ミーティングの意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:ミーティング
「meeting」とは・「meeting」の意味
「meeting」は、英語で「会議」や「集会」という意味を持つ単語である。日本語では、「ミーティング」というカタカナ表記も一般的に用いられる。また、「meeting」は複数形で「meetings」となり、複数の会議や集会を指す。
「meeting」の発音・読み方
「meeting」の発音は、IPA表記で/míːṭɪŋ/である。日本語の「ミーティング」と読み方が似ているため、覚えやすい単語である。
「meeting」の語源・由来
「meeting」の語源は、古英語の「metan」に由来する。これは「見つける」や「出会う」という意味を持つ動詞である。その後、「meet」という動詞が形成され、「meeting」という名詞が誕生した。
「meeting」の類語
「meeting」の類語には、「conference」、「convention」、「assembly」、「gathering」などがある。それぞれニュアンスが異なり、「conference」はより正式な会議、「convention」は大規模な集会、「assembly」は一般的な集まり、「gathering」は親しい人たちの集まりを指す。
「meeting」を含む用語・関連する用語
「a meeting」とは
「a meeting」は、「ある会議」や「一つの集会」を指す表現である。具体的な会議や集会を特定していない場合に用いられる。
「on the meeting」とは
「on the meeting」は、「会議について」という意味である。会議の内容や結果に関する話題を扱う際に使用される。
「the meeting」とは
「the meeting」は、「その会議」や「特定の集会」を指す表現である。既に話題に上がっている会議や集会について言及する際に用いられる。
「meeting」の使い方・例文
1. We have a meeting at 3 pm.(午後3時に会議がある)
2. The meeting was very productive.(その会議は非常に有益だった)
3. I'm attending a business meeting.(ビジネスミーティングに出席している)
4. The meeting was postponed due to the bad weather.(悪天候のため、会議は延期された)
5. Please prepare a report for the meeting.(会議のために報告書を準備してください)
6. The meeting lasted for two hours.(会議は2時間続いた)
7. We discussed the new project in the meeting.(会議で新しいプロジェクトについて話し合った)
8. The meeting was held in the conference room.(会議は会議室で開かれた)
9. I took the minutes of the meeting.(会議の議事録を取った)
10. The meeting was adjourned until next week.(会議は来週まで延期された)
別表記:ミーティング
「MTG」とは・「MTG」の意味
「MTG」とは、「ミーティング」のことで、会社で使われるビジネス用語の一種である。
MTGは「meeting」の略だ。直訳すれば「会うこと」「顔を合わせること」になる。一方で、「meeting」には「打ち合わせ」の意味もある。MTGは、主に「メンバー同士での話し合い」という意味合いで使われてきた。そのため、得意先や取引先との話し合いをMTGと表現することはあまりない。
MTGはさまざまな場面で使われる。たとえば、「キックオフMTG」「MTGスペース」といった言葉もある。キックオフMTGとは、プロジェクトの立ち上げに際して行われるミーティングのことだ。関係者が初めて顔を合わせ、今後の話を突き詰めていく。キックオフMTGは純粋な打ち合わせの意味合いだけでなく、お互いの士気を高めるためにも重要だとされている。なお、キックオフとはサッカー用語で、「試合開始」を指す。次に、MTGスペースとは、ミーティング用に設けられた空間のことだ。オフィス内にはMTG専用の部屋が備わっている場合もある。フリーの空間が、便宜的にMTGスペースとなっているパターンも多い。
ビジネスシーンにおいて、MTGが重要なのは情報共有の機会になるからである。チームが一丸となってプロジェクトを進行させていくには、目的意識を共有しなければならない。また、お互いのタスクの進捗も把握しておく必要があるだろう。チームメンバーが個別に動いているだけでは連帯感が生まれにくく、生産性も向上しない。そこで、多くの企業が定期的なMTGの機会を設け、メンバー間のコミュニケーションに努めている。
ビジネスシーンのMTGにおいて、大きな障害になったのは新型コロナウイルスの感染拡大だった。2020年初頭から世界的に広がっていったコロナにより、ビジネスパーソンのオフライン活動は制限されてしまう。外出自粛が行われる中、リモートによるMTGになかなか慣れず、戸惑う社会人は多かった。しかし、リモートツールの発達や、在宅ワークの浸透により、オンラインMTGは世間に受け入れられていったといえる。
MTGを「医療用語」とする意見もある。理由は2つで、まず、医療機関では頻繁にMTGが行われているからだ。医師や看護師の連携は、医療機関の生命線である。医療従事者はMTGにより患者の情報や1日の流れを共有してきた。毎日が多忙な職種だけに、MTGの時間をいかに効率的に確保するかが、医療機関での重要な課題である。2つ目の理由は「大腿最大囲」を「MTG(maximum thigh girth)」と呼ぶからだ。大腿最大囲とは、大腿の周長のことである。適切な治療を施すにあたり、患者の体型は無視できない要素である。また、高齢者の介護においても、大腿最大囲が計測されることは少なくない。
MTGは企業名でもある。株式会社MTGは美容機器「リファ」シリーズで知られるメーカーだ。リファは同社が提供している、美顔器や美肌シャワーなどの総称である。「手軽に美しくなりたい人」をターゲットにしていて、幅広い顧客に訴求してきた。女性だけでなく、リファシリーズには男性のファンも多い。
インターネットを検索すると、「ヘラヘラ三銃士」「炎上」というキーワードに関連して、MTGが登場することもある。その理由は、YouTuberの起こした不祥事に由来する。ヘラヘラ三銃士はありしゃん、さおり、まりなの3人組として活動するYouTuberだった。彼女たちはインフルエンサー活動のほか、実業家としての顔も持つ。若者を中心に人気で、彼女たちに憧れるファンも多かった。ところが、2021年6月、緊急事態宣言下の東京都内で、彼女たちが飲酒とカラオケに興じていた様子が報道されてしまう。
しかも、その宴会はYouTber31人が参加した、かなり大規模なものだった。大勢で密閉空間にいるとコロナの感染確率が上がるのは、社会常識となっていた。報道を受けてもヘラヘラ三銃士はすぐにリアクションを示さず、世間の顰蹙を買う。そして、インターネット上での炎上を巻き起こす事態になった。他の配信者のライブ動画に出演した際にも歯切れが悪く、正直な態度には見えなかったことで、「意味不明」「不愉快」という反応を招き、ますます炎上は拡大した。
メンバーのまりながプロデュースしていたバーの名前が「MTG」である。しかし、事態を重く見た経営会社はまりなに、プロデュース契約の解除を言い渡す。飲食に関わる者としては、緊急事態宣言での振る舞いが望ましくないと判断されたためだった。その後もヘラヘラ三銃士はYouTubeで活動を続けているものの、一部のファンからのバッシングは完全に収まってはいない。
MTGはカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング(magic the gathering)」の略称でもある。MTGは1993年にリリースされた、アメリカ製のトレーディングカードゲームだ。MTGの人気は世界中で火がつき、関連カードは爆発的にヒットした。ギネスブックにも「もっともよく遊ばれているトレーディングカードゲーム」として、MTGが載っている。
MTGのもっともスタンダードな遊び方は、1対1のバトル形式である。プレイヤーは手持ちのカードからルールに合った枚数のカードを選ぶ。選ばれたカードのまとまりは「デッキ」と呼ばれる。プレイヤーはデッキのカードの順番を工夫し、攻撃や回復を行っていく。決められたポイントを守り抜きながら、相手のポイントを0にしたほうが勝者となる。MTGのゲームシステムは「デッキビルディング」と呼ばれており、後世のコンテンツに大きな影響を与えた。大ヒットしたボードゲームの「ドミニオン」はMTGにインスパイアされて開発されている。
さらに、手持ちのカードが多くなるほど魅力的なデッキを構築できるのも、プレイヤーの購買意欲を刺激した。MTGではレアなカードにプレミアム価格がついており、世界中のファンから探し求められている。自分でカードを集めオリジナルのデッキを構築していくMTGの構造は、日本発の「遊戯王」「ポケットモンスター」などのゲームにも受け継がれていった。
「MTG」の読み方
ほとんどの場合、「MTG」は「ミーティング」と読まれる。ただし、打ち合わせ以外の意味で使われる際には、「エムティージー」とアルファベット読みをされてきた。「maximum thigh girth」「magic the gathering」などの長い正式名称の略としてMTGが使われているためである。
「MTG」の熟語・言い回し
オンラインMTGとは
オフラインではなく、オンライン上で行うMTGが「オンラインMTG」である。もともとオンラインMTGは、遠方の相手と打ち合わせをする手段として認識されていた。オンラインMTGが一般的に広まったのは、新型コロナウイルス感染拡大がきっかけである。在宅ワーカーやリモートワーカーが増えたほか、オフラインでの接触を懸念する風潮が高まり、オンラインMTGの重要性が再認識されたのだった。そのような時勢を受けて、ZOOMやSkype、LINE通話など、オンラインMTGのツールが世間にも浸透していく。効率性の良さや低コストなどのメリットも見直され、オンラインMTGはビジネスシーンでの日常に変わっていった。
一方で、オンラインMTGのデメリットも指摘されている。まず、オンラインMTGでは発言のタイミングをつかみづらい。そのうえ、画面越しでは相手の表情を見極められない場面もある。オンラインMTGでは相手の気持ちを踏まえた、活発な議論をしにくいとの意見は多い。さらに、オンラインMTGの成功はインターネットや端末の環境に依存しがちだ。同じMTGに出席していたにもかかわらず、端末の調子が悪い人は内容を十分に理解できない。ただし、メタバースの導入により、臨場感のあるオンラインMTGは可能になってきた。ツールの進化も著しく、かつてのデメリットは解消されつつある。