116Rとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/12 14:57 UTC 版)
「He 116 (航空機)」の記事における「116R」の解説
V3号機は生産ラインから外されて記録挑戦機に改装された。主な改修点は拡大された75.6 平方メートルの主翼で全幅は25 メートルに伸ばされており、胴体内の燃料タンク容量が増加していた。設計は高高度性能を要求していなかったので、C型に変えて若干低回転で燃料消費率が改善されたが240馬力しか出せないHM 508H エンジンが装着された。低出力と増加した燃料搭載量により離陸が困難になり「He 116R ロストック」と改称された機体にはRATO(離陸補助ロケット)装置が4基取り付けられた。 初飛行の時に1基のロケットが裂けて脱落し主翼を直撃したため、大規模な修理が必要となった。修理が完了した後の1938年6月30日に2回目の挑戦がなされ、平均速度214 km/hで無給油9,942 kmの飛行記録を樹立した。
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