が共有する所有物や関係を示す。主に三人称複数の所有格として用いられる。具体的には、彼らの、彼女たちの、彼らたちのといった意味で使用される。例えば、「their house」は「彼らの家」という意味になる。
「their」の発音・読み方
「their」の発音は、IPA表記では/ðɛər/となる。IPAのカタカナ読みでは「ゼア」と表記される。日本人が発音するカタカナ英語では「ゼア」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特別な注意は必要ない。
「their」の定義を英語で解説
「their」は、英語で定義すると "belonging to or associated with the people or things previously mentioned or easily identified" となる。これは、「前述の人々や物事、または容易に識別できる人々や物事に属する、またはそれらと関連する」という意味である。
「their」の類語
「their」の類語としては、「his」や「her」が挙げられる。「his」は彼の、男性の所有を示す所有格代名詞であり、「her」は彼女の、女性の所有を示す所有格代名詞である。これらの類語も所有物や関係を示すが、性別や単数・複数の違いによって使い分けられる。
「their」に関連する用語・表現
「their」に関連する用語や表現として、「theirs」がある。「theirs」は、「their」の名詞形で、彼らのもの、彼女たちのもの、彼らたちのものといった意味で使用される。例えば、「This book is theirs」は「この本は彼らのものだ」という意味になる。
「their」の例文
1. Their dog is very friendly.(彼らの犬はとても友好的である。)
2. I like their new house.(彼らの新しい家が好きだ。)
3. Their parents are very supportive.(彼らの両親はとても支援的だ。)
4. Their car is parked in front of the building.(彼らの車は建物の前に駐車されている。)
5. Their garden is full of flowers.(彼らの庭は花でいっぱいだ。)
6. Their children are well-behaved.(彼らの子供たちは行儀が良い。)
7. They are proud of their achievements.(彼らは自分たちの成果を誇りに思っている。)
8. I borrowed their book from the library.(彼らの本を図書館から借りた。)
9. Their clothes are always fashionable.(彼らの服はいつもおしゃれだ。)
10. Their opinions differ on this issue.(彼らの意見はこの問題について異なる。)
読み方:ゼア
「there」とは、話者から離れた場所・存在・時間上のある一点のことを意味する英語表現である。
「there」とは・「there」の意味を詳しく解説
「there」は、副詞あるいは代名詞として用いられる英単語である。場所・時間などの一点を指して、そこ(に、の)・あそこ(に)・あちら(に)・ほら・あれ、などと訳す。また、「there is(are)」という構文において、ものなどの存在を表す代名詞となる。
「there」の発音・読み方
日本語では「ゼア」あるいは「デア」が、「there」の発音に近い。ただし「ゼ」の音は「ze」ではない。もちろん「デ」の部分の発音も「de」とは異なる。あくまでも発音記号エズを使った有声音である点には注意が必要だ。なお、エズの音は、舌先を上の前歯で軽く当て、舌と歯との隙間から空気を押し出すようにして発生する。
「there」の語源・由来
ゲルマン祖語における「tha(それ)」が語源であるとされている。「r」を語尾に付けた「thar」となることで副詞として用いられてきた。古期英語では「ther」と変化し、その後、現代の「there」になったと考えられている。
「there」と「their」の違い
「there」と「their」は品詞・意味において異なる。「there」は時・場所表す副詞、あるいは存在を意味する代名詞である。対して「their」とは「they」の所有格である所有代名詞だ。「彼らの(もの)」「それら」と訳され、誰のモノであるかを指す。双方とも「それ」と訳されることがあるが、その意味合いは大きく異なる語である。
「there」を含む英熟語・英語表現
there isとは
「There is」という使い方をすることで、「there」は形式的な主語となる。この場合の意味は単にモノが存在することを指す。例えば「There is an apple」なら「りんごが(1つ)ある」、「There is a pen」なら「ペンが(1本)ある」と訳す。
ただし「there is」には新情報をこれから伝えるという導入のニュアンスがあるため、既存の情報については使わない。あくまで、その会話のなかにおける新情報についてのみ用いられる。例えば、定冠詞「the」が付く名詞や固有名詞と「there is」はセットで使わない。「the」が付く名詞は、話者・聞き手ともに既知の情報であるからだ。また、固有名詞や所有格とも一緒に「there is」は使わない。これらもやはり既知の情報であるからだ。
そのため、「There is the cat in the garden.」「There is Tom in the house.」「There is your book on the table.」といった使い方は、すべて不自然な表現となる。それぞれ「The cat is in the garden.」「Tom is in the house.」「Your book is on the table.」などと表現すべきであろう。
Is thereとは
主語が単数名詞の際に「〇〇 is there」とすることで、「○○が(そこに)いる」「○○が存在する」といった意味になる。例えば「Tom is there.(トムがいる。)」のように使う。「there is」の疑問形と混合しやすいので注意が必要だ。
Are thereとは
主語が複数名詞の際に「〇〇 are there」と表現すると、「○○がある(存在する)」となる。また慣用的に「どうだ?」「いる?」「そうなの?」と訳される場合もある。
Over thereとは
「Over there」は、ある一点の時点や地点からみて、「あちらに(向こうに)」「あちらでは(そちらでは)」と訳す。1917年に発表されたアメリカの軍歌のタイトルでもある。
On thereとは
「その上に」「そこに」と訳す。場所を示す名詞として「there」を使う場合、前置詞onが必要となることがある。例えば「I put the book on there.(私は本をそこに置いた。)」のような場合である。
Hello thereとは
「おはよう」「こんにちは」と訳す挨拶表現。このように表現することで、カジュアルで親しみやすいニュアンスをもった挨拶になる。
「there構文」とは
英語では、存在そのものの実在が示す場合に、「there is」「there are」と表現する。これを「there構文」あるいは「存在文」と呼ぶ。「there構文」では存在が重視されるため「there」が持つ場所を指し示す意味合いは限りなく失われる。そのため、訳す際には「〇〇がある」と存在だけを示すようにする。
「there」を含むその他の用語の解説
thereforeとは
それゆえに・従って・それによって、などと訳す英語単語の副詞である。「I think, therefore I am. (われ思う, ゆえにわれあり)」のように使う。この語は格式ばった文語的なイメージが強い。口語や軽い表現をしたい場合には「so」を用いた方がよいだろう。
「there」の使い方・例文
・There are zombies in the mall.(モールにはゾンビがいます。)
・Is there any drink?(飲み物はありますか?)
・There comes the bus.(バスが来る。)
・There the bus comes.(ほら、バスが来るよ。)
・Get out from there!(そこから出ていけ!