プッシーとは何?わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:プッシー
pussyの基本的な意味と用法
「pussy」とは表面的には「子猫」を意味する英語表現。ただし「子猫」という意味でpussyを使うのは幼児であり、大人が単に「pussy」という場合は「女性器」「おまんこ」をほとんどの場合は意味する表現であるため、発話するにあたっては非常に注意が必要な単語である。
pussyの語源・由来・意味の変化
「pussy」はもともとは16世紀ごろの文献で初めて用例が認められる「puss」という言葉が語源である。「puss」は、名前のわからない猫に対して呼びかけたり話しかけたりする時に使う表現であり、日本語で言うなら、とりあえず犬に対して呼びかける時の「ワンちゃん」や、猫に呼びかける時の「にゃんこ」といった表現に近い。
19世紀ごろになると「puss」は「pussy」という表現に転じ、意味についても単に「にゃんこ」「にゃんちゃん」という風に呼びかけで使われるだけではなく、子猫やウサギなどを始めとした小動物や「柔らかくて毛におおわれたもの」全般を指すようになった。例えば現代においても日本語で言うネコヤナギのことを英語では「pussy willow(willowは柳という意味)」と言うが、この場合の「pussy」は「猫」というよりは「柔らかくて毛におおわれた」というニュアンスである。さらに19世紀の後半ごろには、そこから転じて「pussy」という言葉は主として男性から見た場合の性の対象としての「女性」を指すようになる。
さらに現代においては、大人が発話する限りにおいては、「pussy」は殆どの場合に「女性器」または「女性」のことを指すようになった。日本語でも、男性器のことを「息子」「ムスコ」という風に言うことがあるが、これと同じような「ダブル・ミーニング」になっていると言える。
pussyが女性器を意味する場合の用例・例文
pussy-whipped・・・日本語で言うところの「女性の尻に敷かれた」
pussyが子猫を意味する場合の用例・例文
pussyfoot・・・こっそりと歩く、はぐらかす、煮え切らない態度を取る
pussy cat・・・子猫。通例、明示的に子猫と言いたい場合は「kitty」と言うか「pussy cat」という風に「cat」を付ける
pussyのその他の用法
特に口語において「女々しいやつ」「根性無し」のような意味の名詞として「pussy」が使われることもある。上の「pussy-whipped(尻に敷かれた)」も、これと同じニュアンスに近い。
医学用語としては「膿のある」という形容詞として使われる。これは「pus」が名詞「膿」を意味するため「膿んだ」という形容詞形が「pussy」となるためである。
pussyと同様に女性器を指す英単語
「pussy」と同様に、女性器を指す英語表現としては「cunt」「vulva」「vagina」「female genitals」などがある。これらの中でも「pussy」は、主に男性同士の会話の中で、医学的な意味ではなく、男性から見た場合の性の対象としての「女性」「女性器」を指すために使われる通俗的な表現であるという点は、改めて注意が必要である。