71-605RMとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:53 UTC 版)
「KTM-5」の記事における「71-605RM(71-605РМ)」の解説
長年の使用で老朽化が進んだKTM-5(71-605)に対し、延命も兼ねた大規模な近代化工事が施された形式。ヴォロネジに存在したヴォロネジ路面電車・トロリーバス修理工場(ロシア語版)(ВРТТЗ)とウスチ=カタフスキー車両製造工場が共同で開発した。車体は台枠を残して新しく作り替えられ、前面は試作のみに終わったKTM-6(71-606)(ロシア語版)を基にした丸みを帯びた形状に改められた。乗降扉についても両開き式のプラグドアに変更され、車内照明は蛍光灯が採用された。電気機器も補助電源装置の静止形インバータへの交換、マイクロプロセッサ制御の導入など大規模な更新が実施された一方、制御装置は導入先によって異なっており、以下の形式に分けられた。 71-605RM(71-605РМ) - 2001年に1両が改造された試作車。制御装置は種車のカム軸式抵抗制御方式がそのまま用いられた。ヴォロネジ市電(ロシア語版)に導入されたが、同年以降市電では廃止に向けた路線の縮小が実施されたため早期に運用を離脱した。 71-605RM2(71-605РМ2) - 制御装置の主回路にトランジスタを用いた制御装置(КТСУ)を導入した形式。ウソリエ・シビリスコエ市電(2004年、2006年)とケメロヴォ市電(2003年、2005年)に2両づつ導入された。双方とも最終組み立ては各市電の修理工場で実施された。
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