ローマカトリックとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

ローマカトリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:13 UTC 版)

セカンドチャンス (キリスト教)」の記事における「ローマカトリック」の解説

しかしそののちローマ国教となったカトリック教会では、しだいにこの「よみ」は地獄同一視されるようになった。「よみ」の観念消え、人は死後天国地獄へ行く」という考えになった一方煉獄」の教え生まれたが、これは中途半端なキリスト者がいったんそこへ行き清められたのちに天国上げられるという場所で、未信者として死んだ者のための所ではない。プロテスタント正教会では、煉獄教え聖書にないとして否定されている。 未信者死後に関する現代カトリックの見解は、1965年第二バチカン公会議の公式文書『現代世界憲章』に、「このこと(救い復活)は、キリスト者だけに言えるものではなく見えない仕方で心に恵みの働くすべての善なる人にも言える。というのは、キリストすべての人のために死なれたからである。・・・神のみ知りたもう方法によって、すべての人に、復活秘義にあずかる可能性提供されることを、私たち信じなければならない」と記されている。 またカトリック教問答には、「カトリック教会が神によってイエス・キリスト通して必要不可欠なものとして建てられたことを知っていて、しかもなおその教会に入ることを拒否、あるいは教会中に終わりまでとどまることを拒否するとすればこのような人々救われることはありません。・・・(しかし)救われないというこの主張は、自分過ちによらずキリストキリストの教会知らない人々にはあてはまりません….誠実なをもって神を探し求め、また良心命令通して認められる神の意志を、恩恵働きのもとに、行動をもって実践しようと努めている人々は、永遠救い達することができます」(847番)と書かれている。ただし、キリスト知らなくても良心生きた人は救われる可能性があると読めるこの教えは、プロテスタントでは一般に、非聖書的として支持されていない

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ローマ・カトリック

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カルパティア山脈地域のスロバキア側の木造教会群」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

ヘルヴァルトウのアッシジの聖フランチェスコ教会(Hervartov, Saint Francis Church) ヘルヴァルトウ中心部に残るアッシジの聖フランチェスコ教会は、背が高いが幅は狭いという木造教会としては珍しい構造そなえたゴシック様式教会である。ヘルヴァルトウはバルデヨフから南西約9km に位置するポーランド国境にも近い村落で、その存在14世紀には記録されているが、教会正確な建造年は特定されていない。ただし、ゴシック様式祭壇などから 15世紀後半推測されている。 床は石造で、木造が多いのに比べて異例である。1665年描かれ稀少壁画の中では、エデンの園におけるアダムとイヴ聖ゲオルギオスドラゴン退治最後の晩餐などが描かれている。聖母マリア聖カタリナ聖バルバラなどが描かれ主祭壇1460年から1480年の間に作られたもので、20世紀後半修復されたものである世界遺産の登録地域は0.0802haで、教会そのもの敷地(Churchyard)が対象となっている。緩衝地域周辺区画の5.3587 haである。 トゥヴルドシーンの諸聖人教会(Tvrdosin, All Saints Church) トゥヴルドシーンの諸聖霊教会15世紀後半建設されたもので、17世紀一時期プロテスタント教会堂になった際、ルネサンス様式改修された。バロック様式主祭壇描かれた諸聖人17世紀末まで遡る聖ペトロ洗礼者ヨハネ描かれた本来のゴシック様式祭壇のうち現存している分は、第一次世界大戦後ブダペスト博物館移管された。17世紀遡る星空描いた天井画宗教的な工芸品優れたのである世界遺産登録地域0.75 ha で、教会そのもの敷地対象となっている。緩衝地域周辺区画の1.7091haである。なお、他の7棟の世界遺産登録物件が各会派所有物なのに対し、この教会だけは1993年以降市有財産となっている。 ヘルヴァルトウのアッシジの聖フランチェスコ教会 トゥヴルドシーンの諸聖人教会

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ローマ・カトリック

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聖体」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

ローマ・カトリック(東方典礼カトリック教会含まない狭義カトリック教会)では、聖体パンとして酵母使わない一種ウエハース用い、これをホスチアと呼ぶ。ホスチア (hostia) はラテン語で「いけにえ(の供え物)」という意味で、もともとは聖体として聖別されパンぶどう酒指していたが、聖別されパン方だけをホスチアと呼ぶようになり、さらには聖餐用に作られ聖別される前の種なしパンをもホスチアと呼ぶに至った聖餐式ホスチア呼ばれるパン用いようになったのは12世紀頃からであるが、種なしパン使用9世紀頃に遡る種なしパン用いるのは過越祭種なしパン食べたことに由来しホスチア修道院などで製造している。 洗礼受けてから初め聖体拝領することを「初聖体」(はつせいたいFirst Communion)と呼びカトリックでは7つ秘跡のうちの1つとされる重要な儀式である。自らの意思に基づく成人洗礼場合洗礼同時に初聖体堅信礼を行うが、幼児洗礼場合聖体拝領の意味がわかるようになる児童期に、そのための準備行った上で受けることになる。年齢は特に定められていないが、幼稚園生から小学校低学年くらいで受けることが多い。 日本のカトリック教会では、敬意込めて御聖体」(ごせいたい)と呼ぶことが多い。カトリック教会場合パンぶどう酒両方指して聖体という場合もある。その両方信者拝領することを「両形態」あるいは「両形色」による聖体拝領と呼ぶ。多くカトリック教会では、ぶどう酒聖職者のみが拝領し平信徒パンのみを拝領する。これを「単形態」あるいは「単形色」による聖体拝領と呼ぶ。 聖変化した聖体パン)は「キリストのからだ」として拝礼対象となり、ミサ中に拝領(領食)する以外にも、一部残して聖堂祭壇付近の箱や壁に造り付けた「聖櫃」に常に一定保存しておき、聖堂訪れた信徒が「聖体訪問」して拝礼することができる。また聖体賛美式などでキリスト臨在を示すものとして拝礼される(東方教会聖公会では、聖体礼儀/聖餐式の中で、あるいは病床訪問の時などに領食する以外の目的には使われない)。

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ローマ・カトリック

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「婚約」記事における「ローマ・カトリック」の解説

ローマ・カトリックにおいては歴史的にはbetrothal婚約は、結婚同程度拘束力の強い、形式伴った契約だと見なされていたもので、それを解除するには正式に離縁の手続きを経る必要があった。婚約をした男女は、たとえ結婚式をまだ挙げていなくても、また肉体的関係を持っていなくても、夫と妻であると法的に認められた。人々公にする形での「婚約期間」という概念は、1215年第4ラテラン公会議インノケンティウス3世指揮したもの)によって導入された。「結婚することになる者たちは、教会司祭によって人々の前で公に名を告げられるべきである。そうすることによって正統性のある障害がある場合は、それがやがて明らかになるからである Medieval Sourcebook: Twelfth Ecumenical Council: Lateran IV 1215」。このような教会による公の告示は、banns of marriageとして知られている。地区教区)によっては、このようなbannsを声にして読みあげることが、結婚式一部になっている場合もある。

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ローマ・カトリック

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リトアニアの宗教」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

現代リトアニアヨーロッパで有数カトリックの国であると言われるリトアニア統計局調査によると、国民の 79.0 % (約275万人)が自らの宗教カトリックであると自認している。(詳細は「リトアニア統計局の人口統計」の節を参照

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ローマ・カトリック

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聖霊運動」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

主流とは別に神秘主義流れがあった。偽ディオニシウス・アレオパギタエックハルト思弁神秘主義と、クレルヴォーのベルナルドゥスボナベントゥラトマス・ア・ケンピス信仰的神秘主義である。

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ローマ・カトリック

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スリランカのキリスト教」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

2012年実施され国勢調査によると、1,237,038人(総人口の6.1%)がローマ・カトリックの信徒であり、国内キリスト教徒人口のおよそ83.5%を占める。 ローマ・カトリックがポルトガルによってもたらされたため、現在でも国内信徒多くポルトガル語由来名字使用している。17世紀スリランカ訪れたオランダポルトガル追いだした後にプロテスタント広めようとしたが、現在でも多くキリスト教徒カトリックのままである。現在、国内には1つ大司教区コロンボ)が置かれ、その下に11教区存在する教区存在する町は、アヌラーダプラバドゥッラバッティカロアチラウ英語版)、ゴールジャフナキャンディクルネーガラマンナールラトゥナプラトリンコマリー11都市である。

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ローマ・カトリック

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異宗婚とキリスト教」の記事における「ローマ・カトリック」の解説

ローマ教皇中心とするカトリック教会では、洗礼受けていない者との結婚異宗婚姻、洗礼をうけた非カトリッククリスチャン東方教会プロテスタント)との結婚を混宗婚姻mixed marriages)と呼びそれぞれ障害違法ではあるが、教会権威により結婚として有効にすることができる。異宗婚有効になるには障害免除が必要であり、混宗婚が合法なるには教会権威者許可が必要である。教会は「結婚について統治権」を有しカトリック神父は混宗婚姻への許可与え権威がある。教会法1124「混宗婚姻禁止」、教会法1125-1126「婚姻許可資格」、教会法1127「混宗婚姻婚礼形式」である。第二バチカン公会議で混宗婚姻資格緩和されたが、混宗婚姻におけるカトリック信者本人信仰生まれた子どもの信仰継承における懸念があるため、誓約必要性かわっていない。 歴史的には、洗礼をうけた非カトリック配偶者も子どもをカトリックにすると約束する必要があった。1966年1977年改訂があり、今日ではカトリック信徒のみが、子どもをカトリックにする誓約をしなければならない。「混宗婚のときの約束」の必要は1970年パウロ6世教皇書簡「マトリモニア・ミクスタ」でも確認されている。カトリック信者と非カトリック結婚教会法上の障害であり、免除のための特別な書類婚姻障害免除書」と、生まれてくる子どもをカトリックにし、カトリック信仰を守る「約束書」の提出が必要となる。 混宗婚の場合結婚式ミサをあげるには司教許可が必要である。 ローマ・カトリックは、イスラムユダヤ人との結婚禁じることがあった。カトリックの洗礼受けていない人間との結婚婚姻の秘跡ではない。

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