作戦失敗とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 08:49 UTC 版)
「アブステンション作戦」の記事における「作戦失敗」の解説
高波が収まるとイタリア海軍はレロス島からの駆逐艦「クインティノ・セラ」、「フランチェスコ・クリスピ」、それにMAS魚雷艇2隻を増援として送り込んだ。増強された水雷戦隊は再び英軍陣地に砲撃を加え、上陸部隊の第二陣を投入した。最早コマンドスは陣地を維持できず、2月28日に漸くアレクサンドリアから揚陸艦隊が作戦海域に現れると、コマンドスは空軍や海軍の継続的な援護がない状態では橋頭堡を維持できず、上陸作戦の続行は不可能であると連絡した。上陸作戦中止後、揚陸艦隊によってコマンドス部隊の回収が行われたが、脱出に間に合わなかった20名の隊員がイタリア陸軍の捕虜となった。 撤退の護衛中に駆逐艦「ジャガー」が「フランチェスコ・クリスピ」に雷撃されたが魚雷は命中せず、対する「ジャガー」も主砲で反撃したが命中弾は得られなかった。この戦闘後、イギリス艦隊はアレクサンドリアに帰投した。イギリス駆逐艦「ヌビアン」、「ヘイスティ」、「ジャガー」がロドス島とカステロリゾ島との間の海域で帰投するイタリア海軍艦艇を捜索したが、捕捉することは出来なかった。
※この「作戦失敗」の解説は、「アブステンション作戦」の解説の一部です。
「作戦失敗」を含む「アブステンション作戦」の記事については、「アブステンション作戦」の概要を参照ください。