「降級」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:29 UTC 版)
「日本の競馬の競走体系」の記事における「降級」の解説
2019年春季までは4歳馬が夏季開催を迎えると、収得賞金額が半額となるため、それまで上位の競走区分にしか出走できなかった4歳馬が、1つないし2つ下の競走区分に出走できた。これを降級と呼び、その対象馬を降級馬と呼ぶ。通常、降級馬は能力が高いので、夏季開催においては降級馬の好走事例が多数見受けられた。 なお、2019年の夏季開催より4歳馬における収得賞金の半額が廃止された。これにより降級制度が廃止され、各クラスに応じた実力の拮抗した興趣溢れる競走や高条件競走の増加により、レベルの高い競走をより多く提供できるようになり、勝利度数に基づいた分かりやすい「クラス分け」となる。また、呼称も500万円以下が1勝クラス、1,000万円以下が2勝クラス、1,600万円以下が3勝クラスにそれぞれ変更されることになった。 1987年の夏季開催までは降級は2回設定されていた。例えば今の1勝クラスなら旧馬齢表記で4歳400万円下・5歳800万円下・6歳以上1,200万円下というクラス区分であった。1971 - 1975年当時は賞金額の高騰も著しく、200万円下→300万円下→400万円下というように最下級条件クラスの基準額が膨らんでいた。また通常3勝(重賞を含まない)でも700万円下と800万円下が存在していた。主に新馬戦勝利の3勝と未勝利戦勝利の3勝の違いで、このような横滑り的なクラス分けが存在していたのである。
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