読み方:ここな《「ここ(此処)なる」から》 【一】 人や物を表す語の上に付いて、それがすぐ手近にあることを示すのこと。Weblio国語辞典では「此処な」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。">

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読み方:ここな

《「ここ(此処)なる」から》

【一】連体

人や物を表す語の上付いて、それがすぐ手近にあることを示す。ここにいる。ここにある。この。

「—殿様売ったほどに、そなたへやることはならぬ」〈虎明狂・雁盗人

人や物を表す語の上付いて、それをののしっていう意を強める。

「—時致の腰抜けめ」〈伎・助六

【二】[感]事の意外さ驚きあきれたときにいう語。これはなんとしたことだ。これはまあ。

「—、びっくりとしたが、わごりょ合点がゆかぬ」〈虎明狂・千切木