「断続的(だんぞくてき)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

読み方:だんぞくてき

「断続的」とは、途切れ途切れながらも物事継続している状態のことを意味する表現である。

「断続的」とは・「断続的」の意味

「断続的」とは、物事途切れながらも続く状態を表す言葉である。「断続的」は、「だんぞくてき」と読む。「断続」は、断つという意味の「断」と続くという意味の「続」という正反対漢字組み合わせた二字熟語である。

断続」は、「きれることと続くこと。きれたり続いたりすること。また、断ったり、続けたりすること。」と広辞苑記載されている。「断続」とは、「物事が時々途切れながらも続くこと」を意味している。「的」は、名詞につけることで「その状態をなす」「その性質帯びる」意をもつ。そのため、「断続的」は「物事が時々途切れながらも継続している状態」を指し、「断続的に」「断続的な」のように、助詞一緒に使われる

断続的に続く」という言い回しは、重言のため誤った使い方とされている。「断続的」という言葉中に「続く」という意味がふくまれている。そのため、「断続的」に「続く」という動詞をつけると、二重に続くという表現をしていることになる。

「断続的」の類義語には、間欠的途切れ途切れ切れ切れなどがある。また、連続的継続的持続的などが「断続的」の反義語とされる。「間欠」については、「一定期間隔てて起こること。止んでまた、起こること。」と広辞苑記載されている。例えば、「間欠的に降っている」とは、不定期に降った止んだりしているという意味である。「間欠的」とは物事不定期に止んだ起きたりしている状態を表している。「間欠的」は、途切れながらもずっと続いているという意味の「断続的」と似ているが、ニュアンス異なる。

連続」については、「連なり続くこと。連ね続けること。」と広辞苑書かれており、「連続的」とは、途中で止めて途切れることなく続く状態を表している。「継続」とは、「前の状態・活動が続くこと。受け継いで続けること。」と広辞苑書かれており、「継続的」は、前から行っていることがその後も続く状態を示す言葉である。「継続的」は継続する人の意思焦点当たっている。「連続的」、「継続的」は途切れないという点において「断続的」とは逆の意味を持つ。

「断続的」の熟語・言い回し

断続的に続くとは

断続的に続く」とは、「物事が時々途切れながらも続く」という意味の言葉と「続く」という意味の言葉重言であり、誤った表現である。物事途切れないで続く時は、「連続的に続く」などの誤用みられる

断続的に雨が降るとは

「断続的」という言葉天気予報でよく使われる言葉である。「断続的に雨が降る」とは、降った止んだしながら雨が降ることを表している。「断続的に雨が降る」状態のときには、ずっと降り続いているわけではなく途中でが止むこともある。

断続的に発生とは

断続的に発生」とは、「物事途切れながらも発生している」という意味で使われている言葉である。

「断続的」の使い方・例文

「断続的」は「断続的に」「断続的な」のように使われる

・「今日は朝から断続的に降っている。」
・「天気予報によると、明日断続的に雪が降るらしい。」
・「強風断続的に吹いた。」
・「池の太陽の光受けて断続的にきらめく。」
・「間欠泉とは、断続的に噴出する温泉である。」
・「断続的な腹痛起こって大変である。」
・「停電断続的に発生している。」
・「山陰地方断続的な雪雲発生している。」
・「断続的にインスタグラムにいいねが来ている。」
・「断続的にパレード通り過ぎていった。」
・「どこからか断続的に祭り太鼓の音が聞こえてくる。」
・「断続的断食行ってダイエット成功した。」
・「断続的に眠ったため、夢と現実の境がわからなくなってしまった。」
・「「断続的断食」とは、食べ物一切口にしないのではなく一日のうちで食事をとる時間帯限定してその時間帯以外は水分だけしかとらない食事法である。」

2023年2月2日更新