絶対測光とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 21:45 UTC 版)
絶対測光(absolute photometry)は本来、黒体炉などの実験室系の光源を比較光源として、目標天体からの光を直接エネルギーの単位で測定する。しかし、この本来の手法による天文観測の実績は、多くない。 或いは、望遠鏡・観測装置の光学系の効率や地球大気の減光量について、係数が全てわかっていれば、測定値から目標天体の明るさの絶対値が計算でき、これを絶対測光ということもある。この場合、大気減光量は時々刻々と変化し、実際には測定できないので、目標天体を複数の異なる空気関数(英語版)(airmass)で観測し、その測定値から大気減光を受けない場合の明るさを推定する。大気の影響を受けない宇宙機による観測では、絶対測光が一般的に行われている。
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