嬰ト短調とは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?: "嬰ト短調" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年3月) |
---|
嬰ト短調
![]() |
|
---|---|
各言語での名称 | |
英語 | G sharp minor |
独語 | Gis-Moll |
仏語 | Sol dièse mineur |
伊語 | Sol diesis minore |
中国語 | 升G小調 |
音階 | |
![]() ![]() ![]() |
|
関係調 | |
同主調 (I) | (変イ長調) |
平行調 (III) | ロ長調 |
属調 (Vm) | 嬰ニ短調 |
属調平行調 (VII) | 嬰ヘ長調 |
下属調 (IVm) | 嬰ハ短調 |
下属調平行調 (VI) | ホ長調 |
前後の調と異名同音調 | |
異名同音調 | 変イ短調 |
半音下の調 | ト短調 |
半音上の調 | イ短調 |
括弧内の調は異名同音調である変イ短調の関係調である。 | |
テンプレートを表示 |
嬰ト短調(えいトたんちょう)は、西洋音楽における調の1つで、嬰ト (G♯) 音を主音とする短調である。調号はシャープ5箇所 (F, C, G, D, A)。
音階と和音
嬰ト短調の音階構成音
上行→下行 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
自然短音階 | G♯ | A♯ | B | C♯ | D♯ | E | F♯ | G♯ | F♯ | E | D♯ | C♯ | B | A♯ | G♯ |
和声的短音階 | G♯ | A♯ | B | C♯ | D♯ | E | F![]() |
G♯ | F![]() |
E | D♯ | C♯ | B | A♯ | G♯ |
旋律的短音階 | G♯ | A♯ | B | C♯ | D♯ | E♯ | F![]() |
G♯ | F♯ | E | D♯ | C♯ | B | A♯ | G♯ |
赤マスは一般に臨時記号により表される。
嬰ト短調の和音構成音(ダイアトニック・コード)
和音は和声的短音階で考えたもの。
VII度音にダブルシャープが付くため、一般的にVIIの和音はV7 (D♯7) の、VII7の和音はV9 (D♯7(♭9)) の根音を省略した形とみなされる。
その他のコードネームも実際の楽譜では異名同音的に変えられることがある。
特徴
導音(第7音)はFダブルシャープで、下属音(第4音、C♯)を半音上げたCダブルシャープもしばしば使用されるなど、譜面上でダブルシャープ(重嬰記号)が多用される調である。ダブルシャープを避けるならば異名同音の変イ短調で書く方法もある(導音はGナチュラルである)が、調号に♭を7箇所も使用する(B, E, A, D, G, C, F)のであまり使われない。
ピアノでは黒鍵を多用するため運指が比較的容易な調といわれている。一方、ヴァイオリンでは開放弦がほとんどなく、Fダブルシャープも使われるため、大変弾きづらい調である。
演歌に多い音調。現在の電子楽器の普及により歌手の肉体条件(高い音程で歌える能力の有無)にあわせ、簡単に調整できることが反映している。読譜しやすいイ短調の曲譜面で半音下げた嬰ト短調を演奏することは容易である。
嬰ト短調の曲の例
Category:嬰ト短調を参照。
表話編歴調の五度圏 | |
---|---|
![]() |
♯ ♭ 長調 短調 0 (12)=0 ハ(C) イ(Am) 1 (11) ト(G) ホ(Em) 2 (10) ニ(D) ロ(Bm) 3 (9) イ(A) 嬰ヘ(F♯m) 4 (8) ホ(E) 嬰ハ(C♯m) 5 7 ロ(B)=変ハ(C♭) 嬰ト(G♯m)=変イ(A♭m) 6 6 嬰ヘ(F♯)=変ト(G♭) 嬰ニ(D♯m)=変ホ(E♭m) 7 5 嬰ハ(C♯)=変ニ(D♭) 嬰イ(A♯m)=変ロ(B♭m) (8) 4 変イ(A♭) ヘ(Fm) (9) 3 変ホ(E♭) ハ(Cm) (10) 2 変ロ(B♭) ト(Gm) (11) 1 ヘ(F) ニ(Dm) (12)=0 0 ハ(C) イ(Am) |
調長調 ハ - 嬰ハ=変ニ - ニ - 変ホ - ホ - ヘ - 嬰ヘ=変ト - ト - 変イ - イ - 変ロ - ロ=変ハ 短調 ハ - 嬰ハ - ニ - 嬰ニ=変ホ - ホ - ヘ - 嬰ヘ - ト- 嬰ト=変イ - イ - 嬰イ=変ロ - ロ |