「Gaze」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:
「gaze」とは・「gaze」の意味
「gaze」は、動詞で「見つめる」「凝視する」、名詞で「視線」「注視」などの意味を持つ単語である。
「見る」を意味する単語には「watch」や「see」などもあるが、それぞれ微妙にニュアンスが異なる。「watch」は「変化するものや動いているもの」を観察する場合に用いる単語で、「見る」よりも「観る」というニュアンスに近く、例文としては「I like watching movie.(私は映画を観るのが好きです)」となる。「see」は「自然と視界に入ってきたもの」が見える場合に使われる単語で、「I can see an airplane over there.(あそこに飛行機が見えます)」など、目を開いていれば見える状態で使われる単語である。一方「gaze」は「驚きや関心をもって」見る場合に使われる単語で、例としては「She gazed at him favorably.(彼女は彼を好意的に見つめた)」など、意識的に見つめる場合や視線を外せないような状態で見る場合に使われる。
「gaze」のスラングとしての意味
「gaze」としてのスラングはないが、-erを付けた「gazer」が「凝視する人」という意味となるため、「警察官」を指すスラングとして使われることがある。
「gaze」の発音・読み方
「gaze」の発音記号は「géɪz」で、「a」を「エ」よりも狭く口を横に開いて発音するため発音する場合は「ゲェイズ」となる。カタカナ表記では「ゲイズ」。
「gaze」の語源・由来
「gaze」には2つの語源があり、ひとつは印欧語根で「崇拝する」という意味を持つ「ghowe-」が、ゲルマン祖語で「注視する」を意味する「ga」に変化し、gazeとなったという説である。もうひとつは、現在は使われていないが15世紀後半ごろまで存在した「見つめる」という意味の「gaw」が変化したという説で、単語の意味に加え語源や由来なども解析するオックスフォード英語辞典にgazeの語源として掲載されている。
「gaze」の覚え方
「gaze」は、2人の男性の同性愛者「gay's(ゲイズ)」が「見つめ」合っている状況をイメージすると覚えやすい。
「gaze」と「stare」の違い
「gaze」と「stare」は、どちらも日本語訳では「見つめる・凝視する」となるため使い分けが難しい単語である。この違いはgazeが興味を持って見つめている状態を表現していることに対し、stareは同じ見つめるでも「じろじろ見る」というニュアンスが強い。ポジティブとネガティブにイメージすると分かりやすく、例えば美術館に展示されている作品や好意を持っている人を見つめる場合はポジティブな「gaze」、行動が怪しい人物をじっと見る場合や驚いて凝視する場合に用いるのがネガティブな「stare」となる。
「gaze」の類語
「gaze」と同じ「見る」を意味する単語は数多くあるが、ニュアンス的には意識的に見ることを表現する「look」が類語に挙げられる。
「gaze」を含む英熟語・英語表現
「gaze at」とは
「~をじっと見る」の意味。「I gaze at the sea.(私は海を見つめる)」のように使う。
「eye gaze」とは
「視線」を意味する表現。「eye gaze point(注視点)」や「eye gazing detection(視線検出)」など専門用語としても使われる。
「stargaze」とは
「空想する」「星を観測する」という意味の動詞。「Let's stargaze together.(一緒に星を見ましょう)」のように使う。
「male gaze」とは
「男性のまなざし」を意味する視覚芸術上の分析・批評に使われる概念のひとつ。イギリスの映画研究者であるローラ・マルヴィによって作られた表現。
「gaze」を含む用語の解説
「GAZE(写真集)」とは
写真家の西田航が制作する写真集のこと。2023年2月現在でvol.6まで出版されている。
「gaze」の使い方・例文
「gaze」には「見つめる」という意味があるが、話し言葉としては日常的にあまり使われる単語ではない。理由としては「gaze」には「熱心に見る」や「熟視」などの「長時間見つめる」というニュアンスがあるためで、日常的には類語である「look」が使われることが多い。「gaze」の例文としては「I'll gaze you forever.(あなたをいつまでも見つめていたい)」や、「He fixed his gaze upon her.(彼は彼女に視線を向けた)」のような表現で、会話よりも文章として使われることが多い単語である。