多岐にわたるの意味や漢字 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
読み方:たきにわたる
「多岐にわたる」とは、物事が多方面の話題や分野に及んでいることを意味する表現である。
「多岐にわたる」とは・「多岐にわたる」の意味
「多岐にわたる」とは、道筋がいくつも分かれていることを意味する漢字の「多岐」と通じる、及ぶを意味する「わたる」が合わさった言葉である。「多岐にわたる」は、物事が複数の話題や分野に及んでいることを意味する。本来ならば列挙したいところだが、文字数の制約がある場合や、文章全体をスリムにしたい場合に、「多岐にわたる」を用いると短文で表現することが可能となる。「わたる」を漢字表記すると「亘る」が適当であるが常用漢字に含まれないため、メールや手紙などの文面ではそのまま平仮名で表記するのが一般的である。
「多岐にわたる」の読み方
「多岐にわたる」の熟語・言い回し
多岐にわたる活躍とは
「多岐にわたる活躍」とは、複数の分野で活躍しているという意味である。学問や芸術、スポーツなど幅広い分野で活躍している人への褒め言葉としてよく使われる。「ご活躍」と丁寧語の形は、年上の人や普段お世話になっている人へのメールや季節の便りにも使用できる。
多岐にわたる内容とは
「多岐にわたる内容」とは、複数の話題や分野の内容という意味である。シンポジウムや学会、講演会などの場では「多岐にわたる内容」がテーマとなることが多い。
多岐にわたっているとは
「多岐にわたっている」とは、物事が複数の話題や分野に及んでいることを意味する。
「多岐にわたる」の使い方・例文
「多岐にわたる」の使い方
「多岐にわたる」は、複数の話題や分野にまたがっているという意味であるが、ビジネスや日常生活において、分野を跨いで活躍している、あるいは多彩な人物を表す場合によく使われる。「能力」「活躍」「才能」といった語句を繋げることで、優秀な人物である旨を相手に伝えたり、本人を褒めたりすることもできる。日常会話や文章の中では、目上の人、立場が対等な人、目下の人いずれに対しても使用可能である。
「多岐にわたる」の例文
・私の上司は仕事が抜群にできるのはもちろんのこと、プライベートでも「多岐にわたる」活躍をしていて一人の人間として尊敬できる。
・幼少期から色々な分野の習い事をしていれば、成長した時に「多岐にわたる」才能を持った人物になれるかもしれない。
・私には残念ながら仕事上の「多岐にわたる」経験や実績はないものの、定年まで長く働けたことを我ながら誇りに思っている。
・「多岐にわたる」話題がある人は、職場でも私生活でも多くの人に好かれやすく、ユーモアがある人と一目置かれることがある。
・「多岐にわたる」分野で活躍するには決してあきらめないという強い決意だけでなく、ある程度の経済的な余裕もなくてはならない。
・「多岐にわたる」能力がある人は周りから頼りにされやすいが、気弱な性格ならあれこれと面倒なことを押し付けられてしまうこともある。
・彼女は海外留学中に語学の習得の他、「多岐にわたる」経験をしたこともあってか、人間として一回り成長して帰国したようだ。
・「多岐にわたる」資格や免許を持っている人は、転職をする時に職種の幅が広がるし、大幅な収入アップのチャンスだってある。
・勉強だけに打ち込むのも結構だが、時間のある限り少しでも視野を広げるために「多岐にわたる」分野にチャレンジをする価値はある。
・英語学習のために留学をしたいなら、渡航先にはヨーロッパから北米、東南アジアまで「多岐にわたる」国や地域がある。
・クリスマスの過ごし方は、家族とのホームパーティーから恋人とのデートまで人それぞれの好みにより「多岐にわたる」イベントを選べる。
・わが子には将来後悔してほしくないので、親としては幼いうちからできるかぎりの「多岐にわたる」経験をさせてあげたい。