読み方:はっく仏語のこと。Weblio国語辞典では「八苦」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。">

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四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦(ドゥッカ、dukkha)の分類。

根本的なドゥッカを(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし

根本的な四つの苦に加え、

の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。

抜粋

釈迦初転法輪において四諦を説き、その中では苦諦として四苦八苦を説いた。

比丘等よ、苦聖諦とは、此の如し、
生は苦なり、老は苦なり、病は苦なり、死は苦なり、
怨憎するものに曾ふは苦なり、愛するものと別離するは苦なり、求めて得ざるは苦なり、
略説するに五蘊取蘊は苦なり。

南伝大蔵経, 律蔵大犍度

生は苦なり

アルボムッレ・スマナサーラは生苦を「生きるとは、苦から逃れ続けること」と説明している[2]。人は空腹という苦から逃れるために食事を取り、食べ過ぎは苦であるから食事を終了する[2]。座り続けることは苦痛であるから立ち、立ち続けることは苦痛であるから座るのである[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f g アルボムッレ・スマナサーラ『苦の見方』サンガ (出版社)、2015年、Kindle版、位置No.全2025中 1188 / 59%。ISBN 978-4865640199
  2. ^ a b c アルボムッレ・スマナサーラ『結局は自分のことを何もしらない』〈サンガ新書 役立つ初期仏教法話〉2008年。ISBN 978-4901679619

関連項目