FLASH_(写真週刊誌)とは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

この項目では、光文社の写真週刊誌について説明しています。その他の用法については「フラッシュ」をご覧ください。
フラッシュ
FLASH
ジャンル 写真週刊誌
読者対象 一般
刊行頻度 毎週火曜日
発売国 日本
言語 日本語
出版社 光文社
発行人 城戸卓也(2023年1月現在)
編集人 田尾登志治(2023年1月現在)
刊行期間 1986年11月4日 -
ウェブサイト https://smart-flash.jp/
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FLASH』(フラッシュ)は、光文社発行の写真週刊誌。毎週火曜日発売(合併号を除く)。創刊は1986年11月4日

概要

1986年の創刊当初は「きちんと喜ぶ」、「きちんと怒る」、「きちんと哀しむ」、「きちんと楽しむ」といったキャッチコピーを掲げ、萩原健一をイメージキャラクターに起用。当時の創刊を告知したテレビスポットCMでは、萩原が上述のコピーに加え「わたしは、この手の雑誌に、きちんとしてほしい」と語りかけていた[1]

2000年春、電子書籍販売サイト「Bitway-books」でインターネットの事業展開を開始。2005年から表紙デザインを一新しイメージチェンジを図る。『FLASH』のロゴをポップなものに変え、担当の写真家を篠山紀信から松田忠雄へと変更した[2]

公式のマスコットキャラクターは「写写丸(しゃしゃまる)」。ちなみに2000年には、写写丸も登場するパズルゲーム「FLASH 恋人クン」がワンダースワン用ソフトとして発売されている[3]

以前は記事・グラビアでは、30歳未満の女性タレントを「クン」(30歳以上は「サン」)付け表記がされていたが、2022年現在はそのような表記はされていない。

FLASH EXCITING

年6回不定期に発売された増刊号『FLASH EXCITING』(フラッシュ・エキサイティング)は、2000年代に入り、コラムや発掘写真など内容の濃さで人気を博した。しかし、他社がこぞって「EX系雑誌」と呼ばれる類似誌を発行するようになったことでシェア拡大が困難となり、2008年に休刊となった[4]

FLASH スペシャル

『FLASH EXCITING』の別系統の増刊号『FLASHスペシャル』も2008年1月から不定期に発売。 『FLASH増刊号』『FLASHスペシャル グラビアBEST』『FLASH+』などと誌名を変えることもある。 また、2011年以降の表紙または巻頭はAKB48グループ、坂道シリーズのメンバーが飾っていたが、2021年10月10日増刊号ではグラビアアイドルの沢口愛華が飾り、以降はAKB48グループ、坂道シリーズ以外のグラビアアイドル(菊地姫奈伊織もえ)が表紙または巻頭を飾ることもある。

写写丸

写写丸」(しゃしゃまる)は、創刊当初から紙面に登場する忍者装束に身を包んだマスコットキャラクター。『FLASH』の各記事の文末に写写丸のマークが入るなどの形が見られる[注 1]。巻末には「写写丸クイズ」があり、正解者の中から抽選でプレゼントを実施。また近年は、「写写丸世代」と銘打った記事もある[5]

『FLASH』の記者が「写写丸」の名義で体験取材や突撃取材を行うことがある[6]

ミスFLASH

誤報・不祥事・発売中止

だが、2020年4月1日、宮迫氏のユーチューブチャンネルにてユーチューバーヒカルとともにこれを見た宮迫側は反論。自身が購入した品種は魚沼コシヒカリ[注 2] などの高級米に分類されるものではなく、一般的な品種とされるあきたこまち[注 3] を購入したと明言し、購入量も家族構成から考えれば不自然ではないと主張。その過程で編集部へ電話し、記事の事実確認と編集部の見解などの質問を行った。その動画内におけるFLASH編集部の見解にて白い字幕(テロップ)で表示された主なコメントは以下の通りである。

「家族3人で米8Kgは買い占めに当たる」「宮迫氏を中傷する意図はまったくない」「お国のためにFLASH誌を発行しているわけではない」

ただ、両者平行線をたどり、宮迫側は編集部の見解を確認したうえで「記事内容に問題があったとして謝罪してほしい」と主張したが、動画内でのFLASH側は「記事に問題ない」の一点張りであり、編集部による謝罪はなく、議論は平行線のまま通話を終えた。そのため、動画のまとめとして「このような記事を書いている雑誌を信用しないでほしい」とし今回の週刊誌の言動を批判するコメントで終わっている。

動画公開後、SNS上ではFLASHの記事および言動に批判が殺到した[12][13]。8キロという量は同氏の家族構成から考えると一般的な購入量であり、量を考えれば金額も不自然ではないとSNS上でも指摘された。また、買い占めについても、不要不急の外出を控える状況なため、結果的に購入量が増えることも考慮すべきと擁護されたり、1kg700円という紹介も何を基準にして算出したかは不明なことから、高級米と分類するには無理があると批判された。

脚注

注釈

  1. ^ 定型記事の場合、タイトル側のデジタル時計の上にも写写丸のマークが入っている。写写丸のポーズは100種類以上あり、記事の内容によって使い分けられる。
  2. ^ 魚沼コシヒカリの仮渡金価格は、新潟県産の一般コシヒカリに比べて1俵(60 kg)あたり5000 - 6000円程度高い値が付くことが多い。
  3. ^ 一般的に見れば、作付面積では常時上位を維持し、流通量が多いため、魚沼コシヒカリなどの特別なブランドと比べれば安価なことが多い。一応、あきたこまちでも一商品としての金額の差異や購入量が多いがゆえの高額化なども考えられるが、それは別の問題なため、ここでは省略する。

出典

  1. ^ 「ショーケン写真誌の“顔”に」、1986年10月18日付け、『中日スポーツ』15面。
  2. ^ “写真週刊誌「FLASH」イメチェンで脚光のワケ”. ZAKZAK. (2006年3月31日). オリジナルの2007年11月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071128151203/http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_03/g2006033115.html 2013年9月5日閲覧。
  3. ^FLASH 恋人クン”. バンダイナムコエンターテインメント. 2014年2月5日閲覧。
  4. ^「フラッシュEX」休刊決定! 写真週刊誌一掃の前触れか!?”. excite.ニュース. 日刊サイゾー (2008年9月29日). 2013年9月5日閲覧。 “全2頁構成。当該記事の提供元『日刊サイゾー』本体に於ける掲載分は 全1頁完結
  5. ^ 「写写丸世代なつかしのボクらの『ロボダッチ』大全153」、『FLASH EXCITING』、2007年9月10日増刊号 / 「写写丸世代必見! 憧れのヒロイン23人に会ってきた!」、2010年8月17日・24日合併号 / 「写写丸世代34〜47歳に聞いた、仕事、住い、家族…被災者108人『俺の本音』PART1」、2011年5月17日号 など。
  6. ^ 「写写丸探検隊 地球の裏側 ガラパゴスに行ってみた!」、『FLASH』1134号、2011年 など。
  7. ^テレビ“真夏の暗闘”日テレ24時間テレビvs.フジ27時間テレビCM料金、タレントのギャラ…マル秘原価をスクープ入手!!”. FLASH. 光文社. 2013年7月30日閲覧。
  8. ^ “日テレ、『24時間テレビ』メイン司会・嵐のギャラ支払い報道否定”. ORICON NEWS (オリコン). https://www.oricon.co.jp/news/2027649/full/ 2013年8月16日閲覧。
  9. ^ “「FLASH」最新号、発売中止”. ANN NEWS (テレビ朝日). https://www.tv-asahi.co.jp/smt/f/geinou_tokuho/hot/?id=hot_20140908_220 2014年9月8日閲覧。
  10. ^ “写真誌「FLASH」が突然発売中止はなぜ? 米女優の流出ヌード掲載のためか、それとも・・”. J-CASTニュース (J-CAST). https://www.j-cast.com/2014/09/09215449.html?p=all 2014年9月9日閲覧。
  11. ^ 宮迫博之、1kg700円の「セレブ米」こっそり買い溜め smart-flash.jp 2020年3月31日電子版掲載
  12. ^ 「家飯食べないか家計に興味ない人だな?」 宮迫博之さんを中傷する『FLASH』記事に批判集まる getnews.jp 2020年3月31日電子版掲載
  13. ^ 宮迫さん“盗撮”騒動:FLASHという「いじめ雑誌」は必要か? agora-web.jp 2020年4月3日電子版掲載

関連項目

外部リンク