ChromeOS Flexとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
Google ChromeOS Flex(グーグル・クロームオーエス・フレックス)は、Googleが提供している、WindowsなどのChromeOSがプレインストールされていないパソコンを対象にした、ChromeOSをベースにしたオペレーティングシステム (OS) である。
概要
ChromeOS Flexは、ウェブの閲覧とウェブアプリケーションの動作に適したOSとして、x86-64のCPUを採用したパソコンへ搭載されるOSとしての利用を想定している。画面サイズはノートパソコンを中心としながらも、5インチのタブレットから60インチのディスプレイまで対応できるよう様々なユーザーインターフェースが用意されている[1]。
Googleが提供するもう一つのOSであるAndroidは主にスマートフォンなどの小さい携帯端末に向けたものだが、ネットブックに応用する動きもある。一方、ChromeOS Flexは、ネットブックより性能の高いフルサイズのデスクトップパソコンにも最初から対応している[2]。
ChromeOS Flexはオープンソースライセンスに基づいて提供されている[3]。上記のようにLinuxとGoogle Chrome、および同社が開発した独自のウィンドウシステムが用いられている[4]。
機能 ・特性
→ChromeOSと共通するものについてについては「ChromeOS」を参照
ChromeOS Flexの特性として、すでにOSの更新・サポートが終了している古いパソコン(WindowsやIntel Macなど[5])でもインストールができるため、ChromeOSが標準装備されている純正パソコン並みの操作性に優れている[6]。ただし、Google Play(アプリストア)やAndroidアプリ、仮想マシンなどのサポートができないこと、一部のハードウェアが動作しないことなど、通常のChromebookとは異なる操作になるものもある反面、従来のハードディスクドライブ方式等の低スペックのパソコンにも対応している点もある[7]。
このChromeOS Flexを利用した中古パソコンの販売を行っている業者[8]も存在する。
必要とされる最低限のスペック
- CPU: インテルまたはAMDのx86-64の64ビットCPU。ChromeOSはARMに対応しているが、ChromeOS FlexはARMは非対応。[9]
- プロセッサとグラフィック: 2010年以降に製造されたものを推奨
- メモリ: 4ギガバイト以上
- 内蔵ストレージ: 16ギガバイト以上
- USBメモリからのブート対応必須
インストール方法
インストール方法には以下の2通りがある。
- USBメモリからのインストール - Chromebook リカバリ ユーティリティを使用するか、ddコマンドでインストール用のUSBメモリを作成しインストールする。この方法はインストールせずにお試しで試用することも可能である。[10]
- リモートでインストール - ChromeOS Flex リモート デプロイ(FRD)を使用し、管理者が複数台に一括でインストールできる。[11]
沿革
ChromeOS Flexの前身はNeverwareが提供していたChromium OSで構築した「CloudReady(クラウド・レディー)」というOSで、古いパソコンなどをChromebook並みの操作性で利用できるようになっており[12]、主に業務用(企業・団体・学校などの教育機関など)向けに利用されていた[13]。2020年12月にGoogleはNeverwareを買収した[14][15]。
脚注
- ^ Form Factors Exploration (The Chromium Projects)
- ^ グーグルのブログ記事 "Introducing the Google Chrome OS" 2009-07-11閲覧
- ^ Shiels, Maggie (2009年7月8日). “Google to launch operating system”. BBC News. 2009年7月8日閲覧。
- ^ Arrington, Michael (2009年7月8日). “Google Chrome: Redefining The Operating System”. TechCrunch. 2009年7月8日閲覧。
- ^ “Get ChromeOS Flex for PC or Mac” (英語). Chrome Enterprise. 2022年10月28日閲覧。
- ^ “古いWindows PCやMacがよみがえる、話題のChrome OS Flexとは”. 日経クロステック. (2022年9月1日). https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02159/080300001/ 2023年2月23日閲覧。
- ^ “古いWindows PCやMacがよみがえる、話題のChrome OS Flexとは”. 日経クロステック. (2022年9月1日). https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02159/080300001/?P=2 2023年2月23日閲覧。
- ^ 例:ChromeOS Flex搭載の中古パソコン販売開始(サテライトオフィス)
- ^ “インストールを準備する - ChromeOS Flex ヘルプ”. support.google.com. 2025年12月10日閲覧。
- ^ “1: USB インストーラを作成する - ChromeOS Flex ヘルプ”. support.google.com. 2025年12月10日閲覧。
- ^ “ChromeOS Flex をリモートでインストールする - ChromeOS Flex ヘルプ”. support.google.com. 2025年12月10日閲覧。
- ^ Shontell, Alyson (2011年9月21日). “Hey Young, Hot New Yorkers: Why Aren't You Building Useful Businesses?”. ビジネスインサイダー. https://www.businessinsider.com/generation-y-startups-2011-9 2022年10月28日閲覧。
- ^ “グーグル、古いPCを無料でよみがえらせる「Chrome OS Flex」を発表”. ZDNet Japan. (2022年2月16日). https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1442374.html 2023年2月23日閲覧。
- ^ “Google acquires Neverware bringing official support to Cloudready OS” (英語). Chrome Unboxed - The Latest Chrome OS News (2020年12月15日). 2025年4月19日閲覧。
- ^ Salter, Jim (2020年12月16日). “Google bought CloudReady, the largest ChromiumOS distribution” (英語). Ars Technica. 2025年4月19日閲覧。