ミゲル・ロハスとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

この項目では、野球選手について説明しています。サッカー選手については「ミゲル・ロハス (サッカー選手)(英語版)」をご覧ください。

ミゲル・ロハス_Miguel Rojas_

ロサンゼルス・ドジャース #72
マイアミ・マーリンズ時代(2020年8月24日)
基本情報
国籍 ベネズエラ
出身地 ミランダ州ロス・テケス
生年月日 (1989-02-24) 1989年2月24日(36歳)
身長体重 6' 0" =約182.9 cm188 lb =約85.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手三塁手二塁手一塁手
プロ入り 2005年 アマチュアFA
初出場 2014年6月6日
年俸 $4,000,000(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
ロサンゼルス・ドジャース (2014) マイアミ・マーリンズ (2015 - 2022) ロサンゼルス・ドジャース (2023 - )
この表について この表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。 ■プロジェクト:野球選手 ■テンプレート

ミゲル・エリアス・ロハス・ナイデルノフMiguel Elias Rojas Naidernoff, 1989年2月24日 - )は、ベネズエラ共和国ミランダ州ロス・テケス出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。MLBロサンゼルス・ドジャース所属。愛称はミギー・ロ[2]

経歴

プロ入りとレッズ傘下時代

2005年11月24日にシンシナティ・レッズと契約を結び、プロ入り。レッズ傘下では2012年までプレーした。

ドジャース時代

ロサンゼルス・ドジャース時代
(2014年9月19日)

2012年11月13日にロサンゼルス・ドジャースと契約。

2013年は傘下のAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーした。

2014年6月6日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューを果たした。8日の同カードでマット・ベライルからメジャー初安打を放った。そのまま控え内野手としてメジャーに定着し、主に遊撃のレギュラーを務めたハンリー・ラミレスの守備交代として試合終盤に起用された。最終的に85試合に出場して打率.181、1本塁打、9打点出塁率.242を記録した。

マーリンズ時代

2014年12月10日にアンドリュー・ヒーニークリス・ハッチャーエンリケ・ヘルナンデスオースティン・バーンズとのトレードディー・ゴードンダン・ヘイレンと共にマイアミ・マーリンズへ移籍した[3]

2015年は控え内野手として60試合に出場し、打率.282、1本塁打、17打点、出塁率.329を記録した。

2016年は前年を大きく上回る123試合に出場し、打率.247、1本塁打、14打点、出塁率.288を記録した。

2017年は90試合の出場で打率.290、1本塁打、26打点、出塁率.361を記録した。

2018年は自己最多の153試合に出場し、打率.252、11本塁打、53打点、出塁率.297を記録し、自身初となる規定打席に到達した一方で、リーグワーストの23併殺を喫した。

2019年は8月7日のニューヨーク・メッツ戦で一塁ベースへの走塁の際に右脚のハムストリングスを痛め、故障者リスト入りした[4]。9月20日には、2年総額1025万ドルで契約を延長した[5]。オプションとして2021年シーズン中での500打席到達と、2022年シーズンのスプリングトレーニング参加が確定された際には2022年シーズンの契約である単年550万ドルが保証される[6]。前述のオプションが達成しなかった際には2022年シーズンの選択権を球団側が所持し、バイアウトの際は50万ドルが支払われる。同20日の記者会見で「延長の決め手になったのは大きな契約でも、長期間の契約でも、私の個人的な問題でもないよ。私がこのチームで成し遂げたいのは、マーリンズの優勝を助けることだけだよ」とコメントし[7]、「私は自分が持っているものに満足することはないよ。メジャーリーグに入った時は10年間プレーしたい、ゴールドグラブ賞を獲りたい、チームが優勝するのを助けたいと多くの目標があった。そして、目標は今でも成長し続ける。それは、野球をしている全ての子どもたちに可能性があるというメッセージだ。仕事を続け、些細なことを毎日続けていれば、どんなに上手でも下手でも、自分が到達したいと思うところまでたどり着けるんだよ」と涙をこらえながら語った[8]。このシーズンは前述の怪我の影響もあり、132試合に出場して前年を上回る打率.284、5本塁打、46打点、出塁率.331を記録し、2年連続で規定打席に到達した。守備面ではシーズンを通して遊撃手として出場し、ナショナルリーグ4位のUZR+7.8、DRSではリーグ7位となる-1を記録した[9]

2020年は前年に引き続き遊撃手として開幕から出場していたが、7月26日にマーリンズで新型コロナウイルスの集団感染が発覚[10]。8月4日にはロハスの感染が確認され、故障者リスト入りした[11]。しかし、8月21日のワシントン・ナショナルズ戦で復帰し、パトリック・コービンから3点本塁打を記録し、チームの5連敗を止める一打を放った[12]。このシーズンは試合数の減少もある中で、全60試合中40試合に出場し、打率.304、4本塁打、20打点、出塁率.392を記録した。

2021年は132試合に出場し、打率.265、9本塁打、48打点を記録した。

2022年は140試合に出場し、打率. 236、6本塁打、36打点を記録した。

第二次ドジャース時代

2023年1月11日にジェイコブ・アマヤとのトレードで、古巣のドジャースへ移籍した[13]。シーズンでは125試合に出場し、打率.236、5本塁打、31打点を記録した。また3試合に野手投手として登板した。

2024年はチームメイトのムーキー・ベッツがシーズン当初正遊撃手として起用されていたが死球による負傷離脱があり、代わって遊撃手としての役割を果たした。シーズンでは103試合に出場して打率.283、6本塁打、36打点を記録した。2023年から背番号11をつけていたが、佐々木朗希に11を渡し、背番号が72に変更になった[14][15]

詳細情報

年度別打撃成績

年度 球団 試合 打席 打数 得点 安打 二 塁 打 三 塁 打 本 塁 打 塁打 打点 盗塁 盗 塁 死 犠打 犠飛 四球 敬遠 死球 三振 併 殺 打 打率 出 塁 率 長 打 率 O P S
2014 LAD 85 162 149 16 27 3 0 1 33 9 0 0 1 0 10 1 2 28 5 .181 .242 .221 .464
2015 MIA 60 157 142 13 40 7 1 1 52 17 0 1 2 2 11 1 0 16 4 .282 .329 .366 .695
2016 123 214 194 27 48 12 0 1 64 14 2 1 6 2 11 2 1 27 10 .247 .288 .325 .613
2017 90 306 272 37 79 16 2 1 102 26 2 1 1 2 27 5 4 32 6 .290 .361 .375 .736
2018 153 527 488 44 123 13 0 11 169 53 6 3 2 4 24 2 9 69 23 .252 .297 .346 .643
2019 132 526 483 52 137 29 1 5 183 46 9 5 1 5 32 2 5 62 15 .284 .331 .379 .710
2020 40 143 125 20 38 10 1 4 62 20 5 1 0 0 16 2 2 18 1 .304 .392 .496 .888
2021 132 539 495 66 131 30 3 9 194 48 13 3 1 1 37 0 5 74 10 .265 .322 .392 .714
2022 140 507 471 34 111 19 2 6 152 36 9 3 1 3 26 1 6 61 12 .236 .283 .323 .605
2023 LAD 125 423 385 49 91 16 1 5 124 31 8 3 2 5 26 0 5 48 12 .236 .290 .322 .612
2024 103 337 307 41 87 21 0 6 126 36 8 2 2 2 23 0 3 34 8 .283 .337 .410 .747
MLB:11年 1183 3842 3511 399 912 176 11 50 1260 336 62 23 19 26 243 16 42 469 106 .260 .313 .359 .672

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完投 完封 無 四 球 勝利 敗戦 セ 丨 ブ ホ 丨 ル ド 勝率 打者 投 球 回 被 安 打 被 本 塁 打 与 四 球 敬遠 与 死 球 奪 三 振 暴投 ボ 丨 ク 失点 自 責 点 防 御 率 W H I P
2023 LAD 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 14 3.0 3 0 1 0 1 0 0 0 2 2 6.00 1.33
2024 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 1.0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 1.00
MLB:2年 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 18 4.0 4 0 1 0 1 0 0 0 2 2 4.50 1.25

年度別守備成績

投手守備

年度 球団 投手(P)
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守 備 率
2023 LAD 3 1 0 0 0 1.000
2024 1 0 1 0 0 1.000
MLB 4 1 1 0 0 1.000

内野守備

年度 球団 一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守 備 率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2014 LAD - 3 2 11 0 2 1.000 19 8 28 3 2 .923 66 41 101 4 25 .973
2015 MIA - 9 9 7 0 1 1.000 9 3 14 1 0 .944 32 33 75 1 19 .991
2016 41 85 12 0 9 1.000 45 25 44 0 5 1.000 16 1 10 0 1 1.000 33 46 76 4 18 .968
2017 2 4 0 0 1 1.000 2 4 3 0 0 1.000 15 2 9 0 0 1.000 77 118 192 10 57 .969
2018 49 89 9 1 14 .990 11 15 27 0 7 1.000 39 28 58 1 6 .989 83 123 195 2 31 .994
2019 6 10 0 0 2 1.000 3 3 2 0 1 1.000 - 125 178 287 11 74 .977
2020 1 0 0 0 0 ---- - 1 0 1 0 0 1.000 39 49 113 3 30 .982
2021 - - - 128 192 282 11 80 .977
2022 10 27 3 0 4 1.000 - - 136 184 340 7 74 .987
2023 LAD - 1 1 3 0 1 1.000 1 1 0 0 0 1.000 121 143 281 6 61 .986
2024 1 0 0 0 0 ---- 13 16 27 0 6 1.000 11 7 11 1 1 .947 82 109 160 2 20 .993
MLB 110 215 24 1 30 .996 87 75 124 0 23 1.000 111 50 131 6 10 .968 922 1215 2103 61 489 .982

外野守備

年度 球団 左翼(LF)
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守 備 率
2014 LAD 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----

背番号

脚注

  1. ^Miguel Rojas Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年3月19日閲覧。
  2. ^ Breakdown of Marlins' Players Weekend names MiLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月27日閲覧
  3. ^ "Dodgers acquire Howie Kendrick from Angels and three prospects from Marlins" (Press release) (英語). MLB.com (Los Angeles Dodgers). 11 December 2014. 2015年2月15日閲覧。
  4. ^Rojas lands on 10-day IL with hamstring strain” (英語). MLB.com. 2021年4月18日閲覧。
  5. ^Marlins Extend Miguel Rojas” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月17日閲覧。
  6. ^Miguel Rojas guaranteed $10.25M in 2-year deal with Marlins” (英語). USA TODAY. 2021年4月17日閲覧。
  7. ^ Matias J. Ocner. “Miguel Rojas gets emotional at press conference announcing extension with Miami Marlins” (英語). Miami Herald. 2021年4月17日閲覧。
  8. ^ Dusenbury, Wells. “‘I never thought I’d be in this position’ — Miguel Rojas on emotional moment of signing Marlins extension” (英語). sun-sentinel.com. 2021年4月17日閲覧。
  9. ^National League Leaderboards » 2019 » Shortstops » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2021年4月17日閲覧。
  10. ^ Sussman, Ely. “There’s a COVID-19 outbreak on the Miami Marlins” (英語). Fish Stripes. 2021年4月18日閲覧。
  11. ^Marlins' Miguel Rojas: Placed on injured list” (英語). CBSSports.com. 2021年4月18日閲覧。
  12. ^Rojas' HR in return from illness holds up” (英語). MLB.com. 2021年4月18日閲覧。
  13. ^Press release: Dodgers acquire Miguel Rojas”. www.mlb.com. 2023年1月12日閲覧。
  14. ^ドジャース・佐々木朗希、背番号を譲ってくれたロハス選手へのお礼は「いろいろ相談して決めたい」…大谷はポルシェ贈呈で話題」『スポーツ報知』2025年1月23日。2025年1月23日閲覧。
  15. ^ a bドジャースの背番号「11」が「72」への変更を球団が正式発表 佐々木朗希に譲った可能性大に」『スポーツ報知』2025年1月21日。2025年1月23日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、**ミゲル・ロハス**に関連するカテゴリがあります。

ロサンゼルス・ドジャース ロースター
投手 43 アンソニー・バンダ 78 ベン・カスパリアス 86 ジャック・ドレイヤー(英語版) 79 ニック・フラッソー 57 ルイス・ガルシア 31 タイラー・グラスノー 26 トニー・ゴンソリン(故障者リスト) 48 ブルスダー・グラテロル(故障者リスト) 29 マイケル・グローブ(故障者リスト) 60 エドガルド・エンリケス(故障者リスト) 63 カイル・ハート(故障者リスト) 22 クレイトン・カーショウ 96 ランドン・ナック 45 マイケル・コペック(故障者リスト) 85 ダスティン・メイ 28 ボビー・ミラー 59 エバン・フィリップス(故障者リスト) 77 リバー・ライアン(故障者リスト) 11 佐々木朗希 64 マット・サウアー(英語版) 66 タナー・スコット 80 エメット・シーハン 7 ブレイク・スネル 35 ギャビン・ストーン(故障者リスト) 49 ブレイク・トレイネン 51 アレックス・ベシア 70 ジャスティン・ロブレスキー 18 山本由伸 38 カービー・イエーツ
二刀流選手 17 大谷翔平
捕手 15 オースティン・バーンズ 67 ハンター・フェデュシア(英語版) 16 ウィル・スミス
内野手 50 ムーキー・ベッツ 5 フレディ・フリーマン 8 エンリケ・ヘルナンデス 6 金慧成 13 マックス・マンシー 72 ミゲル・ロハス
外野手 23 マイケル・コンフォルト 25 トミー・エドマン 37 テオスカー・ヘルナンデス 33 ジェームズ・アウトマン 44 アンディ・パヘス 3 クリス・テイラー -- アンドリュー・トールズ(制限リスト)
監督・コーチ 30 デーブ・ロバーツ(監督) 0 ダニー・リーマン(英語版)(ベンチコーチ) 71 ロバート・バンスコヨック(打撃コーチ) 65 アーロン・ベイツ(英語版)(打撃コーチ補佐) 99 マーク・プライアー(投手コーチ) 87 コナー・マグギネス(英語版)(投手コーチ補佐) 84 クリス・ウッドウォード(一塁コーチ) 91 ディノ・イーベル(英語版)(三塁コーチ) 54 ジョシュ・バード(ブルペンコーチ) 88 ボブ・ゲレン(フィールドコーディネイター)
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2025年3月18日更新