両者の関係とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 06:19 UTC 版)
爬虫両生類学には二つの綱が含まれるが、これらはともに変温動物で、サンショウウオとトカゲのようによく似た形態をしているものもある。 しかし進化的に見ると必ずしも密接に関連しているわけではない。両生類は3室に分かれた心臓を持ち、一生のほとんどを水辺で過ごす。また両生類は分泌腺に富んだ皮膚を持ち、多くは捕食者を撃退するために毒液を出す。成体は陸上生活が可能な体を持つが、幼生は原則としてえらを持ち、水中生活であり、成体になるときにはっきりした変態がおこなわれる。卵には殻がなく、水中に産卵されるのが原則である。 一方爬虫類は防水性の乾いた皮膚を持ち、鱗で身を守っているが分泌腺はほとんど持たない。多くの爬虫類は一生を通じて水辺では生活せず、肺を持っている。爬虫類の心臓は3室だが、心室がやや仕切られ(ワニのみ4室)、卵胎生のウミヘビを除いて、ほとんどが陸で産卵する。しかし既に絶滅した種は異なった生態を持っていたものもある。 脊椎動物の分類の上では、爬虫類・鳥類・哺乳類を有羊膜類としてまとめることがあり、この観点でも両生類は大きな異質性を持っている。
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