Kaバンドとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 13:34 UTC 版)

Kaバンド(ケーエーバンド)は電磁スペクトルマイクロ波の中でも、周波数範囲 26.5–40 GHz、すなわち波長範囲 1 cm 強から 7.5 mm である帯域のこと[1]。Kaは "K-above"(Kの上)の略であり、これは NATO Kバンド(英語版)の上の部分であることが由来である。 NATO Kバンドは真ん中の部分に 22.24 GHz の大気水蒸気共鳴ピークを含み、その部分での長距離伝送が不可能であったため、Ku, K(英語版), Kaの 3つに分割された。 30/20 GHz 帯の通信衛星、 27.5 GHz と 31 GHz 帯のアップリンク[2]、および軍用航空機に搭載されている高解像度近接レーザーで使われている。この帯域のいくつかの周波数は法執行機関による車両速度の検出に使われている[3]ケプラーのミッションではこの周波数帯を用いて宇宙望遠鏡により収集された科学的データをダウンリンクしている。

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