「放射線管理手帳」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
放射線管理手帳(ほうしゃせんかんりてちょう)は、原子力発電所をはじめとする原子力施設で作業する従事者に対して発行される手帳である。放管手帳とも呼ばれる。従事者の被曝前歴を迅速かつ的確に把握するとともに、原子力施設を運営している原子力事業者に対して放射線管理区域内作業に際して必要な放射線管理情報を伝達することを目的とする。放射線管理区域内で作業をするにはこの手帳を所持している必要がある。
発行に至る経緯
1955年(昭和30年)頃から、放射線を扱うような施設を持った大手メーカーが自主的に作成したのがその始まりだといわれている。しかし、1970年(昭和45年)頃から、原子力発電所が多数建設されるにつれて、電力事業者やその他メーカーでも個々に同様な手帳を作成するようになった。
このような状況の中で、1976年(昭和51年)に原子力関係施設における放射線業務従事者の被ばく線量の一元管理に向けての検討を開始した。1977年(昭和52年)11月に財団法人放射線影響協会に放射線従事者中央登録センターが設置され、原子炉等規制法関係諸規則に基づく放射線管理記録の引き渡し機関として1978年(昭和53年)1月に科学技術庁長官から、1978年(昭和53年)12月に通商産業大臣からそれぞれ指定を受けた。そして、1979年(昭和54年)4月から放射線管理手帳制度の運用が開始された。
記載内容
参考文献
表話編歴放射線(物理学と健康) | |
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単位 | 放射線量の単位 - 放射能の単位 |
測定 | 放射線・放射能計測機器 |
放射線の種類 | 電磁放射線(X線 - ガンマ線)- 粒子放射線(アルファ線 - ベータ線 - 中性子線 - 陽子線) - 非電離放射線 |
物質との相互作用 | 各放射線と物質との相互作用 |
放射線と健康 | 基本概念 放射線生物学 - 放射線医学 - 放射線被曝 - 保健物理学放射線の利用 放射線源 - 放射線療法(レントゲン(X線撮影)- ポジトロン断層法 (PET) - コンピュータ断層撮影(CTスキャン))- 後方散乱X線検査装置 - 食品照射 - 原子力電池法律・資格 放射線管理区域 - 放射線管理手帳 - 放射線業務従事者 - 診療放射線技師 - 放射線取扱主任者 - 技術士原子力・放射線部門 - 原子炉主任技術者 - 核燃料取扱主任者 - エックス線作業主任者 - ガンマ線透過写真撮影作業主任者 - 日本の原子力関連法規放射線と健康影響 放射線障害 - 放射線の健康影響放射能被害 放射能汚染 - 核実験の一覧 - 原子力事故 - 原子力事故の一覧関連人物 放射線研究者関連団体 日本の原子力関連組織 - 原子力関連の国際組織関連用語、その他 放射線量 - 放射能 - 放射性物質 - 放射性降下物 - 放射線医学 |
Category:放射線 |
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