普通レールとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 21:38 UTC 版)
日本の営業用鉄道では、長さ1 mあたりの重量が80kg,60 kg, 50 kg, 40 kg, 37 kg, 30 kgの規格が使われており、普通レールと呼ばれる。重量の大きいものほど、乗り心地に優れ線路の狂いが生じにくく、重量のある列車が通る路線、列車が高速で走行する路線、運行頻度の高い路線に適している。また、その後の改良設計により、従来より高さを高くして、断面二次モーメントを大きくしたN型レールが在来線用として使用されている。 種類断面寸法 (mm)標準長さ(m)摘要高さ底部幅頭部幅60kgレール 174 145 65 25 or 50 現在の新幹線用、一部在来線にも使用 50Tレール 160 136 65 初期の東海道新幹線用(若返り工事で交換) ロッキード式モノレール用1 mあたりの重量53 kg 50kgNレール 153 127 65 25 or 50 在来線用(主に幹線) 50kgレール 144.46 127.00 67.87 25 = 50kgPSレール = 100ポンドPSレール 40kgNレール 140 122 64 25 在来線用(主にローカル線) 37kgレール 122.24 122.24 60.33 25 = 37kgASCEレール = 75ポンドASCEレール 30kgレール 107.95 107.95 60.33 10 or 20 = 30kgASCEレール = 60ポンドASCEレール ASCEは米国土木学会が定めた規格。PSはペンシルバニア鉄道規格 (Pennsylvania standard) の略。レールのポンド表示は長さ1ヤードあたりの重量ポンド。なお国際規格では、35 kg/m以上のレールを普通レールとしている(ISO 5003)。 異なる重量のレールの境界部には、中継レールや異形継目板を用いる。
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