「ホワイル(ワイル・ホワイル)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
読み方:ワイル・ホワイル
「while」とは、主に「~する間に」「~するうちに」「~する一方で」といった意味の接続詞として用いられる英語表現である。並行して複数の事柄が同時的に起きている状況を叙述する際に用いられる表現である。
「while」は基本的に接続詞として用いられるが、「しばらくの間」「短時間」を意味する名詞の用法もある。名詞の「while」はさまざまなイディオム(定型的表現)の形で用いられる。
- once in a while(たまに、ときどき)
- between whiles(折に触れて)
- after a while(しばらく後)
- all this while(その間ずっと)
- while away(時間をつぶす)
- in a little while(まもなく)
- a while ago(ほんのちょっと前に)
- It's been a while.(しばらくぶりですね)
「while」と「awhile」の違い
「awhile」は「しばらくの間」「短時間」を意味する副詞である。「wait awhile(ちょっと待ってて)」のような言い方で用いられる。
「awhile」は「a while(不定冠詞+名詞)」に由来する表現である。意味はほぼまったく同じ。副詞として、動詞と組み合わせて用いられる。
「after a while(しばらく後)」のように前置詞と組み合わせて用いる言い方の場合、「a-while」は名詞として扱われるため、「a while」と分かち書きする表記が正しい。
「do while」とは
「do-while」はC言語をはじめとするプログラミング言語の構文の一種である。もっとも、英語を土台とする構文であり、英語表現としても意味は通じる。
プログラミング言語における「do-while」構文は、典型的には、「do」の次に「特定の処理」を記述し、「while」の次に「条件」を記述する。
「while」の読み方
「while」の読み方は、基本的には /wάɪl/ と表記され、おおむねカタカナ表記の「ワイル」に近い発音をする。
ただし「wh」部分は、日本語のワ行の音ではなく、うっすら「h」の音を含ませた「w」として発音する。これは「what」や「when」「where」なども同様である。
日本語でカタカナ表記する場合は「ホワイル」と表記されることも少なくない。むろん「ホ」を明瞭に発音すると実際の「while」の発音からは遠ざかる。「ワイル」と「ホワイル」の中間くらいの発音、と心得るとよいかもしれない。
「during」と「while」の違い
「~する間に」「~している間に」という意味を示す英単語としては「while」の他に「during」もよく用いられる。
「while」と「during」は、第一に品詞が異なる。「while」は接続詞であり、「during」は前置詞である。
「while」は接続詞であるため、文が続く。「during」は前置詞であるため名詞が続く。
「during」は「ある(区切られた)範囲の期間」を指し示す表現である。他方「while」は「ある事柄と並行して他のことが起きている」状況を指し示す表現といえる。