紅色硫黄細菌とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 10:12 UTC 版)

紅色硫黄細菌(こうしょくいおうさいきん)は光合成細菌の一群で、赤色ないし褐色を呈する紅色細菌のうち、硫黄などの無機物電子供与体として用いるものの総称である。嫌気性ないし微好気性で、硫黄泉や停滞水などに見られる。植物藻類光合成では、電子供与体として水を使うので酸素が生じるが、紅色硫黄細菌では水ではなく硫化水素を使うため単体の硫黄粒が生じる。この硫黄粒はさらに酸化されて硫酸を生じることもある。 また、クロロフィルを持たない。

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