正規輸入モデルとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:05 UTC 版)
100 GL5E(主力モデル、欧州では最上級グレード。当時の日本仕様は大抵欧州での最高グレードにフルオプションが選ばれた。)2,144cc 直列5気筒 SOHCガソリンエンジン(ボッシュK-ジェトロニック) 4ドア、左ハンドル、3速AT 価格 435.5万円 100 L5E(GLの廉価版。簡素な内装トリム、ヘッドライトウォッシャ・フォグランプ・後席パワーウインドウが付かないなど。機械的にはGLに準ずる。)2,144cc 直列5気筒 SOHCガソリンエンジン(ボッシュK-ジェトロニック) 4ドア、左ハンドル、3速AT 価格 344.5〜399.5万円 100 CD5E (モデル途中からGL5Eに代わって輸入された。CDはCustom Deluxの意。更に豪華になった内装、シート同素材(フラッシュベロア)のリアシートクッション(CDロゴ入り)など。2,144cc 直列5気筒 SOHCガソリンエンジン(ボッシュK-ジェトロニック) 4ドア、左/右ハンドル、3速AT 価格 497.0万円 1980年 アウディ200ターボの登場に合わせて、他のモデルもマイナーチェンジ。 200 5T2,144cc 直列5気筒 SOHCターボエンジン 4ドア、左ハンドル、3速AT 価格 590.0万円 100 CD5E2,144cc 直列5気筒 SOHCガソリンエンジン(ボッシュK-ジェトロニック) 4ドア、左/右ハンドル、3速AT 価格 399.5〜497.0万円 100 L5D 1,986cc 直列5気筒 SOHCディーゼルエンジン(ボッシュ分配型) 4ドア、左ハンドル、4速MT 価格 378.5〜435.5万円 当時欧州においてはディーゼル乗用車は一般化しつつあり、各社とも日に日に完成度を向上させていた。メルセデスは前モデル(W115 240D/300D)からディーゼル乗用車のマーケットを確立しており、VWグループでも初のディーゼル乗用車フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフD)の成功の後、それの4気筒ディーゼルエンジンを拡大した5気筒2Lをアウディ100に搭載してデビューさせた。日本でのインポーターであったヤナセは、すでに輸入していたメルセデス300D/240Dに続いて、アウディ100ディーゼルの輸入を開始した。機械的にはゴルフD以上の完成度であったが、MTしか選べなかったことや、アウディ100を選ぶユーザー層はディーゼル乗用車に関心が低かったせいで、販売上不振であった。当時、BMW(524td 2.4L直列6気筒ターボディーゼル)、ボルボ・700(760GLD)、シトロエン・CX(CX 2500D)なども日本市場にディーゼル乗用車を登場させたが、メルセデス以外は販売上不振を理由に早々に輸入されなくなった。これは当時の輸入車ユーザーが、機械としての完成度よりも高級品としてのイメージを求めたことが理由と思われる。当時の日本において輸入車はまだまだ高価であった。
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