大島町(オオシマチョウ)はどこ? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

おおしままち 大島町
三原山
大島町旗 大島町章1957年昭和32年)制定
日本
地方 関東地方
都道府県 東京都大島支庁
なし
市町村コード 13361-2
法人番号 2000020133612
面積 90.76km2
総人口 6,513[編集]推計人口、2024年12月1日)
人口密度 71.8人/km2
隣接自治体 (海上を隔ててのみ隣接)利島村静岡県下田市千葉県館山市東海汽船の高速船の航路が出ている)
町の木 つばき
町の花 つばき
大島町役場
町長 [編集] 坂上長一
所在地 100-0101東京都大島町元町1丁目1番14号北緯34度45分01秒 東経139度21分20秒 / 北緯34.75014度 東経139.3555度 / 34.75014; 139.3555座標: 北緯34度45分01秒 東経139度21分20秒 / 北緯34.75014度 東経139.3555度 / 34.75014; 139.3555
外部リンク 公式ウェブサイト
■ ― 区 / ■ ― 市 / ■ ― 町・村
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大島町(おおしままち)は、東京都島嶼部に位置する

伊豆諸島の北端にある伊豆大島を区域とし、所属するはなく「東京都大島町」が正式な表記である。

三原山椿、あんこさんで知られる。気候は温暖であり、 年間平均気温は摂氏15.8度。

地理

歴史

年表

行政区域変遷

大島町町域の変遷(年表)
月日 現大島町町域に関連する行政区域変遷
1908年(明治41年) 4月1日 島嶼町村制施行。以下の村がそれぞれ発足[1][2]岡田村 ← 岡田村単独で村制施行 元村 ← 元村単独で村制施行 泉津村 ← 泉津村単独で村制施行 野増村 ← 野増村単独で村制施行 差木地村 ← 差木地村単独で村制施行 波浮港村 ← 波浮港村単独で村制施行
1926年(大正15年) 大島島庁から大島支庁になる。
1940年(昭和15年) 4月1日 伊豆諸島の島嶼町村制が普通町村制に移行。
1955年(昭和30年) 4月1日 岡田村・元村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村が合併し大島町が発足[3]
大島町町域の変遷表
1908年以前 明治41年4月1日 明治41年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
岡田村 岡田村 岡田村 昭和30年4月1日大島町 大島町
元村 元村 元村
泉津村 泉津村 泉津村
野増村 野増村 野増村
差木地村 差木地村 差木地村
波浮港村 波浮港村 波浮港村

人口

大島町と全国の年齢別人口分布(2005年) 大島町の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 大島町■緑色 ― 日本全国 ■青色 ― 男性■赤色 ― 女性
大島町(に相当する地域)の人口の推移 1970年(昭和45年) 10,889人 1975年(昭和50年) 11,097人 1980年(昭和55年) 10,734人 1985年(昭和60年) 10,377人 1990年(平成2年) 10,014人 1995年(平成7年) 9,693人 2000年(平成12年) 9,224人 2005年(平成17年) 8,702人 2010年(平成22年) 8,461人 2015年(平成27年) 7,884人 2020年(令和2年) 7,102人
総務省統計局 国勢調査より

行政

歴代町長

特記なき場合「大島小史」などによる[8]

氏名 就任 退任 備考
1 藤井豊乃輔 1955年4月
2 石井松利 1967年4月
3 鈴木三郎 1975年4月
4 植村秀正 1983年4月
5 清水長治 1991年4月
6 藤井静男 1999年4月
7 川島理史 2011年4月30日 2015年4月30日
8 三辻利弘 2015年4月30日 2023年4月30日

都の行政機関

国の行政機関

議会

町議会

都議会

大島町が属する島部選挙区から選出される東京都議会議員の定数は1議席である。

衆議院

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
石原宏高 60 自由民主党 61,660票
比当 阿部祐美子 60 立憲民主党 54,178票
奥本有里 47 国民民主党 30,351票
吉平敏考 43 日本維新の会 25,745票
香西克介 48 日本共産党 12,056票
川口めぐみ 51 無所属 8,822票
植木洋貴 42 参政党 8,731票

司法

地域

大島町は北から 泉津(せんづ)、 岡田(おかた)、 元町(もとまち)、 野増(のまし)、 差木地(さしきち)、 波浮港(はぶみなと)、の六集落からなるが、 北の山(きたのやま)(元町字北の山を中心とした一帯、岡田と元町の中間)、 間伏(まぶし)(野増字間伏とその周辺、野増と差木地の中間)、クダッチ(差木地字クダッチ、差木地と波浮港の中間)を一つの地域と見なすこともある。また、島内を南部と北部に二分する表現が用いられることもある。その場合、差木地より南が南部に入ることは間違いないが、間伏地区がどちらに入るかは明確ではない。

カルデラ式火山である三原山の外輪山から内側がどの集落に属するのかは明確にされていない。外輪山にある大島温泉ホテルは泉津字 木積場(きつんば)、バス停終点付近にある歌乃茶屋付近は正式には元町字 二阡坪山(にせんつぼやま)だが、俗称元町字 鏡端(かねはた)(「かがみばた」とも読む)が使われることもある。しかし、その付近の一部区域は野増に属するところもある。

教育

小学校

中学校

高等学校

医療

交通

元町港

岡田港

波浮港

航空

かつては全日本空輸東京国際空港(羽田空港)とを結ぶ便を運航していた。YS-11の退役による小型ジェット機への機材転換が必要となり、2002年に小型ジェット機が離着陸可能な滑走路長1,800メートルに延長された(当初の計画としてB737-500が1日3往復。大島空港拡張事業環境影響評価書より)。しかし、観光客の減少、高速船の運航等により乗客数を確保できなくなり、2009年10月からは、ボンバルディアDash 8 Q300型機での1日1便運航となった。その後同機材の退役により、2014年3月30日から再度、ボーイング737-700によるジェット化がなされたが、2015年10月24日をもって廃止された。

バス

タクシー

レンタカー

海上航路

道路

※町内に国道はない。

都道

港湾

経済

七島信用組合本店

産業

観光業農業漁業畜産が柱であるが、高齢化や人口減少のため何れも衰退傾向にある。

郵便局・金融機関

特記の無い店舗は、店舗名と同名の住所(大字)に所在。

郵便局(日本郵便

(※2013年10月現在)

その他の金融機関

姉妹都市・友好都市

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

自然

地層切断面

椿の散歩道

郷土資料館の敷地にある伝統的な民家

伊豆大島火山博物館

大島公園動物園

普段から火口から湯気の立つのが見られる。外輪山には三原山温泉がある。

野増地区の都道208号(大島一周道路)沿いの崖面に長い距離にわたり地層が露出している。

泉津地区にある都立公園で、広大な敷地の中に動物園、世界最大級の椿園、椿資料館などがある。椿まつりの会場でもある。

放し飼いにされたリスにエサを与える事ができる。

泉津、差木地など島内数ヶ所にある。ヤブツバキの大木が道沿いに連なり、トンネルを形作っている。ヤブツバキなので花は小さいが、多数の花を見上げながら通り抜けられる。

9世紀の火口跡で江戸時代末期に秋廣平六により整備された港。かつては利島行の連絡船が出ていたが、現在は漁港。円形を描く入江が美しい。また、港の集落には大正時代に立てられた木造三階建の建造物が残っている。新民謡「波浮の港」で有名。

毎年1月末から3月末まで都立大島公園などで開催される催事。様々な種類の椿が一斉に咲くさまは圧巻である。全島で様々なイベントも開催される。

山桜の一種である大島桜は、3月に島内で一斉に白い花を咲かせる。集落を外れた都道沿いや山の中腹などに、遠目にもそれと分かるような大木がある。

神社

ゆかりの作品

ご当地ソング

1928年(昭和3年)に発表された新民謡の曲。大島町では午後5時になると、この曲が流れる。波浮港には記念碑がある。ただし、野口雨情は大島に来島することなく作詞したという。

波浮港を見下ろす高台に歌詞碑がある。

1950年(昭和25年)にSP盤で発売、長い間忘れられていたが2023年(令和5年)に配信にて復刻された。

ロケ地となった作品

著名な出身者

脚注

  1. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309より
  2. ^ a b 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  3. ^ a b 1955年(昭和30年)3月31日総理府告示第993号「町村の廃置分合」
  4. ^ 土中から次々遺体 バスの三体も確認『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月17日朝刊、13版、23面
  5. ^ 大島のニセ医者逮捕『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月5日夕刊、3版 15面
  6. ^ 全島一万人、史上最大の脱出作戦
  7. ^【台風26号】「風呂桶ひっくり返したような雨」「山崩れ漁港埋めた」おののく伊豆大島の住民”. msn産経ニュース. 2013年10月16日閲覧。
  8. ^大島小史”. 大島町. 2021年9月14日閲覧。
  9. ^大島町議会議員名簿”. 大島町議会. 2023年9月29日閲覧。
  10. ^令和5年(2023年) 選挙執行一覧”. 東京都選挙管理委員会. 2023年9月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

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伊豆・小笠原諸島の島々(東京都島嶼部
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行政 行政区分 大島町 利島村 新島村 神津島村 三宅村 御蔵島村 八丈町 青ヶ島村 小笠原村 東京都の機関 大島支庁 三宅支庁 八丈支庁 小笠原支庁 東京都島しょ農林水産総合センター 東京都島しょ保健所 国の機関 小笠原総合事務所 その他 東京都島しょ振興公社 東京都島嶼町村一部事務組合
交通 海路 東海汽船 さるびあ丸 橘丸 神新汽船 フェリーあぜりあ 新島村営連絡船 にしき 小笠原海運 おがさわら丸 初代 2代 3代 伊豆諸島開発 あおがしま丸 ははじま丸 共勝丸 第二十八共勝丸 航空路 新中央航空 全日本空輸 東邦航空 東京愛らんどシャトル 調布飛行場 大島空港 新島空港 神津島空港 三宅島空港 八丈島空港 島内の交通 大島旅客自動車 大島バス 新島村ふれあいバス 神津島村営バス 三宅村営バス 八丈町営バス 小笠原村営バス
団体・企業 団体 八丈島農業協同組合 七島信用組合 小笠原アイランズ農業協同組合
文化 方言 北部伊豆諸島方言 八丈方言 小笠原方言アシタバ パッションフルーツ くさや 島寿司 島瓜 特産品 焼酎 ラム酒 椿油 新島ガラス モヤイ像 その他 海難法師
歴史 石野遺跡 流刑 小笠原貞頼 宇喜多秀家 長右衛門 還住 欧米系島民 硫黄島の戦い アメリカ施政権下の小笠原諸島 八丈小島のマレー糸状虫症
実在しない幻の島 中ノ鳥島 ロス・ジャルディン諸島 グランパス島 ムーア島 フォルファナ島 マゼラン諸島
関連項目 伊豆七島 南方諸島 伊豆・小笠原・マリアナ島弧 伊豆・小笠原海溝 北マリアナ諸島 ミクロネシア 富士箱根伊豆国立公園 小笠原国立公園 小笠原諸島の自然 南硫黄島原生自然環境保全地域 三原山
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