「御利益(ごりやく)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
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「功績と徳行」という意味の功徳(こうとく)とは異なります。 |
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功徳(くどく)とは、仏教用語、または神社仏閣における用語、あるいはキリスト教神学の用語である。
仏教用語としては、善根を積むことによって報いられる功能福徳や、現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行のこと[1][注釈 1]。
神社仏閣においては、神仏の恵み、 御利益 (ごりやく)、 利益 (りやく)[1][2]を意味する。
キリスト教神学では、ある善業を行うことによって得られる報償を受ける権利やその報償、それを得る道徳的善業のこと[1]である。
仏教用語
仏教用語功德 | |
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パーリ語 | puñña |
サンスクリット語 | puṇya |
日本語 | 功徳 |
英語 | Merit |
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造寺、造仏、写経、祈禱などの善行為には、現在または未来において幸福や利益をもたらす能力があるとされる[1]。これらの善い報いを受けるべき因としての善行を善根(ぜんごん)功徳または功徳善根などという[1]。善根を積むことや修行の結果、報いとして得られる果報や恵みも功徳という[1]。
善の行為には宗教的なものと世俗的なものがあり、曇鸞は、前者は悟りの果をもたらすので真実功徳とし、後者はそれをもたらさないので不実功徳とする[1]。
神社仏閣の功徳と利益
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仏教に従うことによって得ることのできる幸福・利益のうち、自分を益するのを功徳といい、他を益するのを 利益 (りやく)と呼んで、自利と利他を分けることもある[2]。仏・菩薩が人々に恵みを与えることや、神仏から与えられる恵みのことも 利益(りやく)という[1][2][注釈 2]。
キリスト教神学用語
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キリスト教神学では、ある善業を行うことによって得られる報償を受ける権利やその報償を意味する。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i “功徳(くどく)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年9月23日閲覧。
- ^ a b c “利益(りやく)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年9月23日閲覧。
- ^ “利生(リショウ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年9月23日閲覧。
関連項目
表 話 編 歴 仏教 | ||
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基本教義 | 四諦 八正道 中道 三相 無常 苦 無我 三法印と四法印 諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦 煩悩 三毒(貪/瞋/癡) 五蓋 業 三業 唯識 仏性 | ![]() |
人物 | 釈迦 十大弟子(舎利弗/目連/大迦葉/須菩提/富楼那/迦旃延/阿那律/優波離/羅睺羅/阿難) 龍樹 無著 世親 玄奘 達磨 | |
世界観 | 生と輪廻(サンサーラ) 三千大千世界 六道(天界/人間道/修羅道/畜生道/餓鬼道/地獄道) 三界 | |
解脱と涅槃 | 菩提 菩薩 四向四果 (預流/一来/不還/阿羅漢) 成仏 | |
実践 | 三十七道品 三学 (戒/禅定/般若) 四無量心 (慈/悲/喜/捨) 瞑想 (サマタ/ヴィパッサナー) 布施 | |
信仰対象 | 三宝(仏/法/僧) 仏の一覧 如来 菩薩 明王 天部 垂迹神 高僧 | |
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