日進月歩(にっしんげっぽ)とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

日進月歩

日進月歩(にっしんげっぽ)とは、科学技術社会状況日ごと月ごと絶え変化する様子を表す言葉である。この表現は、特に科学技術分野用いられ新し技術知識次々生まれ既存のものが更新されていく状況描写する。日進月歩は、情報化社会高度経済成長期特徴的な現象を示す表現として用いられる

2023年9月29日更新


日進月歩

読み方:にっしんげっぽ

「日進月歩」とは、時間とともに物事進歩していくことを意味する表現である。

「日進月歩」とは・「日進月歩」の意味

「日進月歩」とは、絶え間なく日に日に物事進歩していくことを意味する表現である。語源は、「君子敬其在己者、而不慕其在天者、是以日進也」という荀子天論の中の書き下し文である。「日と月」は「月日重ねる」、「進と歩」は「進歩」という意味だ。よって、日々途切れることなく技術世の中進歩している様子を表す際に用いられる。「日進月歩」の使い方小学生でも理解しすいよう簡単な短文挙げると、「科学技術は日進月歩で発展している」となる。

その他にも、大きな目標を達成するためには努力続けることが重要という意味で、「日進月歩」は座右の銘会社スローガンとして掲げられることも少なくない。ただ「コツコツ努力をする」という意味で「日進月歩」を用いることは間違いだ。会社面接の際に座右の銘を訊かれて、「日々努力していく」というニュアンスで「日進月歩」と答える人はたくさんいる。しかし、日進月歩は「急速に成長遂げる」という意味なので、座右の銘に「日進月歩」を挙げる面接官かなりの自信家だと思われてしまう恐れがある。よって、「日進月歩」を使用する場合、意味を間違えないように気を付けなければいけない。

「日進月歩」の語源・由来

「日進月歩」の語源は、中国荀子による「天論」だ。日進月歩を二つ分けると「日進」と「月歩」となる。「日進」は「天論」に記載があり、「日々前に進んでいく」という意味がある。しかし、「月歩」には特に典拠がない。すなわち、「日進月歩」は「日進」という言葉ベースにして、語呂良くなるように「日月」と「進歩」を組み合わせて作られ造語だと考えられている。

「日進月歩」の使い方・例文

「日進月歩」は、科学医療通信などの技術開発急速に発展する様子を表す際に用いられる。「日進月歩で進む」というように使う人が多いが、これは間違った言い方だ。そもそも「日進月歩」の中に「進む」という意味がすでに含まれているので、同じことを2回も繰り返していることになる。「日進月歩」を使う際は「進む」ではなく、「成長」や「発展」などの言葉組み合わせると良い

現代において医療技術は日進月歩で成長しているので、昔は助けることができなかった病気でも今は治療良くなることが当たり前になっている。
・現在、通信分野は日進月歩で発展しつつあるので、世の中需要合わせて新し製品次々とお店発売されている。
電気機器分野は日進月歩で発展しているので、製品入れ替わりが非常に激しく、たった数年前モデルでも今では古いモデルとして扱われる
科学技術進歩は日進月歩なので、一昔前実現絶対に不可能だ思われていたことが今では簡単に実現できるようになっていて本当に驚きだ。
日本自動車分野における技術は日進月歩で変化しているので、最新機能搭載され新し製品がどんどん発売されている。
数十年前会社創立してから日進月歩で医療機器技術発展していったので、需要高まって会社著しく成長した
21世紀になってロボット産業は日進月歩で発展しているので、現在では人間同じようスムーズに動いたり、お喋りしたりするロボット数多く販売されている。
高校生息子大学受験向けて力を入れて勉強取り組んでいるようで、日進月歩で実力上がっているようだ
科学世界において日進月歩で技術発展しているので、新しく発見したものでも数年ほどで時代遅れになってしまうことが多い。
デジタル技術が日進月歩で成長している現在、もう一度アナログ技術魅力世の中訴えていきたいと思う。

2023年2月7日更新


日進月歩

「日進月歩」の例文・用例

2022年2月8日更新


日進月歩

読み方:にっしんんげっぽ

日進月歩とは、日進月歩の意味

日進月歩とは、時間とともに物事前進進歩発展してゆく、という意味で用いられる表現日々常々途切れることなく技術世の中そのもの変化していくさま。「もはや追いつくことすら難しいほど急速に変化してゆく」というような感嘆ニュアンス込めて用いられることもある。基本的には、変化肯定的に受け入れる意味で用いられる

日進月歩の語の由来・語源

日進月歩は「日進」と「月歩」の2語に分けられる。あるいは「日月」と「進歩」に分けることもできる。 (「日月進歩=日進月歩」は「壮言大語」や「千変万化」などと同様の構成といえる

日進」の語は、中国荀子による「天論」が典拠になっている日進だけで「日々前に進んでいく」という意味がある。そして「月歩」には特に典拠がない。おそらくは日進」に呼応する形で付け足された語であろう推察される。

日進月歩の語の使い方(用法)、例文

日進月歩は「 人類社会目覚ましい発展」について述べ表現としてよく用いられるとりわけ、「宇宙開発」や「先端医療のような科学技術分野や、IT・IoTはじめとするテクノロジーについては「日進月歩」の語が用いられる機会が多い。

日進月歩の類語と使い分け方方

日進月歩の類義語としては「日就月将」が挙げられる。「日就月将」は「詩経」を出典とする語であり、中国語では一般的な語彙であるが、日本語としては一般的とは言い難い。なお中国語においては「日進月歩」が一般的でない

日進月歩の英語

日進月歩を英語で表現するなら「急成長」という意味で rapid growth表現する手がある。単に「前進する」という意味で progress表現する手もある。

2021年9月16日更新


日進月歩

読み方:にっしんげっぽ

日進月歩とは、日進月歩の意味

日進月歩とは、絶えことなく日々進歩しているという意味の四字熟語。日進月歩の語源は、日進読んで字の如し日々進んでいくという意味があり、荀子天論がその由来とされている。月歩由来定かではない進歩強調するために月ごと歩むという意味で月歩になったという説が存在している。日進月歩を英語で表現するRapid progress となる。

日進月歩の類義語、対義語

日進月歩の類義語としては、日ごと月ごと進歩するという日進月歩とほぼ同じ意味を持つ「日進月異」や、より急速な進歩表している「秒進分歩」などが挙げられる。日進月歩の対義語としては、昔のままで少しも進歩発展がないという意味がある旧態依然」や、言動などが時代取り残されしまっているという意味の「時代錯誤」などが挙げられる

日進月歩の例文や使い方

日進月歩の例文には「医療技術は日進月歩で進化している」「ITの世界は日進月歩で1年大きく変わることもある」などが挙げられる。日進月歩の使い方としては、進歩スピード速いもの、特に技術系発展使われることが多い。日進月歩は時代に応じて進化することを指すので、時代によって退化してしまった場合などには使われない

2020年7月21日更新