「青薔薇の花言葉」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
青薔薇(青いバラ)の全般的な花言葉は「夢かなう」、「奇跡」、「喝采」、「不可能なことを成し遂げる」、「神の祝福」。ただし、かつては青薔薇の花言葉は「不可能」、「存在しない」であった。不可能性の象徴だった青薔薇の開発が実現したことで、不可能が可能になった、それに伴い花言葉も変遷したわけである。
青薔薇の花言葉の由来
薔薇は青の色素(デルフィニジン)を合成することができないため、もともと自然の青薔薇は存在せず、品種改良などによる開発も不可能だと考えられていた。しかし2002年、サントリーが遺伝子操作によりその開発に成功、2004年に公式に発表し、2009年からは「SUNTORY blue rose APPLAUSE」と名付けて販売を開始している。
「夢かなう」という花言葉は、不可能や夢物語だとされてきた青薔薇を実現させたこのエピソードからつけられたといえる。また、青薔薇のほかの花言葉である「奇跡」、「不可能なことを成し遂げる」、「神の祝福」等も同様の由来によると考えられる。
花卉の分野における「APPLAUSE」はサントリーフラワーズ株式会社の登録商標。
#青薔薇の「喝采」という花言葉の由来
サントリーが青薔薇の名称として採用した「applause」は、「喝采」を意味する英単語である。夢をかなえた人達、あるいは夢をかなえようとする人達すべての努力や気持ちへ喝采を、という思いを込めた名称といえる。この命名の経緯が花言葉にも反映されていると考えられる。
青薔薇の英語の花言葉
青薔薇の英語の花言葉は「mystery(神秘的)」、「attaining the impossible(不可能なことを成し遂げる)」、「love at first sight(ひと目ぼれ)」。
青薔薇の色別の花言葉や状態別の花言葉
青薔薇には現在、『色別の花言葉』と呼べるものは存在しない。ただし、同じ青薔薇に分類されるものでも花に入る模様や咲き具合、組み合わせなどによってそれぞれ異なる花言葉がつけられている。
- 絞り模様が入った薔薇の花言葉は「満足」。
- 水玉模様が入った薔薇の花言葉は「君を忘れない」。
- 薔薇のつぼみの花言葉は「愛の告白」、「恋の告白」、「希望」、「約束」、「若さあふれる美」、「可愛らしさ」、「処女の心」。
- 薔薇の葉全般の花言葉は「はげまし」、「がんばれ」、「あきらめないで」、「希望がある」、「あなたは希望を持ち帰る」。
- 薔薇の枝の花言葉は「不快さ」、「あなたの不快さがわたしを悩ませる」。
- 薔薇のトゲの花言葉は「苦痛」、「不幸中の幸い」。
- 満開の薔薇全般の花言葉は「わたしは人妻」。
- しおれた薔薇全般の花言葉は「儚い」、「つかの間」、「わたしは絶望しています」。
- しぼんだ薔薇の花言葉は「わたしは絶望しています」。
- トゲがない薔薇の花言葉は「誠意」、「友情」、「純潔」、「初恋」、「プラトニックな愛」。
- トゲのない薔薇のつぼみの花言葉は「まだ初心でとても怖い」。
- 一重咲きの薔薇の花言葉は「淡白」、「清純な愛」、「純粋な愛」、「静かな愛と敬意」。
- 多弁咲きの薔薇の花言葉は「誇り」、「わたしを馬鹿にしないで」。
- 2本の薔薇の花と1つのつぼみの組み合わせは「あのことは当分の間秘密」。
- 3本の薔薇のつぼみと1つの花の組み合わせは「あのことは永遠に秘密」、「永久に秘密を守る」。
- 2本の薔薇のつぼみと満開の花の組み合わせは「秘密」。
- 薔薇以外の草花の中に1本の薔薇の組み合わせは「あなたが望むものをなんでも友達から受け取ることができる」。
青薔薇の本数別の花言葉
薔薇は贈る本数によって様々な花言葉がつけられており、基本的に花びらがどの色でも本数ごとの意味は同じとされている。
- 1本の薔薇を贈る意味は「ひと目ぼれ」、「あなたはわたしの運命の人」、「あなたしかいない」。
- 2本の薔薇を贈る意味は「世界は二人だけ」、「この世界にはあなたとわたしだけ」、「世界は二人のため」。
- 3本の薔薇を贈る意味は「愛しています」、「告白」。
- 4本の薔薇を贈る意味は「愛は不変」、「死ぬまで気持ちは変わりません」。
- 5本の薔薇を贈る意味は「あなたに出会えて良かった」、「あなたに出会えて心から嬉しい」、「出会えたことが嬉しい」。
- 6本の薔薇を贈る意味は「あなたに夢中」、「お互いに愛し、分かりあおう」、「お互いに敬い愛し合いましょう」。
- 7本の薔薇を贈る意味は「片思い」「ひそやかな愛」。
- 8本の薔薇を贈る意味は「あなたに感謝します」、「思いやり励ましてくれて、感謝します」。
- 9本の薔薇を贈る意味は「いつも一緒にいてください」、「いつまでも一緒にいてください」。
- 10本の薔薇を贈る意味は「あなたは完璧です」、「あなたは可愛い」。
- 11本の薔薇を贈る意味は「もっともいとおしい人」、「最愛」。
- 12本の薔薇を贈る意味は「日ごとに強まる愛」、「わたしと付き合ってください」、「わたしの妻になってください」。
12本の花束の場合、花束全体の花言葉に加えて1本1本にそれぞれ「愛情」、「永遠」、「真実」、「栄光」、「感謝」、「努力」、「情熱」、「希望」、「尊敬」、「幸福」、「信頼」、「誠実」などの意味があり、《これらすべてを誓う》とみなしてプロポーズなどの場で使用される。
- 13本の薔薇を贈る意味は「永遠の友情」。
- 14本の薔薇を贈る意味は「誇りに思います」。
- 15本の薔薇を贈る意味は「ごめんなさい」。
- 16本の薔薇を贈る意味は「不安定な愛」。
- 17本の薔薇を贈る意味は「絶望的な愛」。
- 18本の薔薇を贈る意味は「誠実」、「誠意のある告白」。
- 19本の薔薇を贈る意味は「我慢と期待」。
- 20本の薔薇を贈る意味は「わたしの小さな愛」、「真心あるのみ」。
- 21本の薔薇を贈る意味は「あなただけに尽くします」。
- 22本の薔薇を贈る意味は「あなたの幸せを祈っています」。
- 24本の薔薇を贈る意味は「一日中あなたを想っています」。
- 25本の薔薇を贈る意味は「あなたの幸せを祈っています」。
- 30本の薔薇を贈る意味は「ご縁を信じています」。
- 33本の薔薇を贈る意味は「生まれ変わってもあなたを愛する」。
- 36本の薔薇を贈る意味は「覚えています」、「ロマンチック」。
- 40本の薔薇を贈る意味は「真実の愛を誓います」、「死ぬまで変わらぬ愛」。
- 44本の薔薇を贈る意味は「出会い」、「変わらぬ愛を信じます」。
- 50本の薔薇を贈る意味は「恒久」、「偶然のめぐりあわせ」、「偶然で必然の出会い」。
- 66本の薔薇を贈る意味は「細水長流」(四字熟語。細く長く続いていく水の流れのような地道な努力や、激しくはないが確かな愛情などの例えとして用いられる)。
- 88本の薔薇を贈る意味は「フォローに注意せよ」。
- 99本の薔薇を贈る意味は「永遠の愛」、「ずっと前から好きだった」、「ずっと一緒」。
- 100本の薔薇を贈る意味は「100パーセントの愛」。
- 101本の薔薇を贈る意味は「最愛」、「これ以上にないほど愛しています」。
- 108本の薔薇を贈る意味は「結婚してください」。
- 144本の薔薇を贈る意味は「何度生まれ変わっても好きです」。
- 365本の薔薇を贈る意味は「あなたが毎日恋しい」、「毎日あなたを想っています」。
- 999本の薔薇を贈る意味は「何度生まれ変わってもあなたを愛する」、「天長地久」(天と地がどこまでも変わらずに続いていくように、物事がいつまでも終わることなく続くこと。平和や繁栄を願う言葉として使用される)。
- 1000本の薔薇を贈る意味は「1万年の愛を誓います」。
- 1001本の薔薇を贈る意味は「永遠に」。
青薔薇の怖い花言葉
青薔薇には、かつて「存在しない」という花言葉もあった。それなりに怖さを感じる。この花言葉の通り、かつて青薔薇はこの世に存在し得ないモノだった。開発が試みられたが難航を極めた。「不可能」という花言葉もこれに因むものであろう。そして今や、これらの恐ろしげな花言葉は消滅している。